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2022/7/30 むち打ち事件当日・・・

とうとうこの日のことを書く記事となりました。心して書きましょう。

10:00 FAROで起床
11:30? 薄磯海岸到着 4人で海水浴
12:20 一瞬溺れかけてすぐ引っ張り出されるも首に痛みがじんわり
12:30 薄磯海岸を取材する二人組に私たちが取材される
12:35 すごーく痛い感じがしてくる
13:00 首から背中上部にかけて硬い下敷きが入っているような真っ直ぐに固まっている感じがする。シャワーを浴びる。
13:30 痛くて整形外科に連れて行ってもらう
14:00 整形外科でレントゲンを撮ってもらい診察される
15:30 整形外科を出る。彷徨いつつカフェへ行く
16:00 家族に相談し一旦栃木に帰ることにする
17:00 向かいにきてもらう
19:30 両親がいわき市に到着。衣装ケース1つ分を持って出発
20:00 閉まっているお店が多くて焦りつつおしゃれなお店へ行く
20:40? 昭和の歌謡曲を歌いながら帰ることで痛みを軽減
23:30? 就寝

水陸両用ズボンを履いて浮かれている私(左) 街中を半ズボンで歩くの初めてかもしれない

時系列を少し細かめに書いた。忘れてしまいそうなので。

先に大事なことを二つ。
①浮き輪を持っていくか,借りるかしよう
②海に慣れていない人は,その海岸の特性を事前に調べるなど予習をしてから行こう
今回は完全に海を甘く見ていた自分の失態で,登山の時のように2週間くらい前から(あるいは予定がなくてもいずれいくと踏んで)予習をしておくべきだった。薄磯海岸は引き潮がかなり強く,砂浜と海岸の境目あたりで既に体が自然と回転してしまうくらい引き潮の力が強かった。この小さな波でここまでの引き潮の力なら,もっと大きな波だったらどれほどの力になってしまうんだろうと,体を使って色々考えていた。

もう少し沖の方に近づいた。溺れる話が苦手な方はご遠慮くださいね。砂浜の方を見ながらさらにその引き潮の強さを感じていると,後頭部の上から大きな波がかぶさってきて,一瞬のうちに海に潜ることになった。それまで顔をつけていなかったし髪が濡れることもなかったので,びっくりしていると息ができないことに気づいてさらにびっくりしてもがいた。そしたら友達が手を引っ張ってくれて息がすぐできるようになった。驚き過ぎて笑っていたが少し首の後ろに違和感があった。手を当ててみても痛みが強くなることはなかったので放っておいた。しかし砂浜に上がって歩いていると違和感が大きくなっていった。

そこへ取材の人がやってきてなんか一言ありますかーというので「引き潮がえぐい」と呟いてしまったが,取材の方はきちんとされているので「引き潮の力が強くて驚いた」と綺麗に言葉を整えてくださった。ただ写真を撮られる際の顔が酷過ぎて「大丈夫ですか?」と二度声をかけられた。日差しが眩しすぎるのもあったが多分痛みもあったのだと思う。顔が相当に歪んでいて情報誌に載せられないレベルだったのかもしれない…。

車までの徒歩,車での移動中,3人が心配してくれて,夫や家族にも連絡した。これまでどこかしらが痛いのが当たり前の人生を送ってきたけど,首をやってしまったのは初めてで一生このハンデを背負うことになってしまったらどうしようと本気で思い詰めていた。とても悩んで症状悪化してから病院に行くくらいなら,軽症でも軽症ですって言ってもらって安心するために早めに病院に行こうという考え方なのですぐに整形外科に行くことにした。

こういう時,ゲストハウスの共同生活に感謝だ。みんなが口々に心配してくれて,水着をお風呂で洗うのをやってくれたり,病院への送り迎えをしてくれたり。家族もそう。みんなすみません,ありがとうございました! おかげで今は日常生活送れるくらいに復活しました。

整形外科でレントゲンを撮るとストレートネックのお手本のような形であることがわかった。本来人の首は湾曲しているものだが私は全く湾曲せず真っ直ぐになっていた。お医者さんは,波の力が強かったんですかね,薄磯は強いって聞きますよと教えてくれた。鎮痛剤,肩こりをほぐす薬,湿布の処方箋をもらって出る。その後お迎えに来ていただくまでの時間,どこかで時間を潰そうと彷徨い,トップ画像のカフェへ行き着く。この時だいぶ上半身が痛くて,息するだけで内臓の方が痛くなっていた。後少しだけ左肩が痛くなってきた。トイレも紅茶もあいさつも一苦労で,悲劇のヒロインモードに入ってしまった。人生通してどこか痛いタイプの人間なのに毎回大げさに反応してしまう自分も嫌なのだが,それは結果論で,毎回痛みに絶望している。嘘じゃない。

カフェで実家の家族に助けを求め,一時実家へ帰宅することが決定する。次の日は朝に一件,午後に一件やりたいことがあって,月曜日・火曜日にもやりたいことがあったのに軒並みキャンセルに。水曜日には千葉に帰って,木金だけ実家に帰る予定だったのに色々崩れてしまう。でもこういうこともしばしば今まで起きていたので,一つ一つ謝ってリスケしなければと少し冷静に考える。どちらかというとやろうと思っていたダイナミックなチャレンジが出来なさそうなことにショックを覚えるが,むち打ち体験はお金を払ったり時間があったりすればできるものではないので,これもまたいい勉強かと自分のご機嫌を取る。40代で首の怪我はまずいから20代のうちでよかったとか,自分の子供連れて子供に何かがある前に自分で経験しておいてよかったとか,色々考えて,全部ひっくるめてまあいいかと思う。

そしてコウノヤで荷造りをし,栃木へ。車の少しの振動でも痛みが走るし,背中を預けると変に力がかかって痛いので,2時間ずっと背筋を伸ばして座っていた。帰りの道中もレストランでもずっと姿勢が良いままで,普段猫背な分,かえっていいことをしている気分にもなった。

無事,壬生に帰宅し簡単に寝る準備を済ませて就寝。横を向かないと寝れない私だがこの日は疲れですぐ寝れた。

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