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古いパソコンにはlinux?


古いパソコンにはlinux?


Linuxの記事を読んでいると、
古いパソコンにLinuxのディストリビューションをインストールして例が多い。
Linuxには数多くのディストリビューションがあるけれど、
多くはUbuntu系かDebian系である。
古いパソコンにLinuxのOsをインストールして、それを記事にする人の意図はなんだろうか。
これは、windows11が出ると、やはりサポート外のcpu搭載のパソコンへインストールしたがる人がいるから、古いパソコンで新しいosを試してみたい気持ちは分かる。
ただ、できたら、そういう風潮はできる限り少なくなって欲しいというのが私の希望である。

古いパソコンでlinuxを動かして何かいいことがあるの?

ubuntuやlinux-mintには、OSを動かすための必要スペックが公表されている。
そして、推奨スペックと言うの同時に記載されている。
例えば、必要スペックならCPUがCore2duoでメモリーが2G、推奨スペックはcpuがi3以上でメモリーが4Gになる。
必要スペックの動作は、もっさりしている。
推奨スペックのパソコンでも、快適とまではいかない。
できたら、ubuntuやmintを動かすとき、Ryzen7でメモリーは16Gは欲しい。
今このスペックなら6万円くらいで購入ができる。
これくらいのパソコンの性能なら、かなり快適に利用することができる。
そして、ubuntuもmintも「良いよ。」と、胸を張り自信を持って言うことができる。
しかし、古いパソコンでそれなりに動いても、ubuntuやmintをおすすめする気にはなれない。
それは、快適なパソコン生活を保証できないから。

distrowatch.comではどうなんだろう

distrowatch.comはlinuxを含めた、windowsとmac以外の人気osを見ることができる。
https://distrowatch.com/
ここには、linux関係の人気OS順位を確認できる。
2023年現在その中で6位という人気なのが「Pop!_OS」である。
このOSはubuntu系で、「System76」と言う自社パソコンのOSとして使用されている。
推奨ノートパソコンのスペックは、最新のcore Intel i5でメモリーは32Gである。
これは一番低いスペックである。
「Pop!_OS」はubuntuに比べると、スペックの要求は高い。
これは、快適にosを使ってほしいと言う「System76」の願いからくるものだろう。
日本のパソコン環境は世界の中でも恵まれている。
しかし、ことlinuxに関して言えば、古いパソコンの再生用OS扱いである。
macやwindowsは最新のOSとして扱われ、linuxは中古パソコン用として扱われている。
最新のlinuxディストロの数々は魅力的だ。
そして先進的でもある。
それなのに、扱いは中古OS!なんじゃこりゃ!

止めてほしい、低スペックパソコンでのlinuxの扱い

実用的にパソコンを使うと時、快適さは必要だ。
使えれば良いと言う考えでは、OSの能力をまるで発揮させていない。
20年くらい前では、osが起動するまでの間に、トイレ休憩に行ったり、珈琲ブレークをしたりするのが当たり前だった。
実際8MBや16MBのメモリーでは無理があった。
256MBの時代も長かった。
だが、今はメモリーが8Gで普通になった。
起動時間も、十秒足らず。
これが当たり前である。
わたくしの友人の中には、年賀状作成用のために未だwindowsXPパソコンを使っている奇人がいる。
年賀状に特化した利用法だ。
友人に言わせると、XPパソコンではインターネットに恐ろしくて接続できないそうだ。
それはそうだろう。
年賀状作成のためには、低スペックパソコンも役立つけれど、
Linuxで普通のパソコンライフを満喫するには低スペックパソコンは止めた方が良い。
年金生活者だからこそ、快適なパソコンライフを選択してほしい。

夢見たいなことは夢で終わり

いつか、この古いパソコンが、再び使えるのではないか、
年金生活者の中には、そんな希望を抱いて、古いパソコンを捨てられないでいる人も多いようだ。
同じように、古いフィルムカメラを捨てられない人もいる。
いつか、フイルムカメラ用にデジタルパック(フイルムケースと同等のおおきさ)が、開発されて再びフイルムカメラが利用出きるようになると夢を見る老人。
あったらいいけれど、実際には商売にならないだろう。
個人としては、確かにサイズの小さいOSが出てきたらとは思うけれど、
今はOSのサイズを気にしなくてもいいほど、メモリーもストレージも大容量になった。
古いパソコンでlinuxを入れたり出したりするのも良いけれど、
一体それでどういう楽しみがあるのか、考えた方がいいだろう。

実用的ということは快適と言うこと

自分の所有しているパソコンのスペックが低かったら、まずはメモリーやストレージを入れ替えよう。
i3やi5i7のcpuなら、世代が古くても、メモリーとストレージを増設すればまあまあ使える。
メモリーは最低でも8G以上、ストレージはSSD、usb3.0やHDMIスロットがあれば、さらに良い。
linuxの好きなディストロをインストールして、ネットサーフィンや,youtube再生は問題無し。
そして、実際に使って見ましょう。
古いパソコンでlinux遊びをしている人は、日常的にそのlinuxosを使っていません。
ただ、起動するかどうか楽しんでいるだけ。
普段使いで、どうだったのかの方が、linux初心者は一番知りたいのです。
例えば、動画編集ソフトのkdenliveのubuntuでの使いかってはどうなのか、
エディターなら、どのエディターが使いやすいのか、
linuxでlineは使えるのかとか、知りたいことに答えられるのが大切ではないだろうか。
この辺のことは、linux使いの課題。

linuxのことを学ぶにはlinux搭載パソコンをメインに使おう

linux初心者に限らず、linuxでまず一つディストロを選ぼう。
迷ったら、ubuntuかmintで良い。
一番いけないのは、opensuseが良いと聞くとopensuseに代える、fedoraが良いと聞くと,fedoraにまた変更する、こういう使い方はお遊びで終わるだけ。
まずは、定番のubuntuかmintで行くのが一番。
ubuntuならgnomeでmintならcinamonバージョン。
そして利用するソフトは標準のソフト。
これで、1年以上は使ってみる。
使えば使うほど、そのディストロの良さが分かってくる。
その頃になって、初めて本当のlinux初心者になるのである。
年金生活者は、これくらいの努力ができる時間の余裕がある。
時間を使って、本気でlinuxを勉強してほしい。
linuxを勉強するだけで、世界が必ず広がる。
これは確かだ。
低スペックパソコンを捨てて、linuxを学ぼう!

旗じいの話を聞いてくれてありがとう。
linuxに関心のある人は多いけれど、linuxがインターネットの記事のネタになっているのは気になる。
linuxを使っているぞ、linuxのことを知っているぞ、そう自慢話見たいな記事をかいている人もいる。
残念なことだ、実際linuxを使いたいと思っている人に快適なlinux使用法を広めて欲しい。
旗じいは、linux100パーセント生活である。
LINUXに触れて20年以上である。
最初の頃は不自由もしたが、どんどん進化して、今は非常に使い易くなった。
ぜひ、linuxに触れてほしいな。

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