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#043 宿題を朝見る理由

 宿題の必要性等は置いといて、私は宿題を毎日朝見るようにしている。しかも、登校した子供一人一人を並ばせて、その場でチェックする。それには、理由があり効果も感じている。

効果① 必ず、一人一人を会話ができる。

 一人一人の宿題を子供の目の前でチェックする。その時に、日記や宿題のやり方をネタとして会話をするようにしている。すると、そこで必ず子供との会話が生まれる。朝の時点で学級の全員とコミュニケーションを図ることができる。これが朝チェックする一番の理由である。
 教師との接触回数が増えることは、教師への信頼や学級内でのいじめの軽減にもつながるため、かなりの効果がある。私が、なんだかんだ宿題を採用している一番の理由である。

効果② 教師子供共に、宿題の費用対効果を最大限にできる。

 教員になりたての頃は、宿題をチェックすることが残業の大きな要因となっていた。朝30人程度の子供達の宿題をチェックしたり会話をしたりするためには、1人あたりの目安は、長くて30秒である。そうなると必然的に宿題を早くチェックする必要がある。繰り返していくうちに、これができるようになり始業時刻には宿題はチェック完了となっている。
 これは、教師の働き方改革につながっているだけでなく、宿題の効果を最大限発揮する方法だとも思っている。以前の私のように、宿題を預かり丁寧に修正し、後日返却しても子供達は訂正された部分を見もせず、本当に訂正を促したい子供には届かない。しかし、目の前でチェックすると教師の訂正は口頭で済み時短になり、子供達も訂正箇所をすぐに訂正することができる。

注意点

 朝宿題をチェックしているといっても、早く出勤しているわけではない。私は、基本始業の20分前に登庁し、15分前に教室に入る。そして、そこから15分間で宿題を見るようにしている。また、始業時刻以降の提出された宿題は基本見ないようにしている。そういった子供とのコミュニケーションは、「未提出」を前提とした声掛けを行い取るようにしている。始業時刻以降のチェックは行わないことを徹底している。ここが曖昧になってしまうと勤務時間内の仕事(主に授業)に影響が出てしまうため、徹底し、その旨を子供達にも伝えている。

まとめ

 今回は、宿題を「朝」チェックする方法や効果についてまとめてみた。それぞれのやり方で問題ないと思うが、私は、子育てをきっかけに仕事の費用対効果を常に考えるようになった。家庭の時間を確保したい一方で、クラスの子供達の成長も保証したいと考えたどり着いた方法である。とても、お勧めできる方法なので、試しにやっていただけたらと思う。では!

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