花火(連作10首)

短歌のみ別掲載します

Twitterに掲載したものよりさらに3首足し連作10首にしました

是非JSBの花火を聞きながら読んでください

花火(連作10首)

あれは花火その一筋の音となり夜空に行ったあなたの心音


いつまでも響きを失せぬその音はあなたの声であなたの笑顔で


戸惑いのあの日の影を後ろから連れ戻してる綺麗な人の手


私より先に歩いてゆく背中かけた言葉はあなたの言葉


煙草の煙 奥から届くその声に曇りはなかった晴れの日のこと


赤々と溢れていくのは月明かり散って焦がした浴衣の模様


届かない聞こえないのに足元の光を集めてまだ夏の日に


黒い瞳と黒い髪 夏の日に白く塗りつぶしてゆく白いキャンパス


背の高い人に背丈は届かぬ子 心の高さにもう寄り添って


金色のあなたの眼鏡のキラキラは窓辺の日差し私にくれる


2018.7.11 心からの感謝を込めて

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