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短編怪談

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短編怪談2 喫茶店

短編怪談2 喫茶店

だいにわ

学校の帰り道。
山田と別れ、僕は家の近くの潰れた駄菓子屋の角を曲がる。
するとレインコートを着た女性が立っていた。
通り過ぎようとすると声をかけられた。
「ちょっと、悪いんだけどその制服、西藍高校の人だよね?」
「ぇ、あ、はい、そうですけど…?」
近くでよく見るとこの人、耳や鼻がピアスだらけだ。
「それなら、8月に冨田にある空き家に忍び混んだ人たち知ってる?」
嫌な気持ちになる。忘れら

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短編怪談1    床

短編怪談1 床

僕の日課は目をつむること。
見たくないものを見ないように。
ぎゅっと瞑る。

そうすれば、人と変わらない日常しか見えない。
でもたまに、無理やり目を開けられることがある。そんな時、僕は走って逃げ出す。そんな事する奴は大抵怖いを通り越して命の危険を感じる奴だからだ。

でも、僕の世界は二つあることに変わりはない。

だいいちわ
ゆかあの日、僕は空き家にいた。深夜2時。学生が起きていて良い時間では

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