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【縮毛矯正×活性ケラチントリートメント】湿気で髪がまとまりづらくなる季節も気分良く過ごそう! ~くせ毛の種類とメカニズムを解説~ | 恵比寿 美容室 髪質改善

※2022年10月更新 ⌛

みなさまこんにちは。気候は突然夏に変わりましたが、いかがお過ごしでしょうか。恵比寿駅近くのヘアサロンOrBのナカセコミユキです。フリーランスのヘアデザイナーとしてお客様を担当させていただいています。
ライター業も少しだけたしなんでいるので、コロナ禍をきっかけにnoteを書はじめています。お時間がありましたら、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。


梅雨明けとともに急激な猛暑と湿気‥どうして髪がまとまりづらくなるの? | 恵比寿 美容室 髪質改善

今年の梅雨は短かく、極端に雨の少ない空梅雨だったこともあり、いつもGW中には矯正が必要な方たちも、6月半ばまでの涼しさと湿度の低さに「まだ気にならない」といった感じでした。

突然の猛暑と湿気、同時にくせ毛が目立つようになるのはなぜ?

髪の内部には、水分の保持が得意なたんぱく質と、水分を保つことが苦手なたんぱく質混在しています。くせ毛は、これらのタンパク質が均等に並んでいません。

タンパク質が偏って配置されているため、湿気を含むと髪内部の水分バランスがバラバラの状態となり、うねりが増長されるのです。また、毛髪が楕円形などのいびつな形をしていることも、くせ毛の特徴です。

くせ毛には、いくつかの種類が存在します。それぞれ性質は少しずつ異なり、ほとんどの人の場合、複数のくせ毛のタイプが混在しています。温暖化が進む昨今、日本の夏はすっかリ亜熱帯化してきています。

ストレートヘアのイメージが強い日本人ですが、実は、もともとの髪質が直毛という日本人の割合は、20%程度に過ぎません。つまり、約80%の方にはくせがあるため、湿度が高くなるとともにボリュームが出たり、うねったりすることに悩む人が増えるのです。

日本人に多いくせ毛の種類は大きく分けて3つ | 恵比寿 美容室 髪質改善

梅雨明けとともに一気に気温と湿度がはね上がり、汗をかく季節がやってきました。強い陽射しと空気にたっぷり含まれる湿気のコラボレーションが、これまで隠れていたクセ毛を覚醒させます。

クセ毛のタイプによって、目に見える状態がどのようなくせなのかは変わってきますが、自分でどのタイプのくせ毛なのかを見極めるのは難しいはず。どのタイプのくせなのか詳しく知りたいときは、担当の美容師さんに質問してみるといいかもしれません。

くせ毛タイプ【1】 波状毛の特徴とは?

日本人にいちばん多いと言われているのが、波を打つようにうねる波状毛(はじょうもう)です。波状毛の場合、湿気が多い雨の日などになると、うねりが強くなり毛先がハネるなど、まとまりづらくなるのが特徴です。湿度が低い時期は、ニュアンスとしてデザインに活かすことも可能なくせ毛です。

くせ毛タイプ【2】 捻転毛の特徴とは?

波状毛の他に、日本人のくせ毛に多いのが捻転毛(ねんてんもう)だと言われています。捻転毛とは、髪の毛1本1本がらせん状に捻れた状態の髪を指します。触るとざらざらとした感触があり、捻れた部分は細く、髪の状態はダメージを受けやすい状態にあります。波状毛とは逆の性質で、乾いた状態でくせが出やすいため、ダメージによるチリつきなのか、くせ毛によるものなのか見分けにくい髪でもあります。

くせ毛タイプ【2】 縮毛の特徴とは?

強く縮れた状態のくせ毛です。日本人には比較的少ないタイプですが、部分的に縮毛(しゅくもう)が混ざっているケースも少なくありません。触るとパサパサしていて、水分を含みにくいのが特徴です。

ダメージは気になるけれど、縮毛矯正で美しいストレートヘアになりたい! | 恵比寿 美容室 髪質改善

OrBのスタイリストはそれぞれキャリアも長いので、各々メインで使用する薬剤が異なります。その中で縮毛矯正剤だけは、カラーシャンプーでおなじみのメーカー、シュワルツコフのファイバープレックスストレートで意見が一致。
ブリーチをしている人ならば、ファイバープレックスという言葉に聞き覚えがあるかもしれません。縮毛矯正やブリーチは、髪に大きな負担のかかる施術です。ファイバープレックス最大の特徴は、施術によるダメージを軽減して髪を強化することです。施術後の枝毛や切れ毛を削減する効果は98.6%におよぶとメーカーが公表しています。

[引用元:Schwarzkopf Professional]

