Shinozaki K.

カメラ=海馬

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最近の記事

【フィルムカメラ】Vivitar Ultra Wide&Slim 超・広角✖️軽量トイカメラ

2000年あたりから、LOMOのフィルム カメラなどを発端にトイカメラブーム なるものが発生していた。 特徴としては、プラスチックレンズでの チープなフィルム写真と、大手ではなく 聞いたこともないような会社から販売 されているインディーズ的な存在感が、 「当時」のサブカルリーダーたちから 支持されていたと記憶している。 Vivitar社は、結構歴史がある米国の メーカーのようだが、当時でもあまり 聞き馴染みのない会社名だった。 とにかく、コンパクトフィルムカメラ として

    • 〖CONTAX Tvs DIGITAL〗あなたの知らない九段の春

      桜とお堀の風景が美しい千鳥ヶ淵や、 桜の開花宣言の基準となる標準木が ある靖国神社。大学などの卒業式や 入学式が行われる日本武道館など、 春の九段は何かしら人が集まる季節。 それ以外にも九段坂周辺には、あまり 知られていないが、行ってみたくなる 隠れた名所がいくつかある。 大東京の中心地、江戸の名残も風情にて。 千代田区歌より

      • 〖OLYMPUS CAMEDIA C-2000Z〗昼間っから呑む赤羽

        「せんべろ」という言葉が定着してきて、 各地にそう呼ばれる飲み屋街が増えたが、 安さの他に、昼から呑んでいても罪悪感 をあまり感じずに居られる雰囲気も大事。 その代表格、赤羽。

        • 〖OLYMPUS CAMEDIA C-2000Z〗門仲お参り大衆酒場

          門前仲町は江戸から栄える繁華街。 神社仏閣のお参りだけでなく、 目移りほどに豊富な飲み食い処と 活気溢れる商店が並ぶ雰囲気は、 いつ行っても楽しめる。

        【フィルムカメラ】Vivitar Ultra Wide&Slim 超・広角✖️軽量トイカメラ

          〖Nikon F3/T〗飯田橋、神楽坂、漫ろ歩き

          千代田区から新宿区にかけての街並み。 神社や料亭街などが繁華街と並んで 散策できる風景は私のノスタルジア。 飲食店が多く、大学もあり学生の街としての 側面も持ち合わせる飯田橋、神楽坂界隈。 カメラをぶら下げてぶらぶらと歩くほどに、 いろんな被写体が発見できて楽しめる。

          〖Nikon F3/T〗飯田橋、神楽坂、漫ろ歩き

          〖CONTAX Tvs DIGITAL〗川越が残そうとするヘリテイジ

          川越には歴史的な建物が今も残り、 また歴史の空気を残そうとする意思 が街並みの演出に現れている。   実際と演出の交わった街の風景は、 川越の魅力のひとつになっている。 文化とは新旧が交わる時間と場所。 江戸から近代にかけて発展してきた 川越は歴史的な遺産保全だけに頼る ことなく新しい試みで「今まで」と、 「これから」がブレンドされている。

          〖CONTAX Tvs DIGITAL〗川越が残そうとするヘリテイジ

          〖Nikon F3/T〗東京の秘境 白黒の白丸ダム

          東京都のダムといえば、小河内ダムが 有名だが、その手前にある白丸ダムを 知っている人は、そう多くないだろう。   Nikon F3/Tに18mmの広角レンズを1本、 モノクロフィルムのILFORD DELTA 100 を装填して、JR青梅線鳩ノ巣駅から、 白丸ダム、白丸駅と目指す。 AI AF Nikkor 18mm F2.8Dでの撮影だが、 大自然を相手にするのに広角レンズは 頼もしい存在となる場面が多い。 1本だと心許ないかなと思っていたが、 18mm以外使いたいと思っ

          〖Nikon F3/T〗東京の秘境 白黒の白丸ダム

          【オールドデジカメ】FUJIFILM FINEPIX F31fd 神機と呼ばれたコンデジ

          名機と呼ばれるデジカメはあれど、 神機と呼ばれるものはそうそうない。 FUJIFILM FINEPIX F31dは、そう呼ぶ に相応しい写りを魅せてくれる、 今でも人気の高いコンデジである 2006年発売当時としても、見た目は 垢抜けない部類のデザインだと思う。 でもフジフイルム独自の武器である 撮像素子スーパーCCDハニカムでの 高感度の強さは当時群を抜いてたし、 電池持ちのよさはかなりよかった。 そして、さらなる神機たる所以は ストロボ調光の美しさかなと思う。 暗い

