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【ビジネス書じゃないけど感想】急に具合が悪くなる

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

書誌情報

書名: 急に具合が悪くなる

副題:なし

著者:宮野真生子・磯野真穂

ページ数:256ページ

出版社:晶文社

発行日:2019年9月25日

ISBN: 978-4-7949-7156-2

本の概要

もし明日、急に重い病気になったら――
見えない未来に立ち向かうすべての人に。

哲学者と人類学者の間で交わされる「病」をめぐる言葉の全力投球。 共に人生の軌跡を刻んで生きることへの覚悟とは。 信頼と約束とそして勇気の物語。

もし、あなたが重病に罹り、残り僅かの命言われたら、どのように死と向き合い、人生を歩みますか? もし、あなたが死に向き合う人と出会ったら、あなたはその人と何を語り、どんな関係を築きますか?

がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。

晶文社HPより

手に取った動機

amazonの定期パトロール中、なぜかこの本と出会いました。
そしてなぜか読まなきゃいけないという気になりました。

そういう「偶然」です。

目次

はじめに
1便
:急に具合が悪くなる
2便
:何がいまを照らすのか
3便
:四連敗と代替療法
4便
:周造さん
5便
:不運と妖術
6便
:転換とか、飛躍とか
7便
:「お大事に」が使えない
8便
:エースの仕事
9便
:世界を抜けてラインを描け!
10便
:ほんとうに、急に具合が悪くなる
『急に具合が悪くなる』の舞台裏
謝辞
付記

感想

私は哲学科卒ですが、他の哲学者や既存の哲学の研究をするということに興味が持てませんでした。
そのため研究者の道は諦めましたが、在野の哲学者だと自分のことを考えています。

私は「死」をずっと考えているのです。
道路を渡るときに度々「信号無視の車にはねられたら」と思います。
階段を降りるときに度々「ここから転げ落ちたら」と思います。
空を見あげて度々「放射能に覆われたら」と思います。

要は、いつ何が起こって自分の命が終わっても不思議ではない、と私は常に感じているのです。
ただ、今の私には偶然訪れる死はあっても、まだいつも側にある死はありません。

身内にがん患者が多く、サバイバーもそうでない者もいます。
自分はがんにかかるような気がしていますがどうなのでしょう。

もっと考え、考え、考えて、言葉にしていかなければ。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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