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Around Forty gay on the Kyushu Island

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誰かのせいにしたかった。

最近、自責傾向の強い若者が増えていると聞く。政府統計では15~39歳が若年層とされているらしいので今年39歳の僕もギリ若者だ。40代へのカウントダウンが聞こえる時期になってやっとわかってきたことがある。それは僕はずっと誰かのせいにしたかったのだということだ。 内向的な性格であることも他人からの頼みごとに嫌だと言えないこと、ゲイであることも田舎の長男であることもすべて自分で抱え込んでしまった。それは大きな間違いだったのだとようやく気付いたのだ。 思えば親への反抗期のない子供

    • 7年ぶりの鹿児島小旅行⑦。

      さつま狂句、味わい深すぎる番組 鹿児島3日目。最終日の朝。そして、鹿児島マラソンの朝でもあった。割と早く目が覚めて起き抜けにシャワーを浴びた。 テレビをつけると1チャンネルであるMBCにした。 日曜の早朝から味わい深い番組をやっていた。番組名は「さつま狂句」。 さつま狂句というのは鹿児島弁の川柳のことらしい。お国言葉のクスッとなるような川柳に愛らしい挿絵が添えられていてなんともほっこりな番組だった。 また中年女性アナウンサーと選者のおじいさんという朝の目には優しい画面が良す

      • 7年ぶりの鹿児島小旅行⑥。

        ようやくチェックイン&ドカ食い 15時、やっと待望のチェックイン。鹿児島中央駅近くのホテルに入る。 まだ全然あちこち行ける時間だけれど正直歩き疲れた。 とりあえずテレビはNHKをつけてバスタブにお湯をためる。 普段はシャワーですましちゃうから旅先ではお湯につかるようにしている。 チェックインする前にまた近くの山形屋ストアでさつま揚げの詰め合わせなどを買ってしまったのでそれらをいそいそと食べた。あとパック寿司と名物らしい山形屋のローストチキンも買った。明日死ぬんかっていうぐら

        • 7年ぶりの鹿児島小旅行⑤。

          城山行きをあきらめて 神社と博物館がある場所でグーグルマップを見る。 少し歩けば城山に行けそうだった。よし歩こう。 周りの観光客たちが右側に行っていたので僕は左側に。そちらにも細い道があるようだったのでそちらから登ろうと思った。 あんまり人が多いのも嫌だった。 しばらく行くと予想以上に細い階段が住宅街の奥に続いているのが見えた。 あぁ、あそこかと思い進もうとした時、若いお父さんと3歳ぐらいのやっと歩いている子が手をつないでその階段を上がっているのが見えた。 僕は一瞬迷ったが

        • 固定された記事

        誰かのせいにしたかった。

          7年ぶりの鹿児島小旅行④。

          ウォーターフロントパークでまた桜島を見る快活で迎えた鹿児島2日目の朝。 時間を無駄にはできない。朝から活動開始である。 まず天文館から桜島をより感じるためにウォーターフロントパークへ。快活から海を目指す。まっすぐな通りを行くとすぐに桜島が大きくなる。 公園前の駐車場では明日の鹿児島マラソンのためのクレーンカメラのセッティングが行われていた。カメラにはMBCの文字が。 あー明日ここ走るのかとスタッフの人たちが準備する横を公園へ。 ウォーターフロントパークはまだ人が少なかった。

          7年ぶりの鹿児島小旅行④。

          7年ぶりの鹿児島小旅行③。

          有料
          300

          7年ぶりの鹿児島小旅行③。

          7年ぶりの鹿児島小旅行②。

          鹿児島中央駅から繁華街・天文館へ太陽ヘルスセンターから今来た道を戻るようにまず鹿児島中央駅へ戻る。 起点をはっきりさせないと知らない街では迷ってしまうからだ。 荷物はだいぶ減らしたつもりだったが荷物が詰め込まれたリュックの重さが肩にのしかかる。ホテルのチェックインまではまだ4時間はある。 とりあえず天文館の快活まで移動することにした。鹿児島の繁華街である天文館までは歩いての移動。 市電に乗ればよかったと後になってから思うけれど、そんなに時間もかからないし歩いていこうとなった

          7年ぶりの鹿児島小旅行②。

          7年ぶりの鹿児島小旅行①。

          3月第一週の週末、鹿児島に旅立った。 以前、鹿児島に訪れたのはもう7〜8年前だったと思うので随分と久しぶりだ。 1月ぐらいに急にあの大きな桜島に会いたくなりホテルを予約した。初春の鹿児島ひとり旅。 九州新幹線で南国へ 毎度のごとく行く前に大枠は決めるが細かいことは調べずに鹿児島へ。 特急ソニックで大分から福岡まで出てそこから九州新幹線で一気に南下する。 今年開業20周年だという新八代-鹿児島中央間のイベントが来週あることを行く道すがら駅のポスターで知る。こういう時ちゃんと調

          7年ぶりの鹿児島小旅行①。

          I have no friends。

          高校の間、毎年4月の新年度頭は学校を休んでいた。 1、2日だけ熱があると仮病で休み、その後はほぼ皆勤賞で通った。 理由は簡単だった。毎年新しいクラスに馴染めなかったから。 そう、僕には友達がいなかったのだ。 「友達になってください」中学生の頃、近所のTSUTAYAに行ったときに知らない人に声をかけられた。 声をかけられたというか、突然「友達になってください」と言われた。歳は自分より上だったので近くの大学の新入生だったのかなと思う。 そんな変な容姿ではない男の子。とにかく顔が

