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核兵器を運搬・運用するためのシステム

 国産の戦術核兵器の開発に成功したとしてもそのままでは使えない。運搬や運用について考える必要がある。
 そもそも、日本が必要とする戦術核は何をターゲットにするのだろうか?

ターゲットは?

日本の戦術核兵器のターゲットは、敵国の艦隊、輸送船団、潜水艦隊、港湾・潜水艦基地、上陸してきた敵の橋頭堡・要塞となるだろう。

これらをターゲットとし、敵の侵略や海上封鎖を粉砕する。ターゲット近くの地上、地中、海中、上空、あらゆる場所で爆発させ、様々な損害を与えることを想定する。

上記を前提として、運搬・運用について考える。

運搬・運用

運搬手段

 また、運搬手段としては、戦闘機・輸送機・護衛艦・潜水艦・タンカー・メガフロート・トレーラなどがあるだろう。弾頭ミサイルから超音速滑空もしくは巡航ミサイルなどが利用できる。これに加えて、無人の「航空機・小型高速艇・小型潜水艦」や機動機雷(動ける浮遊機雷)・核地雷を大量配備することで、数を頼む海上民兵などへの対抗も考えうる。

通信手段

 通信手段も重要だ。射撃・誘導・爆発の管制をしなければならないからだ。地上の通信施設や海底ケーブルは切断・破壊されて使えなくなることが想定される。また、中国は衛星破壊技術を獲得しており、静止衛星軌道上の通信衛星は有事には直ちに破壊されることになるだろう。携帯無線ネットやインターネットは言うに及ばずだ。
 このような中で、スターリンクのような低軌道を周回する通信衛星コンステレーションは今後有望だろう。地上側も小型化できるし、多数の衛星群をすべて撃墜するのも困難だ。

サイバー攻撃・ハッキングへの対策

 OSやネットワークはTRONを改めて採用することも考えよう。Linuxなどオープンなものは軍事に向かない。

これからの検討

 穴だらけで雑な検討だが、検討のウォーミングアップのつもりだ。考えなければならないことは多岐にわたる。既存の検討内容についての調査も含めて継続的に続けたいと思う。

日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。