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【もっと知りたい!日アニ調査隊 Vol.4】ベビーグッズへのこだわりを知りたい!かわいいだけじゃない、安全性にもこだわったコジコジベビーの商品たち

コジコジ初のベビーブランド「COJI-COJI BABY」。
今回は、「コジコジベビー」シリーズを展開している日本エイテックス株式会社のお二人にお話を伺いました。

代表取締役 八木 澤祐一さん・企画開発部 高瀬 春代さん

〇コラボのきっかけ


―キャラクターとのコラボは初めてだとお聞きしたのですが、今回のコラボレーションのきっかけを教えてください

八木澤さん
OEMでキャラクターの抱っこひもを作ったことはあるのですが、ここまで大々的にキャラクターとコラボをするのは初めてです。
暗い世の中なので、キャラクターを使ってママたちを元気にしたいな、と思い、いろいろなキャラクターを検討している時に、高瀬がコジコジを教えてくれました。

※OEMとは、「オリジナル・エクイップメント・マニュファクチャリング(Original Equipment Manufacturing)」の略語で、他社ブランドの製品を製造することです。

高瀬さん
夫がコジコジが大好きで、コジコジのグッズをポップアップショップで見つけてプレゼントしました。いろいろなキャラクターを検討する中で、「コジコジ」に決めたきっかけは「日本のキャラクター」というところでした。

八木澤さん
安全などの観点から、日本製であるということを大切にしている日本エイテックスという会社と、「コジコジ」とがぴったりだなと思いました。「コジコジ」のベビー展開は、さくらももこさんがご存命の頃に、ずっと実現したいとおっしゃっていたことだというお話もお聞きしました。「コジコジベビー」のブランド背景もお聞きし、タイミングも合い、是非やってみたいと思いました。

高瀬さん
「日本エイテックス」では、お出かけ用品の「抱っこひも」と「チェアベルト」が主流の商品なのですが、今回はラインナップを増やしました。生まれてすぐ使えるものから、お部屋に飾ることができるミラーなど、様々な場面で使えるグッズを展開しています。

―商品数が多く、全部そろえたくなるラインナップですよね!

八木澤さん
そろえて使って頂ければと思い、たくさん用意しました。普段は外出先で使うお出かけ用品がメインの商品でしたが、このご時世もあり、家で使うものにも力を入れました。「コジコジベビー」用に生地も準備し、素材にもこだわっています。

〇商品へのこだわり


―「コジコジベビー」以外の既存の製品も素材にこだわっていらっしゃいますね

八木澤さん
特に抱っこひもは、安全・安心が求められる商品ですので、SGのマークを付けられる、安全を担保できるような部材・生地などを使用しています。
日本エイテックスは、SG認定工場になっており、厳しい安全基準の試験をクリアしながらデザイン性も追求しています。第一はやはり安全です。
軽くて丈夫な生地やパーツなどを選ぶのは大変ですが、抱っこをする方の負担にならないように、抱っこひもは40年以上の経験の中で常に改良を続けています。

※SGマーク(エスジーマーク、Safety Goodsの略)は、消費生活用製品の安全性を認証する制度です。対象となる消費生活用製品は、乳幼児用製品をはじめ100品目以上。対象製品ごとに基準(SG基準)が定められており、基準に適合していると認証された製品に対してはSGマークが表示されています。

―長年の経験で素材を選んでいらっしゃるのですね。SG認定のための試験というのは、どのような試験ですか?

八木澤さん
検査機関に送って、数値をだすのですが、それまでに赤ちゃんと同じ重さの人形を使って、社内でもテストをします。落下テストや、引っ張りテストなど、走ったり、傾いたり、しゃがんだ時に落ちないか、など…

―試験を受けるまでに、何度も試作されるのですか?

高瀬さん
「コジコジベビー」の抱っこひもは、すでに販売している製品として形はあったのですが、これまで使用していなかった「綿100%(生成)」の生地にしたかったので、何度も試作を行いました。

―形と素材の組み合わせで、再度基準試験をクリアする必要があるのですね!
素材ごとに強度が違いますものね。

高瀬さん
「綿100%(生成)」のナチュラルな風合いが「コジコジベビー」のアートにピッタリだと思いました。「コジコジベビー」のアートがパステルカラーなので、アイボリーが合うなと。どうしても、ここに刺繡を入れたかったんです。
この抱っこひもは、首を支えるピローがついているので、まだ首が座っていない新生児の時から使うことができます。対面でも、前向きでも使え、寝ている時は頭をマントで隠したりもできます。長く使えるだけでなく、使い方のパターンがいくつもあるのも魅力の一つです。

八木澤さん
新生児から5通り使うことができます。生まれてから3歳まで、コジコジとずーっと一緒に過ごして頂ける商品です。

高瀬さん
首を支えるピローを、最初、ナイロン生地で作ったのですが、中で動いてしまい、安定しなかったので、ピローの生地を変更しました。ちょっとしたことでも安全性が変わってきます。

八木澤さん
赤ちゃん用品は、安全性がとても重要なので、事故が起こらないように、何回も試作を重ねています。

高瀬さん
試作は10回以上行っています。生地を変えたので、帯の部分も使う方の肩への負担がないように改良しています。スポンジの部分を若干薄めにしたり、硬めにしたり、より使いやすいように試行錯誤しました。

〇商品開発での難しさ


―こだわりがつまった商品ですね!コジコジの部分の刺繍もすごく細かくてきれいです。今回、難しかったことはありますか?

