見出し画像

サンリブも変わる時代に。


大分人にとっての地元のスーパー

地元のマルショクが「リブホール」という新業態店舗に変わったのは去年秋のことだった。
ディスカウント業態ということでかなり安くなるのでは!?と期待したが、
改装後の新店舗に行ってみると正直ほとんど変わって無くて笑った。
僕が気づけた変化といえば安くてお世話になっていたプライベートブランド・Style ONEの取り扱いが終了し、くらし良好に鞍替えしたぐらいの変化だろうか。
多少内容は変わったが、まぁ普通に廉価菓子は買えるので許せるかなといったところ。
このゆるさがマルショク・サンリブだなぁと思う。
幼い頃の地元にあるスーパーといえばやはりマルショク、そしてジャスコ、ウエルマートなどだったろうか。
その中でも地元のお店感が強かったのがマルショクだった。
どうやら別府が発祥らしいマルショク。現在は中国・九州を中心に展開している。
かつてはマルショク、サンリブ、サンクなど様々なブランドがあったはずだが、現在はサンリブがメインとなりサンリブグループとしてやっているようだ。

地元高齢者が愛用

ダイエーが潰れ、ジャスコはイオンになり、ウエルマートはマックスバリュになり大分のスーパーも激動の時代を歩んだ。
その中でマルショク・サンリブは生き残ってきたわけだ。
正直、サンリブにこれといった売りがあったわけではない。が、とにかく地元のスーパーであり続けた。それ以上でもそれ以下でもない。
安さを求める人はやはり今はディスカウントスーパー・トライアルやイオン系のマックスバリュなどに行くし、かつてとは違ってディスカウントドラッグ・コスモスなどの新興勢力もある。
それでも今日もマルショク・サンリブには地元のじいちゃんばあちゃんで賑わう。安さを求める若い層は何がそこまでじいちゃんばあちゃんを引き付けるのかよくわからない。
けれど、長年培ってきた親しみや安心感は替えの利かない存在になっているのだろうなと思うようになった。
どこにでもスーパーがあるわけではない田舎でずっと最寄りの店舗であり続けた強さを日々、マルショク・サンリブに行くと感じる。

新ブランド「BUONO」の本気度

3月15日、サンリブの新ブランド「BUONO」2号店・萩原店が大分市にオープンした。福岡市に一昨年オープンした原店に続く出店となる。
最初、萩原店ができるといった噂を聞いたときに原店の次に萩原店ってないないと思っていたが、どうやら本当ぽいという話になり結構オープンまでは早かった印象。
地域密着をより強調した新ブランドではこれまでなかった量り売りをメインとしたゼロ・ウェイストスーパーのフォーアスも内包しておりサンリブの新たな挑戦の意気込みを感じる。さらにテナントには県内最大規模の無印良品も入っていてサンリブ本気だなと思った。
人口のパイの急減が予想されているこの田舎でしっかり地盤固めをしておきたいという意思表明のようにも感じられる今回の新オープン。
生き残りをかけてサンリブも変わる時代。大分人も変わらなければならないのではないかと何とも言えず感慨深いものがあるのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?