定年世代の開運は解釈の切り替え

　定年をきっかけにして、物事に対する解釈を切り替えできれば、開運の方向に向かうことができます。 例えば、塞翁が馬という諺には「落馬したことが幸いして、兵隊に入れず、難を逃れた」という開運の話で、運には、良いも悪いもないという解釈の仕方を教えてくれます。 20万年前に突然変異で誕生したホモサピエンスの認知革命と言われる本能上の強みです。心理学や行動経済学が研究の対象にしている現生人共通の本能です。 人間共通の強みとして、物事に関する認知を変えることができることです。捉え

定年世代は、第二の青春時代

何歳になっても開運の努力をして、最後まで生きる意味のある人生を送った人は、定年世代を第二の青春時代のように過ごしています。 例えば、安藤百福翁は61歳で究極の加工食品と言われるカップヌードルを開発し、97歳まで長生きしました。 「時計の針は、時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのです」の名言を残しています。50～60代に青春時代のような情熱で走り回り、最後まで開運の努力をした祝詞のような言葉です。 ところが、定年世代は、思い通りにならないことを自分は運が悪い

定年世代は緊張感を失っているので、仕事の動機付けができず、パフォーマンスが得られません。 例えば、定年世代は、１を聴いて10を知る経験を持っていますが、経験知のイメージに取り憑かれて緊張感が湧きません。 緊張感を持てば、危機意識が経験を足がかりにして、強みが発揮されます。

定年世代にとって、人生の失敗の予防知識は、成功法則より絶対的に価値があります。 例えば、失敗は再生できないほどの健康や金銭の問題を引き起こす。中高年には時間的に再生のチャンスを失う。 年金受給年齢が下がったので、割増の付く年金と非課税貯蓄の組合せベストマッチングを考えねば。

開運の鍵は、喜んで努力することができる生活習慣あります。 例えば、伊能忠敬は、地図の作成にお金と時間を使う努力を17年間続けた。 客観的に見てとんでもない努力です。 努力は、生きる意味や、幸せ感をもたらす過程であったのです。 開運は、喜んでする努力する癖にありました。

定年が孤独を感じたら開運の信号

　仕事で孤独感が大きくなったら、開運のシグナルとして受け止めて、長く続く将来に向かって、自分の居心地の良い場所を見つけるか、若しくは自分が変わるか、によって開運の機会とするときです。 サルトルは「孤独を感じるのは、悪い仲間といるからだ」といいます。ロビン・ダンバーは「友達の数は30歳をピークにして加齢によって減少する」といっています。 定年世代は、自分を社会が受け入れしてくれないことを心外だと思っていませんか。若い頃は、マズローの最高欲求を実現することが夢であったのに

責任が軽くなって縮む脳ミソ

責任感をなくすと、記憶力の中枢である海馬のサイズが小さくなると、生理心理学が警告しています。 海馬が責任を処理しているのです。 例えば、定年が近くなると役職から外れ肩書きがなくなり、かつての部下から指示や指導を受ける立場に変わります。すると、見下されたように思い自尊心が傷つき、自己効力感を失います。 サラリーマンの責任が軽くなるということは、存在価値がなくなることです。 過去の貢献は無視され、最大の侮辱を受けたと、偏った認知をすることによって、恨みを持ち腹立たしくなる

定年というキーワード

サラリーマンは、このキーワードに取り憑かれていると思います。 なぜ、気になるのでしょう。 本人が、自分の言葉で説明できる解決をしていないからです。 中高年は、人生後半の長旅に向けて、年金をベースにした老後の生活費を計画して、成りたい自分になる準備をする歳です。 年金の支給が、65歳からとなったので、誰もが、定年60歳以降の5年間働き続けて65歳を迎えたいと考えます。 また、2023年4月に年金の繰り下げ受給開始年齢が75歳まで延長され、高齢者の働く意欲が高くなりまし

ネガティブは選択肢の間違い

世代を越えてフラットに繋がると、気持が豊かになります。 74歳の私の繋がりは、10年ほど家族や趣味の会に固定化し、減少を続け、寂しいものでした。 それが今回、私は若返りました。 理由は、地元で、教育支援をする若い世代のグループに参加できたのです。 使命は、パパママの子育ての支援です。 少子高齢化社会対策として生き甲斐を感じて、気持ちが豊かになりました。

8年間、無職になって、何をやっても孤独を感じ、74歳でまた現役に復帰したくなりました。 鳥は権利があるから飛ぶのではありません。羽根があるからです。 人は権利があるから仕事するのではありません。役割を負うと元気になるからです。 皆さんへパンのみでは生きれないことを伝えたい。

無職は、フィクションの中で生きている感じで、何をしても空虚でした。 ボルテールは「人は権利があるから働くのではない、悪から逃れるため」といってますが、…。 私は、リアルに仕事をしてドキュメンタリーに生きた方が快感です。 快適のことを生物学的に幸せといいます。

７つの習慣が目指すのは、著者の挨拶にある「自らが変化になれ」です。 心理学では習慣は性格になると教えます。性格は開放性、誠実性、外向内向、協調性、神経症傾向の5つに分類され世界共通。 世界共通の信頼と協力によって、誰もが自ら変わって平和な大集団になる習慣を、誰か指導して。