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イサム・ノグチの空間芸術を読んで②

同上タイトルの①をご覧になられていない方は見て頂くと幸い。見て頂いていなくても問題ございません。なんせ私自身記事の振り返りがめんどくさいたちでして(笑)。
では早速、書いていきたく思います。この本を読んで学びを得た内の2つの内一つの考察を書きたいと思います。

①幾何学な形態と有機的形態の関係は色でいう補色関係のように相反しながら調和のとれるバランスがとれること。

上記に関して自分なりの考察を書きたく思います。

①に関しては相反する関係性が全体でみると調和がとれるということです。
双方のサイズ感もありますが、直線的な規律ある形態に有機物のような自由な曲線はアクセントになり緩急につながる。

世の中にはいろいろな波がありますが、まさに単調な直線にアクセントを着けて波ができるような全体像が見えてきました。
これ、概念においても同じことが言えるんじゃないかと思うんです。 

規律やルールは、大切です。それがないと人の自由意思や暴力行使で権利が失われるから。けど、決めた規律などは人が決めたもので完璧ではありません。

直線的な規律に、ある種逸脱した有機的な意見は規律のアクセントになって波がたつ。するとその規律は動きを持ち出して、まるで止まった心臓が波打って息を吹き替えすように生きた規律になる。

私たちは時代と共に代わり行き、人間何かしらの変化をし続けているのに規律が変わらないなんておかしいと考えています。

人は生き物だから、生き物に愛がわきやすい。だからこそ、動きのあるものに心引かれるのではないでしょうか。
デザインから私はどこか概念を学んだ気がしています。

次回は、同上タイトル①で取り上げた気になった点の二番目の考察を書いて行きたいと思います。

面のゆりかごより

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