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『陰陽師0』観てきたよ〜

どうも柴島です。

夢枕獏さん原作の『陰陽師』が好きなので『陰陽師0』を観てきましたよ。
私の中では未だに安倍晴明といえば野村萬斎さんのイメージが激強です。

時々原作を全巻読みたいなと思いつつも巻数がなかなかあるので買ったら再び本棚を整理しないといけないという地味な問題があり悩んでおります。
電子版で揃えるのも一つの手だとは思っていますが…電子版も良いのですがやはり物理書籍派です。

『陰陽師0』は少し前に観た実写版『ゴールデンカムイ』に引き続き主演が山崎賢人さんです。
相変わらず顔が良かったです。「美」です。

街並みから花まで何までVFXがすごい映画でした。
もうなんでも再現ができるんですね、改めてすごいなと思わされましたよ。

そしてありありと従来の陰陽師が活躍する映画とは違う作品を作るぞ!という気骨を感じる映画でした。
まだまだ若くて少し嫌な感じがする晴明が将来飄々とした感じのおじさまになるのかと思ったら感慨深いものがありました。
今こんな感じのキャラが後々こんな性格にとかこれが後々の伏線に…というのを味わうのが前日譚の醍醐味ですよね。少なくとも私はそうです。

映画を観た後は

・蠱毒(単純に好き要素)
・死体に躊躇なく触れて死因を探す晴明と死体に触ったことを知って穢れだ!と一斉に晴明から離れる生徒たち
・北村一輝さん
・染谷将太さんの博雅

が印象に残りました。とくに二個目の穢れ云々は晴明が変わり者だということが分かるうえにやはりあの時代は死が持つとされている穢れの影響力が強いんだなということもハッキリ分かるシーンでとてもよかったと思います。
そして今回の博雅はちょっとだけどんな風になるのか不安でしたが杞憂でした。真っ直ぐかつ素朴な感じの博雅という感じでとても良かったです。
やはり博雅はいい男ですね。

北村一輝さんが好きなのでキャスト一覧を見て名前を発見した時は嬉しかったです。爽やかな役から腹黒い役まで似合う名俳優さんですよね。
今作でもなかなかアクの強いキャラを見事に演じられております。個人的に『シグナル』に出演されていた時の北村一輝さんがすごく好きです。

公式サイトで読むことができる用語集やプロダクションノート、私より先に観た方の感想を読んだ感じからなんとなく分かっていましたが、昔公開された映画『陰陽師』や原作とは結構テイストが違いました。
あの独特のおどろおどろした雰囲気や事件そして雅さが合わさったような世界観や物語と異なるので今作を観て思っていたのと違うな…と思いながら帰宅した方もいるのではないでしょうか。
たしかに面白かったけど、常識では考えられない不可思議な事件を二人で解決するパートをもっと観たかったなぁとは思いました。

けど、ラストのシーンと晴明&博雅コンビお馴染みのあのセリフが聞けたのでそこが最高でした。
あのシーンだけでお金取れます。

どのシーンかピンと来た『陰陽師』ファンの方は観に行ってはいかがでしょうか。


それでは今回はこの辺で。さようなら。

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