二歩千金@将棋ブロガー

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    私が10数年間書きためた将棋研究ノートの中からとっておきのマル秘作戦を公開します。

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    Livedoorブログ将棋カテゴリで6年連続1位を独占した管理人による未だかつてない「"将棋"ブログ講座」。

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24年3月に読んだ本の一言感想メモ

◆24年2月はコチラ ・『藤井聡太ライバル列伝』大川慎太郎★★☆☆☆ 現状の将棋界は「藤井一強」でライバルは当分現れないんじゃないかなぁ。顔と名前が一致してなかった20代の若手棋士を覚えられたのは収穫。 ・『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈★★★☆☆ 滋賀県在住のやたらスケールのでかい女の子の話。中盤から物語の視点が変わってしまいますが、できれば成瀬さんと島崎さんの面白い掛け合いをもっと見たかったなー。 ・『シャーロック・ホームズの凱旋』森見登美彦★★☆☆☆ いつ

    • 24年2月に読んだ本の一言感想メモ

      ◆24年1月はコチラ ・『メタバース革命』動く城のフィオ★★★☆☆ 世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット(Vket)」創設者でHIKKY社のCVOでもある著者。何年も前から僕は興味津々なんですけど、今年こそいい加減ヘッドセット買ってVRデビューしたいなー。 ・『最後はなぜかうまくいくイタリア人』宮嶋勲★★★★☆ 勤勉な日本人と、ルーズなイタリア人。まるっきり対照的な国民性だが、一見めちゃくちゃなようで彼らなりにいちおう筋が通っているし、なんなら今の閉塞感のある

      • VS 藤井奈々女流初段(2戦目)

        藤井奈々先生にリベンジ申し込み。 1戦目と同じく、石田流VS4手目△4二玉からの~~、、、 △4五角打たせ乱戦になりました。 この形は昨日ソフトで何時間も研究したから今度は負けへんで!! 以下、19手目▲3六歩まで全く同じ進行に。 図では△2六馬や△5四歩がよくある応手ですが、藤井奈女流は△5二飛と早いタイミングで飛車を転換されました。 前局では▲7四歩から8二飛のコビンをいじめられる展開になったので、後手はそれを警戒されたのだと思います(図で▲7四歩は△8二銀で無

        • VS 塚田恵梨花女流二段(2戦目)

          塚田先生にリベンジ戦を申し込み。 1戦目は三間飛車でしたので、2戦目は気分を変えて中飛車に振りました。 対する塚田女流は△4四歩~△4三金と持久戦調の駒組みに。 このあと後手が一直線穴熊をめざせば、僕は左銀を棒銀感覚で繰り出して速攻を狙う予定でした(参考図)。 上図は里見女流が愛用する指し方で実戦的に中飛車が勝ちやすい形です。 実戦は△7三銀と早めに出て、先述の左銀速攻を警戒してこられました。 それでも▲5六銀~▲6五銀と中段に繰り出すのは△6四歩で銀を追い返されます

        24年3月に読んだ本の一言感想メモ

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          24年1月に読んだ本の一言感想メモ

          ◆23年12月はコチラ ・『棋承転結』松本博文★★★☆☆ 将棋棋士24人にインタビュー。王将戦罰ゲームの起源や女流棋士会LPSA運営の苦労など新たな知見が多かったです。あと天彦先生がアニメ「リコリス」を3Pにわたって熱く語られていたのが印象的でしたw ・『誰も教えてくれなかった金持ちになるための濃ゆい理論』上念司★★☆☆☆ これからの時代は投資家か経営者しか勝たんと。『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』と内容がほとんど被ってて、あんまり目新しさはなかったか

