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24年1月に読んだ本の一言感想メモ

◆23年12月はコチラ


・『棋承転結』松本博文★★★☆☆

将棋棋士24人にインタビュー。王将戦罰ゲームの起源や女流棋士会LPSA運営の苦労など新たな知見が多かったです。あと天彦先生がアニメ「リコリス」を3Pにわたって熱く語られていたのが印象的でしたw

・『誰も教えてくれなかった金持ちになるための濃ゆい理論』上念司★★☆☆☆

これからの時代は投資家か経営者しか勝たんと。『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』と内容がほとんど被ってて、あんまり目新しさはなかったかなー。

・『トッド人類史入門』エマニュエル・トッド×片山杜秀×佐藤優★★☆☆☆

トッド氏の近著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』の副読本。国家が帯びる性格は「家族形態」を見れば説明がつくという話で、日本にジョブズが生まれず、少子高齢化が止まらない理由がわかる。

・『漫画村の真相』星野ロミ★★☆☆☆

ガーシーと同様、日本から国際指名手配が出された奇特な人物。法の公平性と感情面は切り分けてほしいという主張はもっともだけど、クリエイティブ産業に与えた多大な損失を考えるとやっぱり看過できないな。

・『GAFAM+テスラ 帝国の滅亡』田中道昭★★★☆☆

簡単にまとめると、GoogleとFacebookはメインの広告収入が落ち込んで経営方針の見直しを迫られ、Apple、Amazonは現状維持、Microsoftは生成AIの立ち回りが上手くいって最近は筋がいい印象。

・『ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち』堀江貴文★★★★☆

各業界のエキスパートが生成AIの未来について語る。僕も少し触ってみたけど、あたかも事実のようにしれっと嘘を吐くから、まだ実用で使うには抵抗があるのが正直なところ。今後の技術の進歩に期待しまふ。

・『39歳からのシン教養』成毛眞★★☆☆☆

忙しい社会人のための教養指南書。雑に要約すると「本を読む暇があったらググれ!Wikiれ!」。でも教養ってそもそも即効性を求めるものじゃないと思うんだよね。

・『新・日本列島から日本人が消える日』ミナミAアシュタール★★★☆☆

方々にちらばる陰謀論や都市伝説を一つの世界観に落としこんだ力作。中央集権と真っ向対立せず、かといって過度に依存しないゆるやかなコミュニティをめざすという意味で里山資本主義の考え方に近いかもしれぬ。

・『揺れる大地を賢く生きる』鎌田浩毅★★★☆☆

火山専門家の京大教授最後の講義を書籍化。3.11以降、日本各地の活火山が活発化しており、2035年±5年前後に高確率で南海トラフ地震が起こるらしい。お正月の能登半島もきっとその一環なんやろなぁ…。

《今月の私的トップ3》


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