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東京から地方に移住して何が変わったこと

第一弾、「東京から地方に移住して何が変わったこと」です。

現在25歳の一般男性が移住をして人生的に何が変わったかのお話をします。

〜この記事を書いている人の簡単な紹介〜
・東京葛飾区出身
・25歳(2023年3月現在)
・現地域おこし協力隊として移住促進業務を行なっている
・高卒後陸自入隊(地方勤務)→転職し東京で某携帯販売営業をしていた
・多趣味(広く浅くなんでも手をつけがち)
・旅行大好き
・自分を分析したらHSPだった。

こんな感じです。
まぁ多分普通の一般男性です。

こんな僕が移住をしたきっかけと何が変わったかを話します。


移住をしたいくつかの理由


①都会の人混み感がたまらなくきつかった
②通勤電車が嫌
③コロナが大流行して東京に居たくなかった
④新しいことがしたかった、何か地域のために役に立ちたかった
⑤前職が自分に合わなさすぎた

これが移住を決意させた理由

理由①②

まず、①と②は僕の※HSPに関係している。

僕は人混みや大きな音が嫌いだ。
都心に住んでいれば数多くの人とすれ違う。
だれかにいつもみられている感じがずっと続くため、常時気を張っている状態に。日本人特有の同調圧力が僕にとってはとても精神的にきつかった。

特に満員電車は本当にきつい。
仕事で疲れている人たちが満員電車に乗るわけだから電車内のピリつく空気感がたまらなく嫌いだった。感受性が豊かすぎる故に人の感情が手に取るようにわかってしまう自分が嫌いになるほど。

※HSP(ハイリーセンシティブパーソン)とは
外界の刺激や体内の刺激にきわめて敏感に反応してしまう気質を指します。 特になじみのない環境では、他の人が感じないほどの些細な刺激でも神経がたかぶる傾向があり、神経系の興奮が長引き、疲れやすくなります。

https://www.saiseikai.or.jp

理由③

③は人が多ければ多いほど感染率も高くなる。
今はそれほどでもないが、あの時はみんな未知なる存在を恐れ、過剰に反応していたし、情報が錯綜していた。
そのせいもあって不特定多数と対面しないといけない販売営業をしていた当時の僕は怖くて仕方がなかった。
そのため、通常業務でも精神的にきつかったのだが、コロナ対応でもっと疲れる羽目になった。

理由④⑤

④と⑤は似ているからまとめて話す。流れはこうだ。
某携帯販売営業の職に就く

あれ?なんか考えてたのと違う…

うわ、キツ!この仕事。やめたいなぁ。

コロナ発生!東京いたくないなぁ。

前から思っていた地方移住いいよなぁ。
新しいこともしたいなぁ。
そうだ!仕事も変えて住む場所も変えちゃおう。

という流れで移住した。
こんな簡単に移住できたのはまだ独り身だからと言うのもある。

移住をしてみるとわかるが、
場所が変わると大きな変化をもたらしてくれる。
人間関係、仕事、生き方 
などなど


移住して何が変わったか

実際に移住してみて変化はいろいろあった。

体調が良くなった

明らかに体調が良い。

都心生活中
「起きる→仕事に行く→寝る」を繰り返していたためか、いつもやる気がなく仕事に追われる日々。周りをみても人と建物。
いつも周りから見られている気がして気を張っていないといけない。

地方生活中
朝起きて窓を開ければ自然が広がる。
仕事場の窓を開ければ広がる自然と山。
人自体が少ないため気を張る場面が少ない。

といった感じで「気を張る必要」と「人混み」が回避できたおかげですこぶる体調がいい。
もちろん仕事を変えて精神的にかかっていた重圧がなくなったのも大きい。


新たな人間関係ができた

僕は地域おこし協力隊として活動している。
仕事柄、地域の方や移住検討者、移住者の人と話すことも多い。
もっと言うと、僕がいる地域には
その地域の「ファンクラブ」が存在する。
その地域が好きな人や移住に興味がある人たちが集まるクラブを仕事として運営している。
この「ファンクラブ」を通していろんな人たちと出会うことができた。

