空花 庵

そらばな あんです。文を書きます。よろしくお願いします。 優しく扱って下さい。かまって…

空花 庵

そらばな あんです。文を書きます。よろしくお願いします。 優しく扱って下さい。かまってもらえると少し喜びます。

最近の記事

どうやら長いタイトルをつけた方が目につきやすいらしい

 誰にも読まれない文書に意味はあるのか…… という事をつい考えてしまう。この文章に果たして意味はあるのか。書き上げても誰も読まないなら意味なんて無いんじゃないのか。  それでも誰かに何か伝えたければ書くしかない。 きっと此処にいる人たちは同じような事を考えながらどうにか書き出し始め、つらつらと書き納めているのだろう。  伝えたいことや残したいこと、楽しんでもらいたくておかしな文を敢えて書くなど動機は様々だ。それならば自分は何が…目的なのだろう…?私は何が目的でこの文章をはじめ

    • 読む緑茶

      お茶でも飲みますか?現実には出せないですけど……とりあえず書き出してみます 外側は波打つ形をしている湯呑み、色は白に波の凸の部分は深い青…どうやら陶器製のようだ。微々と汗をかき始めたそれを手に取る。心構えより僅かに湯呑みの外周はわずかに大きい、そしてひんやりとしている。手から熱が奪われ、垂れて落つ結露が指の側面を濡らす。とはいえ湯呑みが床へ滑り落ちる事はなく、そのゆったりとした溝がぴったり手に収まる。内容液をみる。薄若緑をした透明な液体に3つの氷が角を出している。腕に揺られ氷

      • 溜め息

         はぁ。一体何回目のため息なのか、数えるのをやめてから暫く経つ。時々、いやかなり頻繁に、他人の幸せに押し潰されそうになる。街行くカップルや、小さな子供を連れた家族、そんな幸せの象徴の様なそれを見ると…どうしようもない劣等感に襲われ、その眩しさに目を細めるだけでは足らない。いつの間に人の幸せが、自分の不幸になったのか。いつからそれを見ない為に、視線を地に這わせて歩く様になったのか。  はぁ、またため息を吐く。どこで得た情報かはもう定かではないのだがため息を吐くと幸せが逃げるらし

      どうやら長いタイトルをつけた方が目につきやすいらしい