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「私の彼は浮気症です。はっきり言ってケダモノです」

『間違えやすい日本語実例集』

講談社校閲部

先日、間違えやすい日本語実例集をKindleで買って読んだら、面白かったです。

・講談社 校閲部 が書いた本


でもある事から、
浮気性でこんなに話が
広がるんだーー!
と、感動してました。

例文 

・「私の彼は浮気症です。はっきり言ってケダモノです」



この浮気症 一見なんの問題も無く読んでしまってましたが、
ハイ!間違い!

以下
間違えやすい日本語実例集より

いかに「ケダモノ」であれ
「異性(とは限らないか)に
気の多いたち」を「浮気症」
とは書きません。

あくまで「たち」ですから
「性質」の範疇の内、
「症」ではなくて「性」、
すなわち「浮気性」ですね。  

一般的には、
「飽き性」「照れ性」「心配性」「貧乏性」「脂性」
などのように、
性分・傾向・体質に
ついては「性」、

「健忘症」「肥満症」「不感症」などのように、
病気・症状については「症」
と書き分けますが、
まぎらわしいもの、
どちらとも言いきれない
ケースも多くあります。  

たとえば「冷えショウ」。
ふつうは「冷え性」で、
『医科学大事典』
(講談社・一九八三年)にも
《冷え性は〈冷える性分〉
(冷える体質)を意味し、
けっして冷え症候群という
意味での〈冷え症〉という
ふうに使われたのではない》と
注記されていますが、
健康をテーマとする
実用記事中などでは、 
「冷え症」とする例も多く、
ほかにも「あがりショウ」
「潔癖ショウ」など、
まぎらわしいところです。 
これらは「性」に分類するのが
妥当だと思われますが、 
特に病的な症状に言及する
内容なら、
あえて「症」を用いることも
ありうるでしょう。

ちなみに『広辞苑』の 
「冷え性」の項には
第七版で初めて
(「冷え症」とも書く)という
注記が入り、
「潔癖」の子見出しでは
【潔癖性・潔癖症】と
並列の形で立項されるように
なりました。
             (鷹)

間違えやすい日本語実例集より

・浮気症の「症」は「性」


・解りやすい。
・辞典がたくさん出てくる。

そりゃそうですよね。
プロの校閲者!ですもんね。

私は、この本を辞書の様に
逆引き出来たら、
便利なのにーー!
と、思っています。

確か………この言い方あってるかなぁ?
と思った時、Kindleで
間違えやすい日本語実例集
を逆引きする様に読み返して
います(笑 

効率悪い!

………………..
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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