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新聞|湊かなえ「C線上のアリア」

生きる。その言葉を自分の未来に重ね、輝いたものでありたいという願望を抱きながら、水辺で拾った石を丁寧に磨き、太陽にかざしてから積み重ねる。そんな日々を送っていたのは、私の人生において、いつから、いつ頃までだっただろう。

湊かなえ「C線上のアリア」

自分の未来だけを考えて生きていける時間は案外短いのかもしれない。良い悪いは別として。

湊かなえさんの新連載「C線上のアリア」。中3の夏に両親を亡くした女性が、かつて預けられていた叔母の家「みどり屋敷」を久々に訪れるところから物語はスタート。

ゴミ屋敷を片付けるネット動画が執筆を後押ししたそう。介護をテーマにしたミステリーということで、すでに不穏な空気が漂う初回。何かが起こるのは間違いない。ドキドキです。本日朝日新聞にて連載開始。

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