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【オールドデジカメ】CONTAX Tvs DIGITAL コンデジにも名機はある

デジタルカメラの歴史はカメラ史全体
からすれば浅いが、それでも“名機”と
呼ばれるデジタルカメラは存在する。
そのひとつのが2003年に京セラから
発売された、今はもうなくなった
CONTAXブランドのTvs DIGITAL。

SDカードへの読込みが遅いとか、
液晶モニターが小さくて暗いとか、
いろいろと扱い辛さはあるけれども、
カールツァイスレンズを搭載している
というだけでも、そんな扱い辛さなど
帳消しにしてくれる魅力がある。


見た目はCONTAXブランドのコンパクト
フィルムカメラを踏襲した四角四面の
武骨なデザイン。コンデジと呼ぶには
ズッシリとしているが手に馴染む。

ちなみにシャッターボタンには人工多結晶
サファイアが使われていて、指先の感触が
気持ちいいのだが、そんなこだわりが妙に
嬉しかったりもする。


雨模様の天王洲アイル。
濡れたデッキの質感がよく写っている。


チリホットドッグのマクロ撮影。
派手ではないが、しっかりとした色乗り。


品川駅近くにある超低高架下。
奥へのボケ味もよい。手ぶれが残念。


CONTAXブランドを引き継いだ京セラは、
Carl Zeissも含めたブランド戦略と硬軟
使い分けた優れたデザイン性でデジタル
カメラ史の一時期を飾った。

CONTAX Tvs DIGITALは、透き通った写り
と過不足ない性能、そして硬派なデザインで、
コンデジのレジェンドとなり続けるだろう。

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