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炭鉱の島、「池島」の炭鉱体験に潜入したレポート

長崎の炭鉱の島といえば「軍艦島」を思い浮かべるはずです。
しかし、長崎にはもう一つ炭鉱の島があることをご存知でしょうか。
その島の名は「池島」。
我々は長崎市から1時間ほど車を走らせ奥地へと向かった…

ということで、池島の炭鉱探検に潜入してきました!
この記事では池島の概要や、炭鉱体験に潜入してきたレポート記事です。
訪れる際の参考になれば幸いです。


概要

池島は第二の軍艦島と呼ばれ、見学可能な炭鉱坑内や、廃墟の施設群が多く点在しており自由に見学することができます。
また、島民が住んでいるため無人島ではありません。

軍艦島は定められたルートしか歩けないのとは逆に、池島はある程度自由に散策することができます。
自由度が高い池島は、廃墟マニアにはたまらない島ですね!
(かく言う筆者も廃墟マニア)


歴史

池島は1952年に開発がされて、2001年に閉山しました。
閉山した理由は度重なる事故や、石炭から石油に時代が変わったことが主な要因です。
1970年の最盛期には7700人いた人口も現在(令和4年12月)では104名になっている。

引用:国土地理院
引用:Google Map

港付近の団地はもう残ってはいなかったし、住居群や施設群は自然に帰っているのが見てわかる。

池島に潜入!

池島に潜入する方法は一つのみ。
船で上陸するただひとつ!

港は「神浦港」「瀬戸港」「佐世保港」の3つになります。
自分にあった港を選択してください。
筆者は長崎市街から一番近い「神浦港」から乗船しました。

白鳥が優雅に泳いでいる
港にいた猫たち
切符売り場は赤い橋の左にある建物1階で購入する
目指すは池島!
遠目からも廃墟群が確認できた
湾内から見える廃施設群

上陸後

池島炭鉱体験の参加者はフェリーから降りるとすぐに係員がいます。
歩きながら会場へ。

元炭鉱マンによる概要説明とビデオ視聴

支払いは説明会場で行います。
その後、池島の概要の説明と当時のビデオを視聴しました。

お昼ごはん

午前コースの場合は、坑内見学の前にお昼ごはんを頂きます。
お昼は持参or炭鉱弁当(900円お茶付き)のどちらかです。
※炭鉱弁当の場合は事前に予約が必要


坑内見学

お昼を食べ終わったあと、ヘルメットのかぶりこちらのトロッコに乗車します。なかなか痺れました。おしりから突き上げるような振動を感じました(笑)

間近に廃墟群を拝む
光が見える方が入坑口
ガタガタのレール
当時の写真
坑内の地図
海の底の地表から更に深いところに伸びている
実際に石炭を採掘していた機械
地下に向かう斜坑
上記の写真の反対から
この奥にずっと続いている。とてもそそられる
鉄管がむき出しな雰囲気がたまらなく好き
実際の装具の着用体験などもある

坑内徒歩見学は約1時間ほどで終了します。
見どころはたくさんあり、操作体験や模擬運転などもありました。
なんといっても現役で使われていた坑内をほぼ当時の形のまま見学できるのは、ここぐらいしか知りません。
廃墟マニアから炭鉱マニア、歴史マニアは必ず訪れましょう(強制)

補足

坑内の気温
洞窟や鍾乳石のように寒いかと思いきや、半袖で過ごせる機構だったので安心しました。(6月中旬訪問時)

最後に

廃墟マニアの筆者にとっては終始大興奮できた観光地でした。
一点訪れる皆さんに注意点です。
午前コース(オプションコースなし)に参加されるとフェリーの時間の都合上、島内探索時間がほとんどありません。
ですので、団地の廃墟群や施設群をまじまじ見学したい!という方はフェリーの乗船時間を遅らせるか、オプションコースに申し込むことになります。
オプションコースですと、通常立ち入りが禁止されているエリアにも入れるとのことなので時間がある方は申し込むことをおすすめします。

少ない時間の中、撮影した廃墟施設の写真でお別れしたいと思います。
写真撮影に夢中になり、フェリーに間に合わなくなりそうになり、一緒に旅行した先輩とダッシュしたのはいい思い出です(笑)
それではまた。


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