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【ネタバレ有】夏休みの映画感想文:ミンナのウタ

どうも。私がこれを書いている時期はとても暑く、何かで涼まないとやってられないくらいですよね。

ということで観てきました、ホラー映画。ミンナのウタを。
ホラー映画を見ると体感温度が下がるなんてお話を1回は聞いたことがありますよね。見事に体感温度が下がりましたね。普段はホラー映画などの怖いものは見ないんですが、これを書いてる人の過去記事から察していただけると思うんですよ。



鑑賞数日前にこんなことをX(元Twitter)で言っているホラー苦手オタクは、身内に「やっぱジブリ見てえわww」と裏切られながら勇気を出してソロで観に行きました。LDHさんサイドが「清水監督の映画として作ってほしい」と依頼していたことやこれがちゃんとしたホラー映画という情報を手に入れていたのでいぬとBOTぬいも添えました。必要なのは心の支え。



当日家から出る前にデスクリムゾンのRTA動画を見ていたためにこのネタになりましたがホラー映画を観る前から展開がどうなるか怖くなってたところがあるので言ってないとやってられなかったんですよね。なお指定スクリーンに入ったらソロ客が自分以外いないというさみしさは背負いました。

ここからスクロールするとホラー映画を映画館で人生初の完走をした感想を言っていますが、結末までネタバレたっぷりなのでミンナのウタを見た人かホラーが苦手だけど観に行く予定があってかつネタバレを見ないとやってらんない人以外は見ない方がいいです。見ない方がいいです


あ、先に言っておくと猫虐待要素は作中であります。苦手な人もいるかもしれないからね……




















倉庫からカセットテープ掘り出して開封して、その音楽を聴いてしまって小森さん行方不明でさあ大変から始まるホラーでしたね。数原さんがライブ以外でいないのは彼は演技をしないというメタ理由なので置いておきます。いやあのメロディーライン聴くだけで実質アウトとか攻撃範囲広すぎませんかねサナちゃん……。

作中では終始怯えて大音量でGENEの曲を流すメンディーさんが特に可愛いなと思いました。

あと中務さんがキャラとして強い。見える系のキャラで怪異に慣れてるような空気感。GENEのことがよくわからない人が普段から変な人なんですかみたいなことを聞いていたのがよくわかりますね。あの人は普段から変な人です……(ほめてる)

で、その中務さんが遭遇する怪異がサナの母親。全部終わった後にみんな「サナのお母さんやばかったよね~」みたいなこと言っててみんな怖がるものは一緒なんだなという安心感を得ました。ちなみにそのシーン、「すいませーん今ちょっと手が離せなくて……」からのやり取りがループしていたシーンの直後なんですけど、そこを恐怖ポイントとしてネタバレを予習していたのでいぬでガードして直視しないという回避はできました。音というか声の回避は無理でした。

その声の意味がカセットテープのB面。前半で唐突に流れたLonelyのカラオケ映像や権田さんと亜嵐さんのB面曲談義からこんな繋がり方するんだ……と鳥肌ものでしたね。先ほどの猫虐待要素はこの辺。その後に弟と出てくるが、なんとサナちゃん、妊婦の母親の腹を叩いているんですよね。まあこのB面の場面自体がサナちゃんが生前からヤバい奴であることがわかる場面なんですよね。こいつやべえよ……としか思えませんでしたねここは。この前後、中務さんが高谷家に入る直前やメンディーさんが消える直前に見る男の子ってその弟なんですかね……サナちゃんの世界に引きずり込むための釣り餌扱いにされてるんですが……。

あとその弟の名前が俊雄なのなんでだろうと思ったんですけど、あれ後で調べたら呪怨要素らしいですね。監督つながりの遊び要素って感じですがこの映画でビビりまくっていたので私は呪怨無理そうですね……。

中務さんがサナの母親と遭遇したのはお昼だったんですが、そんなことは無関係に怖かったですね。しかもその日の夜に亜嵐さん以外の4人が失踪するのですが、中務さんだけサナの母親に消されてるんですよね。なまじ見えるだけに呪いサイドがギア上げちゃったパターンでビビりますね。ちなみに中務さん以外だと、佐野さんがベッドの布団のふくらみを怪しんでまずペットボトルを投げるところが好きですね。

こうして数原さん以外のメンバーをほぼほぼ自分の世界に引きずり込んだサナちゃんなんですが、最初は夢に向かいたかったけどいじめられて……な生前の演出かと思ってたらそんなことは無く、B面の場面あたりで生前からヤバい女だったことが明かされたときホラーでビビってるのになのにテンションが上がっている自分がいましたね。いいですよね、生前から同情の余地がない怪異。まあそんなヤバい女の話を知っているのが権田さんだけだったせいでマネージャーが寄り添っちゃったんですが。

まあ寄り添っちゃった後でなんやかんやあってみんなライブに間に合ってめでたしめでたし……という感じでエンドロールが流れるんですが、前の席にいた人がその途中で帰っていたので「エンドロール途中で帰るやつは何をやってもダメ」という煽りをかます(?????)ためにその後まで観ることにしました。


めでたしめでたしで終わるわけないのがホラー映画なんだよなあ!!!


……というようなエンドロール後の演出にドッキリしましたね。あれは会場にいたオタク全員が完全アウトですね。しかも異様な雰囲気に違和感を持っているっぽいのがマネージャーだけな時点でGENEのみんなも……と考えた時点でいやな怖さだなぁと感じました。こういう余白でこう考えさせて怖がらせるのすごいですね。GENEのみんなが本人役で出演していることも相まって現実との境界線が曖昧になっている分怖いですね。
そして作中世界がこの現実に侵食した場合、自分も追加公演で呪われることが確定しているので最悪ですね(ほめてる)



最後にちょっとだけ気になったこと。
序盤に中務さんとメンディーさんが見た、亜嵐さんの近くにいる、下半身だけのサナちゃん。あの場面ですでに亜嵐さんがサナちゃんに取りつかれていたんじゃ??とか思いましたがあれはただただサナちゃんに泳がされてただけなんですかね???

こうやって色々考える余地はありながらも怖いところは怖いのでこの夏に観に行くなら良いホラー映画ですよ。 GENE目当てでこれを観るホラー苦手オタクは死にそうだけど涼しくなれますよ。


今からTHE BESTの追加公演とTHE STORYが楽しみですねというところで今回の感想文はおわりにしておきます。



おしまい。

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