          24年1月に読んだ本の一言感想メモ

          23年12月に読んだ本の一言感想メモ

          ◆23年11月はコチラ ・『ケルベロスの肖像』海堂尊★★☆☆☆ 「バチスタ」シリーズ10年ぶりくらいに読んだ。窓際族だった田口センセも出世したんだなぁ、しみじみ。 ・『死なばもろとも』ガーシー★★★☆☆ こないだタイーホされた暴露系YouTuberの自伝。アテンダー(芸能人の身の回りの世話)という職業は初めて知った。決して褒められた生き様ではないが、読み物としてはなかなか面白かった。 ・『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平★★★★☆ 大事なこと(価

          23年12月に読んだ本の一言感想メモ

          VS 藤井奈々女流初段

          ウォーズ指導対局の4人目は、藤井奈々女流初段。 同先生は中飛車+居玉で居飛穴を破る「藤井(奈々)システム」の考案者。 他にも創作詰将棋、イラスト、観戦記など、多分野にまたがり才能を発揮されています。 個人的にリスペクトしている棋士の一人で、本対局をとても楽しみにしていました。 さて、戦型は石田流VS4手目△4二玉。 藤井奈女流は振り飛車党なので居飛車にされたのは意外の感がありました。 以下、僕が▲7八飛と突っ張ったので△8八角成~△4五角の乱戦定跡に。 ▲3四飛と横

          VS 藤井奈々女流初段

          23年11月に読んだ本の一言感想メモ

          ◆23年10月はコチラ ・『マグロ大王 木村清』★★★☆☆ 両手を広げて「すしざんまい!」の社長が書いた自伝。ビジネスを思いついて実行に移すサイクルがすさまじく早くて、きっとどの業界にいても成功されたと思う。100分の1でいいからその行動力、見習いたいわぁ。 ・『東南アジア式「まあいっか」で楽に生きる本』野本響子★★☆☆☆ 著者はマレーシア在住10年目。東南アジアの良い面を汲み取る姿勢は大事だと思うけれど、いちいち日本sageを挟んでくるのが少し鼻につきました。 ・

          23年11月に読んだ本の一言感想メモ

          VS 井道千尋女流二段(2戦目)

          井道先生にリベンジ戦を申し込み。 前局では穴熊の鉄壁を崩し切れず時間切れになってしまったので、今回はそうならないよう「ある秘策」を用意して挑みました。 3手目▲6八飛がその工夫です。 簡単に説明すると「4手目に△5四歩と突かせないぞ」という意味で、井道先生が得意とされている中飛車左穴熊を封じる狙いです。 それでも△5四歩なら▲2二角成~▲5三角で馬を作れます(参考図)。 本譜は△5四歩でなく△6二銀だったので中飛車左穴熊の線は消えました。 また先手の角道が開けっ放しな

          VS 井道千尋女流二段(2戦目)

          VS 竹部さゆり女流四段(2戦目)

          前局のあと、同先生にすぐさまリベンジ戦を申し込み。 これまで2~3日おきのペースで指導対局を受けていましたが、前局の負け方が1週間くらいショックを引きずりそうな内容だったので即日再戦したほうが精神衛生上よいと判断しました(^^; さて、本局は石田流vs4手目△4二玉。 これに対して角道を止めずに▲7八飛と突っ張るのがワイの流儀ですね。 VS塚田女流戦では上図から△8八角成~△2二銀で穏やかな展開になりましたが…。 △4五角から激しい乱戦に突入!! こうした力将棋は竹部

          VS 竹部さゆり女流四段(2戦目)

          23年10月に読んだ本の一言感想メモ

          ◆23年9月はコチラ ・『画像生成AIがよくわかる本』田中秀弥、松村雄太★★★☆☆ どういうわけかAI画像生成の本って少ないんですよねー。本書ではStableDiffusionとMidjourneyの二大サービスをメインに解説。画風が全然違うから両方扱えるのが理想だがDiscordイマイチ使いこなせておらぬ…。 ・『日本のシン富裕層』大森健史★★★★☆ かつての富裕層は土地成金や親の相続が多かったが、近年はYouTuberや暗号資産長者など「ネット活動を主体とした比較

