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未来を切り開く力:やめスマ研究所のチャレンジ~活動内容(ワークショップ)編~

「やめスマ研究所」は、強い田舎を創りたいという想いを軸に地域課題を解決するため、地域で活躍するプレーヤーたちに横串を刺し、それぞれのありたい理想の未来を実現するために立ち上がった団体です。八女には魅力的な資源もありますが、課題も多くあります。まず、本記事ではその目標に向けて「やめスマ研究所」の立ち上がった背景や活動、ゴールについてパート毎に紹介します。

③活動内容(ワークショップに関して)
いつも読んで頂いている方も初めての方も本記事をご覧頂きありがとうございます。
今回からは昨年から始めた活動の内容に触れていきたいと思います。
まずは昨年1年で行った活動の振り返りを~ワークショップ編~と~ステークホルダーMTG編~の2回に分けて投稿しますのでよろしくお願いいたします。

まず、今回はワークショップ編ということでどういった内容のワークショップをどういった想いで行ってきたのかを語っていきたいと思います。

・ワークショップ実施内容
まずはどんなワークショップを行ったかとその内容を簡単にご紹介します。

「2030 SDGs」カードゲーム
「2030 SDGs」はSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをカードを用いて体験するゲームです。そのため、ゲーム内でSDGsの目標を1つ1つ勉強するためのものではなく「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」や、「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」を体感的に理解できるようになっています。

「2030 SDGs」カードゲーム


「コミュニケーション・グラフィック®」体験
「コミュニケーション・グラフィック」は会議や会話の内容をライブで記録し可視化することでコミュニケーションを促進させながらより深い対話が行える場づくりに寄与するコミュニケーションツールです。
やめスマ研究所のワークショップでは体験版ということで子供から大人まで参加できる内容に落とし込み、絵で未来をイメージする場づくりを行っています。

コミュニケーション・グラフィック®体験

「SDGs de 地方創生」カードゲーム
「SDGs de 地方創生」は名前の通りカードゲームを通して地方創生について考えることが出来るゲームです。中でもSDGsの考え方をヒントとして地方創生における”全体性”や”対話と協働”の重要性を体感的に学ぶことが出来ます。

「SDGs de 地方創生」

2022年度は上に挙げた3種類のワークショップを月1回のペースで開催し、計9回行い、延べ参加人数としては約200人の地域の皆様にご参加頂くことが出来ました。

「2030 SDGs」カードゲーム
コミュニケーション・グラフィック®体験

・ワークショップ開催の狙いと想い
そもそもワークショップを開催することになった経緯を想いの部分から紐解いていきたいと思います。

前2回の記事でも触れたように「やめスマ研究所」は持続可能な強い田舎を創るというゴールに向けて既に地域で努力してあるプレーヤーの横串をさしたいという想いから設立されました。
ですが、設立したはいいもののこれまで関わりがある業種以外の方や、市役所職員の方、地域の皆様にどうお声がけをしていくか。そしてそもそもこういった活動が受け入れてもらえるのか。という悩みや不安が大きくありました。

そこで、まずはつながりのある方にお声がけしそこから仲間の輪を広げていこうという方向性で進むことにしました。
そのためにも参加しやすくて、かつ、気づきを得ることが出来るそんなワークショップを出来るといいねという点で先に挙げた3種類のワークショップを行うことにして以下のルールづくりを行いました。

ワークショップ開催の目的は「忙しい日常の中で一度立ち止まり、地域の未来をイメージするきっかけをつくる」ことと「強い田舎を創るために共に動いて下さる仲間づくり」に設定し、”出入り自由で否定なし”というルール設定のもとで場づくりを行ってきました。
正直なところ開催するまではこのような活動を行うことに対するネガティブなイメージを拭いきることが出来ずにいました。
ですが、ワークショップに参加頂く方から様々な意見を聞くことで徐々にネガティブなイメージがポジティブなエネルギーに変わるぐらい皆様から地域に対してや活動に対してのポジティブな意見を頂くことが出来ました。

そんなポジティブなエネルギーが伝播したのか、「コミュニケーション・グラフィック」体験の回を市報の表紙に取り上げて頂くことになり、子どもから大人の皆さまがつくった成果物を市役所の正面玄関に飾らせてもらうことにもつながりました。
素直に嬉しかったし、市報掲載から新しく仲間になってくれる方が増えるなど様々ないい影響があることに驚きもありつつ、怖がる前にやってみることの大事さにも改めて気づくことが出来ました。

ワークショップの様子を八女市報で掲載頂きました



個人としてもチームとしても、また団体としても非常にいい経験でしたし、
このような素晴らしい反響があるのであれば3回で終わらせず年度末まで走り切ろうということで、結果的に2022年の7月から翌年の3月までの計9回走りきることが出来ました。
本業もある中でのタイトなスケジュール感で動いていたので正直しんどい部分や至らない点も多々ありましたが、充実感とともに成長を実感できるくらい濃い活動をすることが出来たので個人的には始めて良かったと素直に思いますし、もっと同じくらいの年代の方を巻き込んで一緒に活動したいなという想いも沸いてきました。

昨年度はワークショップを通して幅広くつながることを目的に活動してきましたが、今年度は昨年巻き込めなかった方を巻き込むために様々な企画を用意していますのでその内容も今後記事にして投稿したいと思っていますのでそちらも楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

ここまで読んで頂きありがとうございます。今回はやめスマ研究所の活動(ワークショップ)について語らせていただきました。次回はステークホルダーMTGの紹介をしたいと思います。

良ければ是非そちらも読んで頂けると嬉しいです。


執筆者:宮﨑 悠輔
やめスマ研究所 所長
佐賀県武雄市出身 2018年に八女に移住。
ワクワク出来る未来をイメージしながら地域で活動中。

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