まずはブライダルチェックから

※この記事は2023年2月に別の媒体で公開していた記事からの移植です。

そもそも自分が生殖可能な状態なのか、妊娠出産の際に問題になるような隠れた病気はないか、まずはそれを調べることが妊活の第一歩。
というわけで近所の産婦人科へ行ってきました。

クリニックは以前職場の先輩がお子さんを出産した際にお見舞いに行ったことのあるところ。まさか自分がかかる日が来ようとは…。

問診票の主訴のところ、「子どもがほしい」「検査をしてほしい」に◯をつける。AMHの検査など、と補記。

2枚目に不妊治療希望書なるものがあって、該当するなら書いてください〜と受付の人に軽く言われたのだが、まず「夫の氏名」欄にびびって手が止まる。しばし考えた末、ひとまず今回は検査を受けたいだけなので2枚目には何も書かずに提出。

すると

「こっち(2枚目)も書けるところだけでいいので書いてください」

仕方なく夫の欄を空欄にして、希望する治療は人工受精に◯。
(補足:当時は海外バンクから輸入した精子でのAIDから始めるつもりで、ワンチャン近場のクリニックで受けられないかと密かに探ってました。)

当然ながら不妊であるという前提なので、いつから子どもがほしいと思っていたか(要するにいつからタイミングを見計らって性行為をしていたか)という設問が。ここは妊活を始めたいと思っている未来の日付を記入。

ツッコミどころ満載だなと思いつつとりあえず提出する。特に何も言われない。

診察も淡々としていた。

何か聞かれたら探りを入れてみるつもりで身構えていたけれど、向こうも検査に来ただけの人を詮索するつもりもなさそう。(当たり前か)

血液とおりものを採取して、感染症の検査とホルモンの検査(これはオプションだった)で計2万3千円程度。
結果は10日後とのことでこの日は終了。


後日

結果を聞きにクリニックへ。目立った異常はなさそうでほっと一安心。一番気になっていたAMH(卵巣予備能)値も年齢の割には高くてちょっと嬉しい。

今後の治療に関して、意を決してドクターに聞いてみた。
日本海「実はパートナーが海外にいてタイミングを取ることが難しいのだが、海外のクリニックから送ってもらった凍結精子で人工授精を受けることは可能か?」

結果、普通に断られる。

外からの移送は安全性が確保されないため一切受け入れていないとのお話でした。いや、そうだよな。ですよねって感じだ。

本当はいくつかクリニックを当たってみるつもりだったけど、このときのドクターの雰囲気から近場のクリニックをしらみつぶしに探すことは現実的ではないなと悟りました。もしかすると受け入れてくれるクリニックがあるのかもしれないけど、そのために半分嘘の事情を説明して不審がられたり門前払いされたりする心労を思うと耐えられそうになかったし、いずれ妊娠した際に分娩先がなくなるおそれもあったので。狭い町なのでね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?