ドンゼン見てきた(ほぼソノイの話)
※ネタバレ注意
とても面白い映画だったと思う。ゼンカイジャーの面々はとにかく可愛くて癒しだったし全員で名乗って何が何だかわからなくなるところなんかまさしく“ドンゼン”だったしそもそも映画館でゼンカイジャーとドンブラザーズのみんなを観れることがもう感無量だったし本当に人生で最も濃密な60分だったと言ってもいいくらいいろんな感情を抱いたのだけれどもしかし。
しかし、最後のアレで全てが上書きされてしまった。
そういうわけで、観賞後の感想を一言で言うならば....…
「えぇっ、ソノイ....…ソノイ...…ソノイ...…」
だった。
一言っていうよりただただソノイの名前を連呼しているだけじゃないかって感じだけどとにかくそのくらいソノイのことしか考えられなくなった。
まず私はソノイとタロウの関係性が好きすぎるタイプのオタクだ。お互いにすみずみまでわかり合い、ライバルだからこそ信頼し合ってる感じ...…他作品を挙げるとしたらテニプリの乾と柳とか、跡部と手塚の関係性なんかも大大大好き。
そういった理想のライバル関係を丁寧に丁寧に、ねちっこいくらい、生き死にに関わるまで濃密に描いて人間ドラマを作り上げたのがドンブラ。なつみほ問題や脳人とドンブラメンバーの交流など人間模様の複雑さはドンブラの大きな特徴だ。その中で特にタロウとソノイは、それぞれの陣営の主人公格ということもあってか、ひたすら熱く、純粋に、真っ直ぐに、美しく描かれていたと私は思う。
今回の映画でもそれは強く感じて、人間であるがゆえの生々しさから目を背けないのがドンブラザーズの良いところなんだけど、悪いところもひっくるめて人間らしいドンブラ初期メンバーとの対比もあってか、決して豊かではないものの大好きなおでん屋を営み、他者の笑顔を自分の幸福と感じるソノイがなによりも尊い存在に見える。
そう、この映画、全体的にソノイがカッコ良すぎるのだ。私の最推しはソノイではなくソノニちゃんなのだが、映画見てる最中はさすがに「ソノイ、あんたがナンバーワンだ...…」とか思ったほど。
そうして観客のソノイに対する好感度を高めに高めてから最後に落とす...…
鬼畜の所業すぎるわ!!!!!
いやもうこれキンドン心待ちにするしかなくなっちゃうでしょ。視聴者をドンブラの呪縛から逃さないつもりか。縁結びパワー恐るべし。
しかしここで「1年後に持ち越しかよ、チッ」とはならないのがドンブラザーズのすごいところ。もちろんショックはショックだし映画館から出たあとも妙に足取りがふわふわして魂が半分抜け出したみたいな状態になったけれど、今の私はなんだかんだでそれほど悲観視していない。なぜなら、
「目指すはめでたし ドーンとハッピーエンド」
だから。
きっと、一年待っただけのハッピーエンドがそこにあるはず。そう信じて、一年後を楽しみにしています。
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