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[サービス業に携わる全ての方へ]明るいお客様から英気を頂け!!

「お客様」には当然のことながら様々なタイプがいます。年齢、職業、性別その他諸々。その中で僕たちが一番深く「英気をいただく」べきお客様のタイプの話。

・スタッフの爆笑を生むお客様

・明るくて損なことはない

・僕たちは多彩な心境を受け止める力が必要


スタッフの爆笑を生むお客様

昨夜、埼玉から社員旅行で札幌に来ているという男性2人組のお客様がご来店されました。着席早々、会話のやり取りがあまりに息ピッタリすぎてびっくりしたんです。


「僕、ワインは苦手なんですけど高いワインなら飲めるんですよね」

「金持ちかっ!」


文面で見ると大して面白くないかもしれないですが、ボケ担当の後輩さんとつっこみ担当の先輩さんは阿吽の呼吸とでも言うんでしょうか、絶妙なタイミングでボケをかまして、絶妙なタイミングでユーモアに溢れるつっこみをするんです。2人と過ごした時間は僕と後輩の女の子にとってこの日一番の笑い声をあげた時間でした。


バーテンダーになったきっかけを聞かれたので、「モテると思ったからです!」と即答したら後輩さんが「○○さん(←先輩の名前)、チャラい仕事の3Bって知ってます?」という話題を出してきました。

先輩は本当に知らなかったらしくて、「わからん」といって何やら考え始めました。

「B・・B・・ビリヤード選手!」

「確かにモテそう!スポーツではないんです」

「スポーツじゃない?B・・B・・バスケットボール選手!」

「確かにモテそう!てそれスポーツやん!」

というやり取りをずーーーっと繰り返してるんです。僕は思いましたよ。「明るいな、この人たち」って。あと、「お笑い芸人?」とも。


明るくて損なことはない

暗い性格が災いして人生うまくいかないことが多い人は沢山いると思います。僕もその一味です。ですが、明るくて人生うまくいかない人っているんですかね?周りの明るい人を思い浮かべてみてください。不幸オーラを身にまとっている人っていなくないですか?いないですよね?明るい性格ってだけで人が寄ってきている感じしませんか?

ルックス的にイケメンじゃなくても、とびっきりの美女じゃなくてもモテモテの同級生とかいませんでした?パッと見のルックスよりも人に響くこと、それは「明るい性格を持っている」ことだと今までの人生を過ごしてきて心から思います

明るい人は周りに大きな影響力を持っています。笑顔にできるとか会話が弾むとか元気が出るとか。

明るくて損することって特にないんです。むしろ得でしかないんです


僕たちは多彩な心境を受け止める力が必要

バーテンダーもそうですがサービス業全般に当たり前に言えることですが、お客様の中にはこういった明るい人ばかりではないですよね?ひとりで下を向きながら商品を探している人もいれば、ずっと表情を崩さずにとっつきづらそうな空気を醸し出してる人もいます。

そんなお客様にだって僕たちは立ち向かっていかなければいけません。そして「良い店」「良い店員さん」という称号を獲得しに行く必要があるわけです

ということはですよ、僕たちの気持ちが基本的に明るくなければ上手に対応できないと思うんです。暗いお客様には暗くあたってももしかしたら仲良くなれるかもしれません。でも、明るいお客様だったら全然魅力的に感じてもらえないと思います。逆に暗いお客様に明るく接することは善だと思います。その人の中に少しだけ灯りをともすことができるかもしれないですし、本当は笑いたいと願っているかもしれません。ただ気軽に笑える環境がないという理由だけで閉じこもってる可能性もあります。(元不登校生の僕には似たような経験があります)


なので、根っからの明るい性格の持ち主であれば別にいいんですけど、サービス業に携わっている人はちょっとでも明るく振る舞う術を身に付ける必要があると思います。なので一番手っ取り早いのは「明るいお客様から英気を頂くこと」だと考えます。だって、その人たちと話していたら気分が良くなります。良くなりますよね?笑ったら楽しい気分になりますよね?


僕は本当に根は暗いんですでも人様から笑いのひとつも取れるようになったんです。その原因は紛れもなく「お客様から英気を頂き続けてきたこと」に尽きます。そしてその英気は徐々に自分の血となり肉となっていくものです。明るい人と出会ったら思う存分その周りの空気を吸っていいだけ吸収してしまうのが後の人生に役立つと信じてやみません。




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