面のゆりかご

建築関係の人です。 長めの独り言を書いています。 notoの活用や、始めた理由は初投稿…

面のゆりかご

建築関係の人です。 長めの独り言を書いています。 notoの活用や、始めた理由は初投稿に記載してます。気になって頂ければ幸いです。

マガジン

  • 本を読んで、感想を書いて

    タイトルの通り本を読んで、その感想や学んだことをピックアップしてます。

  • 個人的なアウトプット

    個人的に感じたり、考えること。 あらゆる本からまとめて、現状行きついた結果を書いています。 いろんな人からのコメントで謝りを指摘いただいたり、新しい情報が増えると嬉しく思います!

最近の記事

残念な愛くるしい奴

「タイタンの妖女」というSF小説を読みました。 一読目ではなかなか理解の苦しい部分もありましたが、シニカルかつウィットに富んだという言葉が帯に書いてありそうなそんな作品でした。 なんといっても主軸になる登場人物、特に主人公はわりと残念な奴なんです(笑) とにかく運が強い家系に生まれ、この主人公でその運が消えてしまいます。この方は庶民では想像しきれないほどの財産を1日で失うというある種の才能すら感じるこの所業🧐 地球から始まり、地球で使いきったであろう運を他の惑星では運の

    • 私もうおばさんだから。に正解の返答はありますか?

      タイトルの通りです。 今だにこの言葉の正解がわかりません。 「そんなことないですよ!」 これだけでは言葉に信憑性がありません。 そんなことあるやろと、心の声が相手の 「いやぁ、ねぇ?」の中からじわじわ伝わって きます。 「そんなことないですよ!お若いじゃないですか」 「じゃぁいくつ?」 「…えー…」 その後の安牌な年齢当てゲームはいつ崩れてもおかしくないジェンガをデコピンで弾き飛ばすような緊張感がすごくあります。 (ちなみに皆さんは何歳下を狙いますか?私は5つ下を狙います

      • 器の大きさを測る物差し

        目に見えないものを目に見えないもので測るのは 困難な道のりになりそうです😔 私は別に自分の器はどれほどの大きさだろうと 考えてみたわけではありません。 このタイトルはある小説を読んで考え始めた概念です🤔 それは「キッチン」です。 吉本ばななさんが書かれた小説で、 この小説内にでてくるある言葉に感銘を 受けました。 ※この小説の感想を別記事に投稿してます。 この文章でその感想が気になる変わった方は是非 読んでいただけると幸いです。 すごく単純な気もしますけど、確かにその

        • 「キッチン」を介して人の温もりに触れる

          吉本ばななさんが書かれた小説です。 妻がこの本を貸してくれて読みました。 この小説は大きく3つの物語で構成されており、どちらも実際にありそうなヒューマンドラマです🤔 物語に共通して言えることは2つ。 一つは人間の喪失感に焦点が当てられ物語が進められている所です。 皆さんも人生の中で失ったものがいろいろあると思います。 大事にしていた宝物が失くなったり、飼ってたペットが亡くなったり、大切な人ともう会えなくなったり、ガッキーをロスしたり😔 その後のリアクション皆さんどのよう

        残念な愛くるしい奴

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        • 本を読んで、感想を書いて
          9本
        • 個人的なアウトプット
          7本

        記事

          「老人ホームで死ぬほどモテたい」という老後のギラつき

          タイトルでつい手にとってしまいました。 これは本のタイトルです😶 私は定期に読書感想文を学んだことのアウトプットかねて書いています。 私はこういうこういう日常のユーモアがとても大好きで(笑) ちなみにこの本は新鋭短歌集です。 タイトルからわかるとおりのパンチ力(笑) この短歌集の中から私が気にいっている短歌を 書いていきたく思います。 気になった方は是非購入して読んでみてください! たしかに。。妻がこう言ってると考えるとこの言葉が精一杯ですね(笑) ドシドシ行きます!

          「老人ホームで死ぬほどモテたい」という老後のギラつき

          猫のゆりかご②

          猫のゆりかごという作品を読んだ感想第2弾です。 私の記事では全てそうですが継続作品とはいえ、この記事単品でも拝読いただけます。 読んで頂ければ幸いです😄 さて、ボコノン教というトンデモ宗教がこの小説にはでてきます。 この宗教の経典第一節に書かれた文。 これから語られる全ての真実は真っ赤な嘘である。なんというパンチライン。 信仰者はいったい何を信じてこの宗教を選んでるのでしょうか。 この一節の後に書かれた主人公の感想。 あらゆる物事の全てに裏付けを求めるのは難しいでしょ

          猫のゆりかご②

          先入観は脳の働き方改革③

          この記事は題名の通り三部作目です🙂 しかし、この記事単品でも拝読できますので、読んで頂けれると幸いです。 記事①では先入観に対する疑問を。 記事②では先入観そのものを紐解きました。 記事③ではそこからの自分の先入観との向き合い方を書いて行きたく思います。 先入観、それは脳の働き方改革。 沢山ある決定事項に対して悩むという労力を減らすために編み出された労働改善システムです。 使わないとパンクしますが、頼りすぎると正確な判断とは程遠い答えに導かれたりします🥲 私はこのシ

