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美しい心は、箱根駅伝の苦しさ楽しさに潜む目標設定のコツを知りました

毎年、箱根駅伝を見て、死闘のモチベーションはどこから湧いてくるのだろうと思いながら美しい心でテレビ観戦していました。

関係者の姿を見てその謎は、人間の本質を突いた目標設定にあることを知りました。

人間の本質とは、ヨハン・ホイジンガのいった「人間とは遊ぶ動物」(ホモルーデンス)という言葉にあります。この本質が刺激されてモチベーションになっているのです。

選手に限らず関係者の全てが、熱中して真剣に取組んでいる表情や声から、感情が伝染してモチベーションのサイクルが回り出しているのです。

例えば、観戦者が、声援を上げることによって、聞こえた全員が敵味方の関係を越えて死闘のモチベーションを共有します。

面白い現象は、自分の声援で自分が高揚すること。自分も一緒に走りたくなると言う人もいます。

目標設定のコツは、選手本人のみならず関係者全員を巻き込んで、真剣に「遊ぶ動物」を楽しめる仕掛け造りにあると知りました。

合理的マネジメントで、仲間と励まし合う練習の積み上げや、家族の支えによって生活環境が整い、選手の潜在意識としての思い込みが、箱根駅伝の楽しさとして自動コントロールされているのです。

潜在意識は、人間の行動の90%強を占めるというのが通説ですから、練習は本来苦しいものですが、その苦しい行為が自己実現となり存在感で充たされれば生きる意味となり、幸せな気持ちとなるので続けることができるのです。

闘志のモチベーションは、目標が競争相手も含めて「遊ぶ動物」を体現できる仕掛けに設定されて、箱根駅伝を走ることは楽しいことと「思い込む」潜在意識に書き換わったことにあります。

この楽しい感情が、関係者全員の美しい心となり、私も感染できていたことに感謝しております。

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