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【映画】『プリティ・ウーマン』洗練と自立を求める姿

私は映画を多く観る方ではないので、それゆえに映画を観た時の情景やその時の気持ちをよく覚えている。

ジュリアロバーツ演じる娼婦ビビアンとリチャード・ギア演じる実業家のエドワード・ルイスの恋愛シンデレラストーリー『PRETTY WOMAN』
1990年の作品。
テーマソングは、Oh,pretty woman 曲が流れるだけで、映像が浮かぶ。

いくつか印象に残っているシーンがある。
娼婦のビビアンが、エドワードから食事に行くためのドレスを買うように言われ、その身なりから、高級ブティックから入店を断られる。
その姿を見たホテルの支配人が、機転をきかせて、ドレスを準備し、さらに周りの人達に助けられ、洗練されていく。
見違えるような姿で、ロデオドライブの高級店で両手に抱えきれないくらいの買い物をする姿が印象的。

この映画を観たのは、20歳の看護学生の時。これから社会に出て行こうとしている頃。
私はビビアンが洗練し自立していく姿に自分の姿を重ねた。

娼婦のビビアンがエドワードと出会い、今まで見たことがなかった世界を自分の目で見て、人との関係を感じて、自分の足で立ち、学校で学び、自分でお金を生み出し、自立しようとする。

これから看護師という資格を取り、手に職をつける(古い言い方)。
親や他人に頼らず、人間的にも経済的にも自立していくんだと、自分の姿を重ねていた。

この映画の公開される数年前に、男女機会均等法が制定された時代の影響もあるのかもしれない。
まだまだ、お金を稼ぐのは男性、女性はこれからどんどん社会進出が進んでいくような時代で、自分もそのひとりだくらいに思っていたのかもしれない。

影響を受けたのは、生き方だけだはない。

ラストシーンは、デニムをはき、白Tシャツに紺ブレを着たビビアン(ジュリアロバーツ)
シンプルだけど、知的でスタイル抜群。
映画の最初は、露出の多い娼婦のスタイルからラストは凛とした姿に見事に変わっている。
階段を下りてくる姿、表情もキラキラとして希望に満ちた表情が印象的だ。

ファッションも影響をうけた。
もうここまできたら、読んでいる方もお分かりでしょう。
私、紺ブレを買う。
ジュリアロバーツの様にデニムに合わせたり、チェックのパンツに合わせたりした。
カジュアルにも仕事の席でも、活躍するので紺ブレはよく着ていた。
今でも紺ブレ・デニムスタイルは大好きなスタイル。

20歳の頃の強い思いで、仕事をしていた20代だった。







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