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「夢」と現実(ヒロアカ)の交錯

「ビル街を走っているワタシ。

後ろをちらっと見ると、空を飛んでいる敵が、黄色い光線を出して攻撃してきた。

その衝撃波を利用してビルの壁に向かって跳び、膝で衝撃を吸収しながら着地する。

即座に重力制御の能力を発揮させ、ビルの壁を地面のように駆けながら、敵の攻撃をかわす。

それにしても、敵の攻撃を受けても壊れない壁は、現代科学の賜物か。

私も手から黄緑色の光線を出し応戦するが、なかなか敵に当たらない。

苦戦していると、ふとした拍子に重力制御を解除してしまい、私はそのまま地上に落下した。

すると敵は攻撃を止め、姿を消した。

横の灰色の煙の中から味方と思われる女性が出てきた。

「ま、しょーがない」

私は消えた敵の姿を追うように、空を見上げた。」

太陽の光が眩しい。


朝だ。

夢の中では、重力なんて関係なく動けていた分、今、地に足が付いているのが惜しいと感じる。

もう一回軽やかに街を駆けたい、と、二度寝を始めるが、夢も見ずにぐっすりだった。

見る判断を先送りにしていた映画を、今日こそ観に行かないと。


そう決めてからは、あっという間でした。


観に行ったのは『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ワールドヒーローズミッション』。

詳しい感想は別noteに書きました。


15分の予告編と2時間弱の本編、終われば映画館の暗がりを抜けてウインドウショッピング。

使いこまれた茶色い紙袋のようにしわしわな、合成皮革のカバンを見つけて「かわいい!」と駆けよったり、

敬愛する小林賢太郎さんが着ていたものによく似た、黒いギンガムチェックのワイシャツが目に入って引き返したり、

赤い靴下が欲しいなと探すも、「ボルドー」の靴下しか見つからなかったり。


気持ちが晴れ晴れして、なかなか好きな一日でした。


【ayamenko様、素敵なお写真をお借りしております。ありがとうございます。】