その時、事件は起きた。

それは私のミスだった。今更だが、四国はガソリン代が高い。福岡が120円/ℓとすると、四国はその10円増しくらいのイメ―ジだった。
稀に、比較的安い所もあるので、渋ってしまったのだ。

マップを見て、
「まだまだあるさ(*´ω｀*)　次いこ！次！！」
なかなか、求める値段の所はなくマップを頼りにバイクを進める。
「さて、そろそろ時間も無いし、その先にスタンドもないし、ガソリンも無いから次は確実に入らないと、、、」(;^_^A）

諦めて、その最後のガソリンスタンドに差し掛かった

え？なんか、閉鎖されてない？まだ営業時間のはず、、、
え？Googleさん！？　ここで合ってるの！？　違うよね、、、、

ガソリンは僅か。
渓谷の陽は落ちかけ、車もほぼ通らない。
はい詰んだ。終わった。

どうしようか。JAFを呼ぶか？レッドバロンのロードサービスも時間が厳しいか。警察も、、、、うーーん
ガソリンスタンドの前で立ちつくす。

すると一台の軽トラックが停まり、おじちゃんが声をかけてくれた。
「にいちゃん？どうした？」
神の救いだった。その後、農協の倉庫のガソリンを分けて頂けた。
もう、感謝でしかない。
おじちゃんは、この後まだ仕事があるそうで、そこで別れたが本当に助かった。名前も何も聞いていなかったが、いつか御礼を改めて言いにいきたい。

その日は、仁淀川町という町でキャンプすることにした。
ふらりと立ち寄った小さな町だが、美しかった。

このキャンプ場でも、また旅人と出会い、酒を飲んだ。
とにかく星の綺麗な夜でした。

四国編は次で最後！最後はあの名所に行き、全体を振り返ります！！