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9.10は2本のライブに出演した。1本目は『ネタ書かない方が書いたネタGP』

集合写真①

2本目は同世代ユニットライブ『MATSURIば』

集合写真②

どちらの集合写真も素晴らしい!沢山の笑顔に囲まれている。
生粋のいじめられっ子だったので囲まれるといえば、相場はコワい先輩だったのだが・・・こんな日がくるとは非常に感慨深い。

有り難いことに両方のライブを観に来て下さるお客様がいて、同じネタをみせるのは忍びなかったので違うネタを披露した。
我々コント師はネタ数が増える=小道具が増える、久々にパンパンのリュックを背負い1本目のライブが行われる会場『高円寺ジュンジョー』へと向かった。
ちょっと前まではフリーライブを日に3本とか出る時、同じネタをやるのはいかがなものか?と考えていた時期があり、そんな時にもリュックをパンパンにしていた。
いま思えば狂気の沙汰である。

今日の我々は一味違う。お呼ばれライブとユニットライブの2本立てだ!しかも共にお取り置き有り!!リュックも軽い。

1本目のライブ『ネタ書かない方が書いたネタGP』では2本のネタを披露する必要があった。1つはいつもやっているネタ、もう1つはライブタイトルにもあるように、ネタ書かない方が書いたネタだ。
ライブにお呼ばれして頂くことは、非常に光栄なことなので、呼ばれたからには精一杯頑張りたい!本ライブをむかえるまでの間に、ネタ書かない方が書いたネタをフリーライブで何回か披露し、適宜修正を加えたりもした。肩はそれなりに仕上げてきた・・・

その前に先ずは1本目。いつもやっているネタ、いわゆる本ネタを披露した。ネタの概要は『ゾンビパンデミックが起こった世界で、ひょんなことから堀北真希ゾンビの手首を手に入れた男。その手首を使ってあらん限りの快楽を得ようとする』というもの、吉良吉影的な男が主人公のコントだ。
概要だけ聞くと面白そうだな〜と思うでしょ?これがいわゆる概要詐欺だ。
エキセントリックなネタをやる芸人あるあるで、どんなネタをやったの?と聞かれた際に、そのネタの一番尖っている部分をあたかもそのネタの全てであるかのように話し、何そのヤバいネタ!!?というリアクションを頂戴し、自己承認欲求を満たすのだ。

まー滑りましたね。滑りはしたんだけど、すごい好きなネタだし、他の場所で披露した時はよくウケたからこそ持って来たワケで・・・お呼ばれライブを盛り下げてしまいアチャーって感じ。

まだ挽回のチャンスはある。2本目はネタ書かない方が書いたネタ、弟作のネタを披露した。ネタの“概要”は『中学生クイズ王決定戦の決勝で「ボイン川」が答えになるクイズが出題され、思春期過ぎてボインがなかなか言えない』というもの。これはウケましたね。本ネタ以上にウケましたね『ネタ書かない方が書いたネタGP』なので、順位も発表された。全8組中3位!!凄い!けど両手を挙げて喜べはしない感じでフィニッシュ。ライブ自体は素晴らしく、とても良かったんだけど、我々的には半煮え。
この半煮えってのが本当に良くない。
全くダメな時は会場入った時と出た時の体温にビタ一文変化はないので、体調は崩さない(もちろん良くはないけど)。
煮えた時、これはもう最高。高円寺が輝き出す。
半煮えはムズムズしちゃう。

左から白れんが、ちはる、スーパーカドブラザーズ

『ネタ書かない方が書いたネタGP』で僕が個人的に気になった芸人はちはるさん。本ネタもネタ書かない~ネタ、どちらもよくウケていたし、何より我々に優しく接してくれた。
白れんがが週一で配信しているラジオにちはるさんがゲストで登場されていて、その時にちはるさんが我々スーパーカドブラザーズの名前を白れんがと仲が良い芸人の1人として挙げてくれていた。ちはるさんは我々のことを薄らぼんやりと認識してくれていて、僕は僕でコンビなのにピン芸人っぽい名前だな〜とこれまた薄らぼんやりと認識はしていた。この日、蜃気楼が実体化した。
ちはるさんから、僕たちと白れんがの関係性を活かした気の利いたパスが何度かきたのだが、こちとら半煮え状態でぽわぁとしてたので、気の利いたお返しは出来ず、申し訳なし。