ファイバープレックスストレートの特徴をもっと詳しく

縮毛矯正後、髪のダメージが気になるケースが多いのは、施術の過程で髪に負担がかかるためです。ファイバープレックスには、施術中の負担を軽減するさまざまな成分が含まれています。薬剤そのものによる過剰な負担が軽減されるほか、高温アイロン施術時の熱と摩擦から髪を保護するオイルを配合していたり、くせ毛特有の水分保持力に片寄りがある髪構造に対しても、均一に薬剤が浸透します。

従来の矯正よりダメージを減らせるだけでなく、施術後のくせの戻りを最小限に抑えられるのも魅力です。髪に過度な負担をかけずに、これまでの縮毛矯正剤よりも自然でツヤのあるしなやかなストレートに仕上がります。

縮毛矯正にまつわるネガティブなイメージ

従来の縮毛矯正は「毛先が自然に丸くおさまらない」「乾燥しやすくなり髪が硬くなったように感じる」など、縮毛矯正でクセの悩みは解消できたものの、他の悩みは抱えたままといったケースが少なくありませんでした。

かなり前になりますが、mixiでくせ毛の方が集まって情報交換できるようなコミュニティに参加していたことがあります。そのコミュニティをきっかけに、当時、多くの方がお客様として実際に来店してくださいました。どの方も、縮毛矯正をかけても真っすぐに伸びない、1回シャンプーするとくせが戻ってしまうなど、さまざまな悩みを抱えていたのです。

理想的なストレートヘアを目指して、馴染むまでの時間やくせの戻り、扱いやすさなどをその都度ヒアリングし、もっとも適した薬剤を選定してきましたが、パワーのある薬剤に頼らざるを得ないのが現実でした。

デリケートな状態のエイジングヘアに、これまでと同じパワーの薬剤を使い続けるのは望ましいことではありません。そのような課題をクリアにしてくれたのがファイバープレックスストレートなのです。

デリケートなエイジングヘアには、縮毛矯正と活性ケラチントリートメントの同時施術がおすすめ | 恵比寿 美容室 髪質改善

縮毛矯正+髪質改善ストレートを同時に施術

美容室で使用している薬剤は、年々進化してきています。サイエンスの進化よって新しい技術が取り入れられ、10年前とは比較にならないほどよい薬剤が登場しています。

縮毛矯正と髪質改善トリートメント(活性ケラチン)を同時に施術するメリット

ヘアケアの効果を最大化するには、早めのお手入れが大切です。髪の負担を軽減する縮毛矯正剤を使用すると同時に、髪内部を整える髪質改善トリートメント(活性ケラチン)を同時に行えば、これまでの縮毛矯正後とはまったく違う手触りに仕上がります。

髪質改善トリートメントを組み込んだぶん、通常よりも時間がかかりますが、ツヤツヤな仕上がりに長時間座り続けたお尻の傷みも一瞬だけ吹っ飛んで行くでしょう‥(笑)写真のお客様は、一見くせ毛ではないように見えます。湿度が高くなると、うねりが出てまとまりにくくなるのが波状毛タイプのくせ毛の特徴です。

beforeの日はカットと白髪染めのリタッチ、1週間後に縮毛矯正と髪質改善トリートメントを同時に施術しました。施術後の写真を見ると、矯正前は髪1本1本のうねりが重なり、ボリュームが出ていたことが分かります。うねりが伸びたぶん、長さが数センチ伸びたように見えるのは縮毛矯正あるあるですね。

毎年梅雨時期から夏だけは、縮毛矯正をかけているといった方も多いのではないでしょうか。うねりやボリュームがデザインとして活かせる時期は、くせ毛を活かしたスタイルにして、手に負えない時期だけストレートにしてあげるのもスタイルチェンジのひとつとポジティブに捉えてみてはいかがでしょうか。

お手入れしやすい髪は、手間と負担を減らしてくれる | 恵比寿 美容室 髪質改善

毎日ストレートアイロンを使っているのなら、矯正をかけてしまった方が日々のダメージを重ねないで済むといった考え方もあります。家電量販店やネットで販売されているヘアアイロンも、最近では高温設定できるものが多くなっています。温度を高く設定すると、髪がスムーズに整う反面、髪内部ではたんぱく質の硬化が引き起こされます。

毎日のお手入れが知らないうちにダメージにつながっていることも

インナードライの状態が進んだ髪はゴワゴワとした手触りに変化し、滑らかさを感じられません。髪を乾かしたあと、できるだけ髪内部に潤いを残すためには、これと逆の発想が必要です。ドライヤーをかける際は、できるだけ低温、できれば冷風に設定してあげたほうが、インナードライを防止できます。

年齢とともにお化粧品が合わなくなってくるように、30代後半から40代、50代と、髪の状態は短期間で状態が変わります。自分に合うお手入れ方法を見つけるために、何かしらの違和感を感じたら、担当の美容師さんに相談してみましょう。職業名に『師』が付く私たち美容師には、髪のお医者さんとしての使命もあるのです。

最後までお読みくださりありがとうございました。
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