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アーリーリタイヤ生活。疲れにくくなった肉体、記憶力の回復。

会社を辞めて4ヶ月が経ちます。
幸い、危惧していた「やることが無くなって虚しくなる」という心境には今のところなっていません。
サラリーマン時代から計画していた日課を過ごし、毎日があっという間に過ぎています。
今回はこれまでの生活の変化心身の変化について書きたいと思います。

【生活の変化】

1.やめたこと

・飲酒
・飲み会
・車の運転
・ゴルフ
・朝食のパン(米飯に)

2.はじめたこと

・12時間断食(週2日)
・断捨離
・散歩(5km/日)
・英語リベンジ
・投資に本腰
・長時間の読書

【身体の変化】

・体重の減少は▲6kg
・体力アップ
・アレルギー症状の改善
・記憶力の改善
お酒や飲み会をやめたら学生時代の体重に戻った。
また、おなかを壊すことが無くなった。
週2日の断食をすれば膨満感が消え去り、腹まわりの肉も着実に落ちる。
「グルテンフリー本」に刺激されパン食から米食に。
アレルギー(花粉症と皮膚炎)が軽減されたように感じる。
毎日の散歩は体力アップにつながり、疲れにくい身体になった。
激務のマルチタスクで大きなダメージを受けた記憶力は回復を実感。
一時期は前日の晩飯メニューを思い出せなかったが、今では一週間分は覚えている。
これはお酒をやめたことが大きいと感じる。

【心の変化】

・待てるようになる
・熟睡
・話すスピードがゆったり
・文化的な日常がよみがえる
行列には絶対並べない性格だったが、今は全く気にならなくなる。
開店前から並んで食べた神保町のカレー屋にはまた行きたいと思う。

神田古書センター二階の「ボンディ」のビーフカレー。まずはお通し的に出てくる皮付きのジャガイモにバターをつけスプーンで食う(左上)。
口内で適度に溶けるダイス状の牛肉と、深い味わいのルーが絶品。ライスに溶け込むシュレッドチーズは隠し味に欠かせない。

劇的に寝つきが良くなり、朝までぐっすり眠れるようになった。
お酒をやめたことと、散歩による適度な疲労が熟睡の要因と思われる。
睡眠が量と質の面で改善されたことは記憶力の回復に大きく影響していると感じる。
自分が話すスピードがゆったりした感じになった。
久しぶりに友人と会ったときは、相手の話すスピードについていけなくなりそうだった。
断捨離の一環で学生時代に読んだ本を再読している。
時間を気にせず、ゆっくり文章が読めることがとても嬉しい。

【心身の快復】

30年に及ぶサラリーマン時代の生活はかなり心身に負担を掛けていたと思います。
今はストレスがほぼ無くなり、心も身体も軽くなったと実感しています。
疲れにくくなった肉体と、記憶力の回復が何より嬉しいです。
また読書の趣向は、使い捨て的なハウツー本や新書から、じっくり読める文学に変わってきました。

最後に。
再読して、今の自分が感じ入ったアメリカ文学とその一節を紹介したいと思います。

【ソロー「ウォルデン(森の生活)」】

作者のHenry David Thoreauは170年前の「元祖自由人」みたいな人です。
ハーバード大を出たソローは生まれ故郷に戻り、今で言うフリーターになります。
1845年の夏、彼は町から離れたお気に入りの森に小屋を作り、2年間の自給自足の生活(実験)に入りました。

私は自分の実験によって、このようなことを学んだ-----。
もし自分の夢に自信を持って進み、想像した生活を生きようと目指すなら、予想もつかなかった成功に行き着くだろう。
彼は何かを背後に置き去り、見えない境界線を越える。
そして新しくて普遍的な、今までよりもっと自由なやり方が、自分の内と外に作られはじめる。
今までの古いやり方は拡大され、寛大に解釈される。
そうやって、彼はもっと高い段階の秩序のもとで気ままに生きることになる。
もしあなたが空中に楼閣を築いたとしても、失敗するとは限らない。
楼閣はそこに存在すべきものなのだ。

ウォルデン(森の生活)

以上は、
30年以上前の学生時代に、自分が折り目をつけていたページの一節です。
私はその頃からこのような生活を夢見ていたようです・・・


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