          【オールドデジカメ】FUJIFILM FINEPIX F31fd 神機と呼ばれたコンデジ

          【オールドデジカメ】OLYMPUS CAMEDIA C-2000Z カメラらしいメディア

          ノストラダムスの大予言に世界が 慄いていた1999年、当時デジカメ 業界を牽引していた中のひとつ、 オリンパスから発売されたのが、 CAMEDIA C-2000 ZOOM。 10万円を超える高級機としてチープに 見られがちだったデジカメを、既存の カメラマニアをも心酔せしめるカメラ らしいレトロなデザインと、開放F2.0 という明るいレンズを持ってデジカメ 揺籃期の名機として仕上げられた。 デザイン性と機能性を兼ね備えた グリップに象徴されるフォルムが、 他のカメラメーカ

          【オールドデジカメ】OLYMPUS CAMEDIA C-2000Z カメラらしいメディア

          【フィルムカメラ】minolta HI-MATIC 宇宙に行った大衆カメラ

          このカメラを語る上で欠かせないのは、 1962年、アメリカの有人宇宙飛行計画、 マーキュリー計画で宇宙に行ったカメラ というエピソードである。 厳密にいうと実際に宇宙に行ったのは、 OEM品でグローブをしてても操作できる ように、かなりの改造がなされている。 名機と呼ばれるカメラは、その性能や デザイン性が要因となることが多いが、 使われた歴史的な背景が、そのカメラ を世間に知らしめることもある。 しかもミノルタとしては後になってから、 飛行士が船内に持ち込んだことを知っ

          【フィルムカメラ】minolta HI-MATIC 宇宙に行った大衆カメラ

          【フィルムカメラ】Nikon F3/T 銀塩よ永遠に

          デジタルの利器を持って手軽に撮影する のもいいけれど、たまには機械いじりの 愉しみとしてフィルム一眼レフカメラで 写真を撮りたくなる時がある。 その長年の相棒がNikon F3/T。 このカメラ、偉大な工業デザイナーである ジウジ・アーロ氏のデザインであったり、 NASAでスペースシャトルに搭載されたり、 20年もの間に渡り発売がされていたりと、 エピソードに事欠かない名機である。 デザインもそうだが、自分が好きな所は、 手に持った感触だったり、少し扱い方が 難しいけど機

          【フィルムカメラ】Nikon F3/T 銀塩よ永遠に

          【オールドデジカメ】LEICA D-LUX4 ライカという名の欲望

          焦点距離25~60mmでF2~2.8という 2008年の発売当時としては高性能の 明るい広角ズームレンズを搭載。 当時、鮮やかな発色には心躍ったし、 開放でのボケ味もなかなかのもの。 さすがライカ。 と言いたいところだが、実のところ 中身はパナソニック製である。 多少の外観の変更と、もしかしたら 独自の画質のチューンがなされている かもしれないが、そこはファンタジー としておきたいと思う。 Panasonicのオリジナル機に比べて 倍近い価格であっても、赤い丸い ライカマ

          【オールドデジカメ】LEICA D-LUX4 ライカという名の欲望

          【オールドデジカメ】CONTAX Tvs DIGITAL コンデジにも名機はある

          デジタルカメラの歴史はカメラ史全体 からすれば浅いが、それでも“名機”と 呼ばれるデジタルカメラは存在する。 そのひとつのが2003年に京セラから 発売された、今はもうなくなった CONTAXブランドのTvs DIGITAL。 SDカードへの読込みが遅いとか、 液晶モニターが小さくて暗いとか、 いろいろと扱い辛さはあるけれども、 カールツァイスレンズを搭載している というだけでも、そんな扱い辛さなど 帳消しにしてくれる魅力がある。 見た目はCONTAXブランドのコンパクト

          【オールドデジカメ】CONTAX Tvs DIGITAL コンデジにも名機はある