          先入観は脳の働き方改革③

          先入観は脳の働き方改革②

          タイトルの記事の通り第②です。 先入観からの解放などさまざま言われている世の中。 しかし、そもそも先入観はいけないものなのか。 先入観が強くてはいけないと思う反面、自分に先入観がないなんてこともない🤔 ①では実体験をもとに先入観自体の疑問をかきました。 共感いただきやすい内容かとも思いますので、気になっていただけた方は①を。 ①読んでいただかなくてもこの②は拝読いただけますので、読んで頂ければ幸いです😃 さて、話は変わりまして。 世の中何事にも容量があります。 携

          先入観は脳の働き方改革②

          先入観は脳の働き方改革①

          先入観。認知バイアス。 最近よく聞く言葉ですね。 先入観から想起されるのは上司からの片寄った発言。他人からの安易な意見などさまざま。 自分はそんな人間じゃないのに、見た目だけで、経歴だけで判断される等々。 そんな事実がインターネットなどで世の中に知れ渡り、先入観の強いと言われる団魂世代に対して最近強く矛先が向けられてるように思えます。 ある二十代がこんなこと言ってました。 「上の世代の奴らって片寄った意見を俺らに押し付けて、納得いかへん理由をちゃんと伝えても断固として

          先入観は脳の働き方改革①

          すみません、お花に糞つけてきます。

          配慮ある言葉とは。 相手が気を悪くしないような言い回しをよく考えます。自分にその気がなくても受け取った相手が必要のない怒りに染まることを避ける為です。 しかし、これは受け取る側との関係性もあります。 さらに、受け取る側の理解力も求められると思い ます。 同じ物事でも言い回しで随分聞こえが違います よね。 トイレにたつ時、お花摘みにいってきますなんて人、正直見たことはないですが品よく聞こえますよね。 でもこれ、由来調べてみるとお花を摘む姿と、用を足してる様が似てるからら

          すみません、お花に糞つけてきます。

          住宅性能表示制度

          自分の本職に近い内容を今回初めて書きます😅 住宅を建てたい方などにしかこのタイトル名は引っ掛からないかと思いますが、見聞きしたことはありますでしょうか? これから新築、もしくは既存の物件改修等検討されている方は頭にいれておくといいかもしれません。 これは、住宅の性能における公的に認められた第三者機関からの性能評価であり、その評価書を交付してくれる制度です🧐 建物を建てる上で、気になる構造上の問題や、 劣化、断熱性などの品質確保の為にもうけられた 制度です。 しかし、こ

          住宅性能表示制度

          猫のゆりかご①

          好きな小説の一つです。 カート・ヴォネガット・ジュニアさんか書かれた 小説。皮肉的な表現が多く、そこがとても大好き です。 この小説で、一番好きな部分。そして学びを感じた部分を書いて行きたく思います。 この小説には「ボコノン教」という宗教が存在します。この宗教はこの話のなかで要でもあります。 この宗教の経典第1節。ここが堪らなく好きです。 そのまま引用します。(経典かバイブルか、どちらも明確には違うと思いますが、ここでは経典と表記させて頂きます。) 「わたしがこれから語

          猫のゆりかご①

          イサム・ノグチの空間芸術を読んで③

          これで、イサム・ノグチ最後の記事です。 ①や②をご覧になっていない方は読んでいただけると幸い。読んでいただかなくても、この記事単品でこの記事は簡潔しますので、問題はありません👍 どうぞよろしくお願いいたします。 さて、早速ですが①でこの本を読んで個人的に 心引かれた部分をピックアップしました。 ピックアップ数は本当は沢山ありますが、その中でも二つだけ。 その内の二つ目を本日は書いて行きたく思います。 2つ目は「数値を探していくという過程」です。 これは、イサム・ノグチが

          イサム・ノグチの空間芸術を読んで③

          真実と事実の違い

          皆さん、真実と事実の違いを教えてほしいと言われた時に即答できる自信はありますでしょうか? 言葉から物事の本質を知ることは幾度もあります。身近にあるツールは利用していても活用できていないなんてことは多々。 私が言語の面白さに気づかされるきっかけになった熟語です。興味がある方は是非お読みください。 参考文献はもちろん、国語辞典。「新明快国語辞典第八版」。こちらの国語辞典を参考文献とします。 早速、調べて行きたいと思います。 「事実」 実際にあった事柄として誰もが認めなければ

          真実と事実の違い

          イサム・ノグチの空間芸術を読んで②

          同上タイトルの①をご覧になられていない方は見て頂くと幸い。見て頂いていなくても問題ございません。なんせ私自身記事の振り返りがめんどくさいたちでして(笑)。 では早速、書いていきたく思います。この本を読んで学びを得た内の2つの内一つの考察を書きたいと思います。 ①幾何学な形態と有機的形態の関係は色でいう補色関係のように相反しながら調和のとれるバランスがとれること。 上記に関して自分なりの考察を書きたく思います。 ①に関しては相反する関係性が全体でみると調和がとれるというこ

          イサム・ノグチの空間芸術を読んで②

          イサム・ノグチの空間芸術を読んで①

          イサム・ノグチ。 1904年、アメリカで生まれた日系アメリカ人アーティスト。 私は彼の作品の「ニュース」がとても好きです。1930年代末、製作期間1年半とかけてつくられたこの作品はとにかく力強く、迫りくるような臨場感がかっこいいなと思っていました。 (https://dayart.co.jp/d-sasano16/) 話はそれましたが、この本はイサム・ノグチの歴史を作品の変化に合わせて振り返り、考察された本でした。著者は松木裕美さんという国際日本文化研究センター助教をされ

          イサム・ノグチの空間芸術を読んで①