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バイクに乗りたい#02

 適性検査を受けて来ました。
事務所で元気良く「適性検査を受けに来ました!」と言いました。
(言ってと言われたから)
案内された部屋は、教壇方向に低くなって行く段差に固定式の椅子と
机の並ぶ大学の講義室に似た造り。
一定の距離を保ち座る入校生たちは、卒業間近の高校生と春休みの
大学生ばかり。
皆さんさすが現役です。筆記用具をしっかり用意してました。
なのに、やっちまったな、BBA!!
試験なんてウン十年前に卒業しました。
だから持って行かなかったんですよ。
筆記用具。
BBAの頃の自動車学校の先生は、怖ーい人ばかり。
(車の運転は自分と他人の生命を左右する作業だから当たり前
とも言えます)
怒鳴られるのは日常茶飯事。
そういうトラウマ?を持っていたので、

「何?筆記用具を持って来てないだと?帰れ!」

と、言われるのではないかと内心冷や汗でした。
けれど、検査官の先生は貸し出すボールペンを用意していたのです。
先生の背後にあふれる後光を見ました。

しかし、車の免許を取るときに受けたったけ?
米粒大の脳みそにそんなメモリは残っていません。
不安に思って前の日にネット検索をしてみると
「警視庁方式運転適性検査K型」
を多くの自動車学校で採用しているとのこと。

内容は
1状況判断力 動作の正確性 動作の速さ 行動抑止性 神経質傾向
2回帰性 感情高揚性 攻撃性 自己顕示性 非協調性 情緒安定性

……心理テストみたいなものかしら?としか思わなかったのです。
ですが、配られた用紙の最初の説明文に書いてありました。
「全力で答えてください」
全力ですよ!!こんな文言が入る説明文初めてでした。
で、実際受けてみて簡単に言うと

1脳みその反復横跳び、もしくは脳みそスマッシュ。
2自分探しor性格判断。でした。

書き終えた用紙を先生に渡した頃にはもう自分は明日のジョー
(真っ白に燃え尽きた)になっていました。
でもね、もうね。アレですよ。
もう少し頭が回っていたら入校手続きの時に聞いてたと思うのです。
「適性検査に何を持ってくれば良いですか?」って。
これって状況判断ですよね。
結果見るの怖。

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