          23年10月に読んだ本の一言感想メモ

          VS 竹部さゆり女流四段

          ウォーズ指導対局の第3回は竹部さゆり女流四段。 かつて碓井、清水さんらと同時期に奨励会に在籍していたことから「奨励会3人娘」の一人に数えられ、1997年には女流タイトル戦にも登場された実力者であられます。 現在はコンピュータ将棋協会の理事に就任しておられ、多方面でのご活躍をなさっています。 さて、本局は僕の後手番(指導対局だから全部先手番なのかと思ってた)。 後手用の作戦は全然考えてなかったため、とりあえず一番指し慣れているゴキゲン中飛車を選択。 故・天野貴元氏の著書

          VS 竹部さゆり女流四段

          当ブログ発「中飛車左穴熊封じ▲9六歩」が定跡書に掲載されました!!2015/02/25

          ※ブログ10周年記念に「現代振り飛車ナビ」の記事を一部再公開します! 今月マイナビより刊行された高崎一生著『わかる!勝てる!!現代相振り飛車』P204に、なんと当ブログで発表した左穴熊封じの手順が言及されていました。 ・当ブログ初公開!中飛車左穴熊に組ませない方法(1) ・当ブログ初公開!中飛車左穴熊に組ませない方法(2) 上記記事は公開当初から反響が大きくTwitterや2chなどで定期的に話題になっていましたが、まさか本に載せていただける日が来るとは……高崎先生あり

          当ブログ発「中飛車左穴熊封じ▲9六歩」が定跡書に掲載されました!!2015/02/25

          当ブログ初公開!中飛車左穴熊に組ませない方法(2)2014/06/29

          ※ブログ10周年記念に「現代振り飛車ナビ」の記事を一部再公開します! 前回の記事の続きです。 第2図を再掲載します。 第2図までの手順は村田顕弘『アマの知らないマル秘定跡』にすでに書かれています。 △4二玉以下、①▲6八銀は△8四歩▲6七銀△8五歩で石田流を阻止されて先手不満。また②▲2六歩も△8四歩から相居飛車にされると7五歩の伸びすぎが負担になりそうです。 したがって定跡では③▲7八飛△5二飛として後手は目論見どおり中飛車左穴熊に進行していくのですが、そこをもう

          当ブログ初公開!中飛車左穴熊に組ませない方法(2)2014/06/29

          当ブログ初公開!中飛車左穴熊に組ませない方法(1)2014/06/28

          ※ブログ10周年記念に「現代振り飛車ナビ」の記事を一部再公開します! いま、「中飛車左穴熊」がアマ間で大流行しています。 はじめ東大将棋部がこの新戦法を大会に引っさげて連戦連勝したのをきっかけに今泉元奨励会三段がプロ相手に採用して勝利を収めてから一気にブームに火がつきました。 中飛車左穴熊の狙い筋をものすごく簡単に説明すると、 まず中飛車に振って下図のように穴熊に組んだあとドガーン!!……はい、以上です(笑)。 普通の対抗形ではなかなか許してもらえないはずの▲6六(4

          当ブログ初公開!中飛車左穴熊に組ませない方法(1)2014/06/28

          VS 塚田恵梨花女流二段

          ウォーズ指導対局の第2回は塚田恵梨花女流二段。 ご両親はともに将棋棋士(父:塚田泰明九段、母:高群佐知子女流四段)で、ご家族全員が居飛車党です。 また昨年より始まった女流順位戦ではぶっちぎりの好成績でA級に昇級され、現在もっとも勢いのある女流棋士の一人でもいらっしゃいます。 さて、本局は僕の石田流宣言に、メジャーな4手目△4二玉。 以下▲6六歩なら穏便ですが▲7八飛が早くも波乱を含んだ手で、 △8八角成~△4五角の乱戦は「わずかに後手良し」ながら、ガチガチに事前研究して

          VS 塚田恵梨花女流二段