僕は人と話すことは好きだ。
それは「関係がすでに構築されている人たちと話すのが好き」と言うことであって、自ら発掘して人と会ったりするのは苦手なタチだ。

その点で言うと協力隊として地方に移住できてよかったと思っている。
なぜなら、協力隊という肩書きである程度顔がきくため面倒な説明が省ける。


新たなことに挑戦する意欲がおきた

地方はなぜか面白い人たちが集まってくる。そういった人たちがいると感化されるのが僕だ。(地域性や人の性格にもよる)

現にこのnoteを始めたのも、最近できた友人でもあり移住者仲間の「フリーランス(以下フリー)のライターさん」から勧められた。

そのほかで言うと、趣味だったカメラを仕事ができるレベルにしてくれた「フリーのカメラマン」さんや「フリーの映像クリエイター」さんがいたおかげだ。

結局のところやるかやらないかを決めるのは自分だが、
やる一歩を作ってくれる存在がいるのは大きかった。
一歩踏み出せるかは人の助けがあって成り立つことも多い
と気づいた。


無駄なものを購入しなくなった

僕はガジェットが好きでそれでいて多趣味だ。
非常にお金のかかる人間だと自負している。
東京にいるとお店が多い分、浪費をすることも多かった。
それが地方に移住してからはお店が少ない分、必要ないモノを購入したり食べたりすることが減った。

Q.お店が少ないと困らないの?
A.特に困ることはない。モノはAmzaonや楽天があればある程度のものは揃う。
食だけひとつデメリットがあるとすれば職場付近のランチがやっている店数が少ない。毎度、手作り弁当屋orラーメン屋orたちぐいそば屋になってしまう。これを一生ループしている気がする…


四季や自然を大切に感じるようになった

僕が住んでいるところは自然が多く存在し、春夏秋冬を直に楽しむことができる地方だ。こんなに四季を肌で感じることは東京にいたら味わえない、特等席といえよう。

また、東京にいるとあまり感じない自然。
それを肌で感じることでいかに自然が人の営みに密接に関係していて
いかに必要なものかを再認識することができた。
自然は人の心を穏やかにしてくれる。これは何者にも変え難い。

「とにかく自然はいいのだ。異論は認めない!」

移住を検討している人が必ず言うセリフがある。本当に必ず。
「自然がいいから移住したい」「自然があるところで暮らしたい」だ。


都会と地方の違い

これは僕の偏見も多少は入っているので軽く見てほしい。
これは東京出身だが嫌で都会から地方に移り住んだものの意見だ。

都会

視界:周りをみても人と建物
時間:忙しく流れる
音 :ずっとテレビの砂嵐のように続くロードノイズ。雑音。
空気:淀んでいる
人 :人が多すぎて自分が何者でもないように感じる。ゲームでいうといころのNPC

地方

視界:山と自然が溢れんばかりに存在
時間:田舎特有のゆっくり流れるかんじ
音 :静か、木々の音や鳥の鳴き声が聞こえる
空気:とても澄んだ美味しい空気
人 :良くも悪くも距離が近いので孤独感を感じない。
   自分の素を出しやすい。自分が何者かになれる気がする。

僕は移住してみてこう感じた。
すべての人がこう思うわけでもないと思っている。
都会には都会の良さがあり地方には地方の良さがあると言うことはここで話しておく。

最後に

僕はいわゆる都会リタイヤして地方に移り住んだ。

全部ひっくるめた結論:「移住してよかった」

そう思えた時点で間違いなく移住には成功したと思っている。
自然環境もいいし、明らかに友人も増えたし、東京に住んでいた時より感性が豊かになったし、新しいことにも挑戦できた。
職場の同僚も地域の方も非常によくしてくれている。
変化は火を見るより明らかだ。

これを聞くと「地方移住めっちゃいいじゃん!」と思うかもしれない。
実際に良い。だが現実はそう甘くはない。
これはあくまで成功事例であって、地方にはいろんな課題があるし、その人の環境によっても良し悪しが変わる。

その辺りを今後も書いていこうと思う。


ここまでざっと3000文字くらい書いてしまった。
長くなってしまい申し訳ないです。
ちなみにこの文章を書くのに2時間ぐらいを要している。
まだまだだな。僕。

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