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STARTING OVER

5年ぶりにライブとやらに行った。
最後に参戦したのが高2の冬で、それが人生初めてのライブだった。

初めてのライブも2度目のライブも高橋優に捧げることになった。

”STARTING OVER”

2018年から2019年にかけて行われているツアーである。


横浜アリーナ

場所は横浜
そしてアリーナ

5年前のライブは地方のなんとか会館
収容人数も今回とは比べものにならないほどの小さなライブ会場だった。

いや、今でも地方はそういった会場で行われているんだろうけど。


久しぶりのライブなだけあって
見かけぬ顔ばかりが並んでいた。

かつては知り合いのオンパレードで、ひとたび現地入りすればそこはもうお祭り騒ぎ状態である(多少盛ってる)。


しかし今回の会場ではそういった姿が見られなかった。
ここで高橋も有名になったなあと思う。

ファンが分散化し、かつてのような一グループの求心力が薄れてきたのかもしれない。(年数が経っているので単純に古参が離れていってしまっているのもある)

恒例であった、知らない人を巻き込んでの大規模な写真撮影も行われなかったようである。

少し寂しい気もしたけれど
有名になるということはそういうことなのかもしれない。

5年前のライブを最後に(会場入りのみしたことはあるのだが)
すぐ受験戦争に巻き込まれた身としては
なんだか置いていかれたような気がしなくもなかった。

*ちなみに無事大学生になってから何故ライブに参戦しなかったのかというと
高橋の音楽の方向性に違和感を覚えたのと、東京・地元での開催が極端に少なかったからである。


5年ぶりの高橋優

しかし、しかしである。
会場周辺(環境というべきか)こそ変化が見られたものの


何にも変わっていないのである。高橋は。

大声を張り上げて歌うのである。いつものように、全力で。

あ、トーク力とコール&レスポンの段取りは
めちゃめちゃ上手くなっててプロになったなと感心した…
さらに言えば演出もかなり凝っててお金のかけ方に違いを感じた…


それでもステージに立って全力で歌う高橋に変わりはないのである。
どこまでいっても高橋優は高橋優なのである。

STARTING OVER

日本語訳は”再出発”

いくつになっても大きな夢を追っていいんだ
1人ではできなくてもここにいるあなたと一緒ならどこまででも歩めるんだ

明日がワクワクするような音楽を作ろう


そんな意味を込めて作られたアルバムには
「明日」をイメージさせる歌詞が多く含まれている気がする。


今日がどんな日だって苦しくたって辛くたって
明日は来るしそんな明日を生きていこう、という

高橋の思いが染み出している


ああ、そうか
私は高橋のそういうところに救われてきたんだ
生かされてきたんだ

明日も生きようと思える、思わせてくれる高橋に救われたんだ


とか思ってたら
泣きそうになった。


STARTING OVER、
控えめにいっても最高なライブだった。
また会いに行こうと思った。
また来たいと思った。


大した事ないさ
何もかも順風満帆だ
これくらいがどうしたと大きく生きていけ

さあ胸を張れ 生きていけ


ライブの最後に高橋が会場中の背中を押す
大合唱したあの時間を決して忘れない


私は
どこまでも謙虚で、どこまでも誠実で、どこまでもリアルタイムシンガーソングライターの貴方をこれからも好きでいたいのだ。

好きでいるのだ。


ありがとう高橋、明日も生きるよ


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