なんか最近ヘンなんだよね~
2018年の5月ごろにうっすらと周囲に漏らし始めた言葉です。
「なんかね~先弓のところで止まっていられないっていうか、すぐに元弓に戻りたいっていうかね・・・」
この時は、まさか5年経って2023年になってもこの状態から抜け出せていないと思っていませんでした。
当時練習していたのはマーラーの5番。本番は2ndヴァイオリンのトップサイドで演奏したことを覚えています。この時はまだいわゆる「普通っぽく」弾けていました。この頃くらいまでは戻れたら御の字だと今でも思います。
この言葉を皮切りに、1年以上掛けて私は絶望的に楽器が弾けなくなっていきます。原因が何かも全然わからないうちに。それはなかなかに恐ろしい日々でした。
それでも私はあくまでアマチュア奏者であり、正直楽器が弾けなくても生きていけないという訳ではないのですが、思ったように身体が動かせない5年間は色々と私の中の価値観を変えていきました。
もし「弾けていたのに弾けなくなった」方が他にもいらっしゃれば、少しは参考になる話を書けるかもしれないし、世の中に流れる「通説」に傷ついた方の気持ちを少しでもなぐさめることが出来るかもしれない。
そう思って書き始めました。
色々なことを思い出しながら書いていこうと思います。
初回はひとまずここまで。
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