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ブラジルの新世代が作る未来型サンバ

56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第34弾!

「sincerely hot」 domenico+2

2002年発売

本日紹介するのはブラジルの新世代ムーブメントの先駆けとなったアルバム。

ブラジル音楽と言えば過去の記事でも何人か取り上げてきました。

ボサノバ誕生世代の後に出て来たイヴァン・リンスのトリビュート集。

そしてその次に出て来た奇才レニーニのLIVEアルバム。

その後の新時代に三人の若者達が登場します。

カェータノ・ヴェローゾの息子である、モレーノ・ヴェローゾ(G)とアレシャンドリ・カシン(B)。

そして名歌手イヴォール・ランセロッチの息子である、本日紹介するドメニコ・ランセロッチ(Dr)です。

この三人が+2という名義で、それぞれのソロアルバムを他の二人がホローする形でアルバムを制作するんです。

それぞれのソロ総て聞きましたが、持ち味が少しづつ違い、加えて新しいブラジルの風を感じ当時嵌ってよく聞いてました。

その中でも自分の好みはこのドメニコ+2です。

サンバを中心として、ラテン・JAZZ・ソウル・ボサノバの曲とバラエティー豊かな楽曲群です。

ドラマーなのでやはり一番拘ったのはリズム。

独特のリズム感で、打ち込みも多用して未来型サンバを作り上げています。

ゲストにアート・リンゼイを迎え、ミックスチャー音楽に色を添えてくれてます。

モレーノ+2の(タイプライター・ミュージック)と、カシン+2の(FUTURISMO)も、捨てがたい名盤なので合わせてお聞きくださいね。

全曲上がってましたので、皆様に。


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