次の同世代ユニットライブ『MATSURIば』までかなり時間があったので、我々が週一でやっているラジオの収録を高円寺の駅前広場でやることにした。高円寺の駅前広場はなんか小便臭いし、9月の昼間の暑さはまだ8月だし、何より半煮えだし、色んなことが上手く噛み合わず(上手くいかないということが上手く噛み合い)、ラジオの収録は滞りまくったので、一旦銭湯に行くことにした。
上の写真の我々の髪に注目して欲しい、何か汚いし。

高円寺といえば『小杉湯』ここの湯は本当に良い!!湯にちゃっぽり浸かっていたら、いつの間にやら2人とも笑顔になっていた。全世界の首脳陣を同時に小杉湯にぶち込めば、きっと戦争もなくなる。

そうこうしてたら同世代ユニットライブ『MATSURIば』の時間が迫ってきたので、ライブ会場の『ラスタ池袋』に向かった。

今回の企画担当兼MCの2人
左 とりあえずぎしこ 右 セキ・ア・ラ・モード

我々スーパーカドブラザーズはユニットメンバー内で最年少である、とりあえずぎしこが考えた企画に参加することとなった。

事前にぎしこから送られてきた気合いの入った企画案(PDFで送られてきた)

リハーサル時に、ぎしこから罰ゲームは何をやったら面白くなると思います?と聞かれたので、僕はぎしこの気合いに応えるべく自信満々に「被った人同士で鼻をパクパク食べ合うのはどうでしょう!」と提案した。この提案はすんなり受け入れられ、本番でもやった。この鼻パクを導入したことにより、幾つかの奇跡が起こり、とても面白くなったと思う。

奇跡を目の当たりにしたい方は後日アーカイブをnoteで販売するので、そちらをご確認下さい!!
※アーカイブ販売開始致しましたら、当noteに追記しまーす!!

ホクホクでお客様をお見送りしていたら、1人の若い女性から「あの鼻食べる罰ゲーム何!?アレだけはマジ最悪、後ろに座っていた女性陣も鼻食べてる時だけは、全員俯いていたよ」という衝撃の事実を告げられた。
女子って全員BLが好きな生き物で、男の子同士で鼻をパクパクしあう様なんて垂涎ものなんだろうなという僕の認識は大きく間違っていたようだ。

いや、待てよ、こちとらオンナ・コドモに受け入れられるようなことはやってませんから!アーカイブを見直したら、最前に座ってずーっと手を叩いて笑っていたおじさんも鼻パクの時だけは俯いていた。

オーマイゴッ

ぎしこの名誉のために言っておくと、企画は鼻パクのとこ以外は大いに盛り上がった!あと、僕たちのネタも大いにウケた!!

このnoteをここまで読んでくれた方なら分かってくれると思う『堀北ゾンビ』にせよ『鼻パク』にせよ、攻めた上での失敗だ。
これは強がりでも何でもなく、無難な感じのことをやってそれなりのウケを頂戴することだって出来る…!!マジで
せっかく、貴重な時間とお金を割いて普段は来ないような場所に来て下さる方々に“無難”なモノを見せるワケにはいかないだろうと、マジでそう思う。その結果、今年30になるおじさんたちが鼻を食べ合う様子を見せつけることにはなってしまったが・・・

鼻パク

サービス精神は旺盛で、基本的にはヤル気がある、それ故に幼い頃からこうも言われてきた『いらんことしい』だと。

貴方の身の回りに『何でこの人こんな変なことするんだろう!?』と思わず呆れてしまうような人がいた際には、唾棄する前に、この人もしかして『いらんことしい』なのかな?と一旦思って欲しい。

鼻頭クッサクサの状態でこの文章を作成しました(終)

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