八木澤さん
どれもこれも、ちょっとずつ苦戦をしながら作りました。素材は、ナイロンの方が丈夫ですが、「綿100%(生成)」の生地を使うことで、強度を持たせながら、安全面を維持しつつ、コジコジベビーのイメージを崩さないようにしました。

高瀬さん
一番最初の色を出すのが難しかったです。3~4回試しました。
あとは「コジコジなりきりロンパース」ですね。

「コジコジなりきりロンパース」https://eightex.com/products/CCB-013

八木澤さん
この輪郭や耳の部分を表現するのが大変でした。ボタンも忠実にしていて、上の2つだけ色が違うんですよ。

高瀬さん
耳がうまく立たなくて、何回か試作をして耳の調整もしました。実は最初、全身ホワイトで試作していました。ホックの色も違っていて、少しサイズも大きかったり…


左:試作段階のロンパース 右:完成品のロンパース

ホックのつけ方で、足のところを折り曲げ使えたり、おむつを替えるのも簡単です。
パイルの生地なので、汗っかきの赤ちゃんでも、オールシーズンで使えますよ。

―ホワイトバージョンもかわいいですね!


高瀬さん
後ろから見てもらうと、しっぽもかわいいんですよ!

高瀬さん
このイブルのミントグリーンの色を出すのも難しかったです。

イブルは、キルティングのような生地で、肌触りが良く、少し肉厚でしっかりした素材です。そのまま赤ちゃんが寝ても良いような肌に優しい生地なので、帽子付きおくるみ、スタイ、スリーパー、マルチ授乳クッション、プレイマットなどに使用しています。
スリーパーは、ちょっと寒い時に着せてあげたり、そのまま寝ることもできます。

「スリーパー」https://eightex.com/products/CCB-005

マルチ授乳クッションは、自分用の枕にも最高です!抱き枕にもなりますし、ゆるやかなカーブが首を支えてくれたり。他にも、腰をサポートしてくれるので、テレワークの時にも活躍します。
もちろん、授乳クッションとして、お母さんの腕を支えてくれる他、お座りの時期の赤ちゃんをサポートしてくれる、優れものです。

「マルチ授乳クッション」https://eightex.com/products/CCB-008

八木澤さん
どの商品も、楽しみながら、作らせて頂きました。
こちらのミラーも、安全面も考えて素材にはこだわりました。赤ちゃんがさわっても大丈夫なように、割れない素材で作っています。


「壁掛けミラー」https://eightex.com/products/CCB-002

―かわいいですね!壁にかけたくなります!

高瀬さん
こちらの「おくるみガーゼ」は、こうやって、「おくるみガーゼ」の上に、赤ちゃんを寝かせて、月齢カードと一緒に、写真を撮って使ってもらえると良いなと言うイメージで作りました。

―それで、真ん中部分が空いているんですね!

高瀬さん
月齢カードには、毎月、その時の気持ちや成長の様子をメッセージとして書くことが出来るようになっています。

「おくるみ ガーゼ」https://eightex.com/products/CCB-004
「月齢カード(15枚入り)」https://eightex.com/products/CCB-015

〇生産工程をちょっとのぞきみ!


チェアベルトホールドのキナリの生地を大きな機械で型に合わせて裁断します。

型を乗せてプレスすると、パーツが出来上がります。


なりきりロンパースは、パーツ数が多く、なんと細かいパーツも合わせて12パーツ使用しているそうです!

ひとつひとつ丁寧にホックを打っていきます。

なりきりロンパースの完成が楽しみですね!皆さまのお手元に届くまで、もう少しお待ちください。

〇厳しい検査


抱っこひもの場合、ベルトを延ばしたり縮めたりして、すっと抜けないか、などの検査をひとつひとつしています。肩ベルトのパーツの段階でも検査をして、完成品の時にも、検査をしています。製品ごとに、何回も何回も検査をして丁寧に時間をかけています。検針の機械などでも、ベビー基準の検査を行っています。

日本エイテックスでは、防災用品として、3人まで同時に抱っこも出来る避難用の抱っこひもも作っています。保育園などが購入しているそうです。優れものですね!

八木澤さん、高瀬さん、貴重なお話をありがとうございました。

〇体験談


僕も、コジコジベビーの抱っこひもを試着させて頂きました。(赤ちゃんモデルはマイケル君7キロです)

抱っこして後ろのバックルを止めるだけなので、とても使いやすそうです。肩への負担も少なく、軽いので、お出かけにも活躍しそうです。将来の参考にさせて頂こうと思います!

今回ご紹介したコジコジベビーの商品はすべて【エイテックス公式オンラインストア】でご購入頂けます。

※ぬいぐるみは商品ではございません

【エイテックス公式オンラインストア】

☆「COJI-COJI BABY」展開記念Twitterキャンペーンを開催中!
詳しくは、コジコジ公式HPをチェックしてみてくださいね。

また、次回の日アニ調査隊もお楽しみに!

取材:村岡 佑哉・miho nishikata

© NIPPON ANIMATION CO., LTD.

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