          I have no friends。

          雨の博多で異人たちを観てさめざめと泣いた。

          雨のキャナルシティ博多で鑑賞大分からはるばる博多まで出てきてやっと異人たちを観た。 地元じゃ本当に心から楽しめないと思ったから。本当は朝一の回で観たかったが、前日の仕事が遅くて普通に起きるのが遅くすべての時間がずれ込み午後一の回で観た。 天神からキャナルまで歩いたけど、雨の博多も人がいっぱい。傘ですれ違うのも大変なぐらい。 キャナルの中も週末だからにぎわっていた。そんな中をひとりで初めてのユナイテッド・シネマに向かう。 期待値が高まりまくっていたここ一ヵ月結構ちょうどいい

          雨の博多で異人たちを観てさめざめと泣いた。

          都合のいいおじさんでいいのか。

          19歳現役体育会DDとあれから数回会っている。 毎度のようにカラオケに行き、たんと飯を食わせ、彼をちょっと気持ちよくさせて別れる。 最初はそれでいいと思っていたのだが。。。 彼を喜ばせることは僕の喜び?彼にとっての都合のいいおじさんでいることが僕にとっても都合がよかったはずだった。それは彼を喜ばせることが僕の喜びに変換されていたからだ。 しかし、会う回数を重ねるとちょっと違うのかもと思い始めた。 あんなに彼の下手なカラオケもたくさん食べる姿も愛おしく見えていたのに。 妙に我

          都合のいいおじさんでいいのか。

          飛んで目に来る春の虫。

          雑木林の中の山道から大野川沿いの道へ自転車で駆け降りる。 いい気持ちで風を受けていると突然目に違和感が。 僕の豆粒のような眼の中めがけて大きめの虫が入ってきた。 体感としてはテントウムシが飛び込んできたような感覚。めちゃでかい。 そして、痛い。 ホントによう、虫というのはアホやなと。目の前になんか来てんだから避けろよと。 そんなことを思いながらも僕は春になったんだなぁと感じる。 田舎の暮らしは虫との暮らしである。 春から夏にかけて一気に虫たちの活動が活発になる

          飛んで目に来る春の虫。

          アラフォーゲイの夢のような日曜日。

          その日もいつものように快活に引きこもっていた。何をするわけでもない。家にもいたくないから週末はとりあえず街に出て快活に引きこもる。 寂しいけれどこれが僕の現実。そう落ち込んでいた雨の日曜日。 19歳現役体育会男子大生からのお誘い幸せは突然訪れる。とりあえず立ち上げていたゲイアプリに通知が。 19歳?またふざけてる。最近こういうの多いんだよね。適当な海外のイケメンの写真を使ったゲイ版ロマンス詐欺。またその類かと思った。 実際カタコトの変なアカウントからお誘いが来たことがある。

          有料
          300

          アラフォーゲイの夢のような日曜日。

          太陽ヘルスセンターで心の芯から温まった。

          太陽のようにあっつあつのお湯3月某日。鹿児島市内にある太陽ヘルスセンターという温泉施設に立ち寄った。 3月に鹿児島に行こうと思いそれから市内のいろんなスポットを探していたらこの3月で閉店してしまう温泉が街中にあるというので訪れたかったのだ。 駅近くのホテルから歩いて15分。まぁまぁの距離はあったが建物を見た瞬間、当たりな気がした。 いろんなテナントの入った2Fだったので少し入り口がどこか戸惑いつつもなんとかたどり着いた。 受付には品のいいお姐さん。そのまま支払うのかと思ったら

          太陽ヘルスセンターで心の芯から温まった。

          中洲大洋でボーはおそれているを見た。

          消えゆく中洲大洋映画劇場2月某日、中洲大洋映画劇場で「ボーはおそれている」を見た。 3月末で老朽化のため建物が取り壊されるというのをネットで見てから気になっていた中州大洋。週末、福岡に遊びに行った際に立ち寄った。 中洲のドンキに寄った後、どこかなどこかなと思い歩いているとヌッと立派な建物が現れた。レトロモダンな雰囲気漂う中洲大洋映画劇場。 今どきのビルの間に挟まれそれはまるでセットのようにも感じられた。 中に入ると劇場自体を見ている人がもう結構いてあんまりじっくりは見れなか

          中洲大洋でボーはおそれているを見た。

          サンリブも変わる時代に。

          大分人にとっての地元のスーパー地元のマルショクが「リブホール」という新業態店舗に変わったのは去年秋のことだった。 ディスカウント業態ということでかなり安くなるのでは!?と期待したが、 改装後の新店舗に行ってみると正直ほとんど変わって無くて笑った。 僕が気づけた変化といえば安くてお世話になっていたプライベートブランド・Style ONEの取り扱いが終了し、くらし良好に鞍替えしたぐらいの変化だろうか。 多少内容は変わったが、まぁ普通に廉価菓子は買えるので許せるかなといったところ

          サンリブも変わる時代に。