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24年3月に読んだ本の一言感想メモ

◆24年2月はコチラ

・『藤井聡太ライバル列伝』大川慎太郎★★☆☆☆

現状の将棋界は「藤井一強」でライバルは当分現れないんじゃないかなぁ。顔と名前が一致してなかった20代の若手棋士を覚えられたのは収穫。

・『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈★★★☆☆

滋賀県在住のやたらスケールのでかい女の子の話。中盤から物語の視点が変わってしまいますが、できれば成瀬さんと島崎さんの面白い掛け合いをもっと見たかったなー。

・『シャーロック・ホームズの凱旋』森見登美彦★★☆☆☆

いつもの森見節が感じられない。ホームズが全然推理しないのは百歩譲ったとして、"魔法"はいくらなんでも反則じゃろがい…。

・『資本家マインドセット』三戸政和★★★☆☆

日本は少子高齢化による大廃業時代を迎えるから、優良な中小企業を安価で引き継がないかという提言。経営者と投資家を足して2で割ったような「資本家」という生き方はたしかに魅力的だけど実行は大変そうだ。

・『語学の天才まで1億光年』高野秀行★★★★☆

語学学習というより、これまでの冒険譚を振り返った集大成やね。コロンビアで筆者はモテモテだったけど、アジア人男性はヒスパニック系に受けがよいと聞いたことがあるな。最も整備されている言語は英語じゃなくてスペイン語って説も興味深かったです。

・『エレファントヘッド』白井智之★★★★☆

どう考えても頭おかしいのに、きちんと「ミステリー」してて草。無駄にグロいので読み手を選びますが、これまでにない斬新なシナリオであることは間違いないです。フツーの推理小説は読み飽きたって人はぜひ。

・『ひろゆきのシン・未来予測』★★★☆☆

最近のひろゆき氏は有名になりすぎたせいか大衆迎合主義に感じてちょっと敬遠気味でしたが、本書に関しては賛同できる言説が多かったです。

《今月の私的トップ3》


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