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AIに物語の翻訳をしてもらうと・・・

先日書いたお話を、ドイツ語に訳して夫へのプレゼントにしようと思い、でも、自分で訳すのは面倒だから、AIに下訳をさせて、長女に修正を頼みました。

DeepLというのがまあよくて、よく使っているんだけど、今回やってみて、お話には向いてない部分があるなあと思いました。

まずは長文が入れられないので、区切って訳させたことも原因だとは思います。
だから、表記ゆれが結構ある。
例えば「じいさん」を「Großvater/祖父」「Opa/じいちゃん」「Alter Mann/老人」のように、ばらばらと使っている。

あと、お話の書き方で「〇〇は『---』と言いました」が、うまく訳せず、二重になっていることが多かったです。

もちろん主語を明記してない場合、主人公のじいさんの行動なんだけど、「Ich/私」と補われてしまう。

その他、「よく」を「頻繁に」の意味じゃなく、「十分に」の意味で訳していて、おかしいなど、細かなところを言えば、枚挙に暇がありません。

今まで、DeepLを使うのは説明書とかビジネス文書的なものが多かったので、これらの欠点に気付ませんでした。
ドイツ語を読むのが面倒だから、日本語にして意味が分かればよかったという使い方か、自分の書いたドイツ語が自分の意図したニュアンスになるかチェックしたりという使い方から、人に読ませるものだということで、より厳しくなっている部分はあるのかもしれません。
でも、まだ日本語の物語とドイツ語の翻訳は今のところ相性が悪そうです。

修正箇所は大分あったけど、それでも全部打つよりかはもちろん楽だったんだけど、逆に直しもれとかがありそうな気がする・・・

そもそもタイトルは、「じいさん と クロウタドリのうた」のつもりだったのに、訳は「じいさんとクロウタドリの うた」になっていた。
それは確かに私の「つもり」だけで、日本語でもそういう取り方はできるんだよね。
できるけど、お話の書き方というか題名でよくあるパターンみたいなのがあるから、多分日本語話者なら私の意図で読んでくれるんじゃないかとは思うけど。
というか、日本人は誰の歌?って思わないで、読み進めるのかな。
訳さない限りは、別にどっちでもいいっちゃいいような・・・

でも、長女の訳を二人で調整しながら打ち直す作業はなかなか面白かったです。
私は長女には日本のマンガとかアニメの翻訳をやればいいのにと言っている。
(私も最新作がいつも読めるようになるかもしれないから!w)
そのためにも日本語がんばってもらわないとねー!

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