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人工の召使い(いわゆるAIとAR)

アイアンマンのジャービス。
バビル二世のロデム。
攻殻機動隊のタチコマ。
キャプテン・フューチャーのサイモン博士。
バンパイア・ハンターDの左手の人面疽。
映画インターステラーのTARS。
2001年宇宙の旅のHAL9000。
アラジンのランプの精。
エイリアンのマザー。
映画her/世界でひとつの彼女のサマンサ。
翠星のガルガンティアのチェインバー。

時代もレベルもバラバラですが、人は自分を支えてくれる人間以上の力を持った存在を創造してきました。Google検索やアマゾンのリコメンデーション、アマゾン・エコーなどの音声アシスタントなどは、この流れを汲むものでしょう。

人工知能と人工現実

人工の召使いはロボットより先に身近な存在になってくるでしょう。彼らの心は人工知能、身体は人工現実によって作り出されます。そして、人間と遊んだり一緒に仕事したりする存在となります。感情移入できるような振る舞いも作り込まれるでしょう。
また、召使いたちは互いにコミュニケーションし連携して動くでしょう。

役に立つ場面

普段は体験しないような危機的な状況で、彼らの力は発揮されるのではないでしょうか?単なる遊び相手、暇つぶしの相手だけではありません。例えば以下のような状況です。

事故
戦争
災害
恐怖
強盗
宇宙
深海
試験

どんな時も冷静に諦めずに手伝ってくれるでしょう。

実装に使える技術

その時代に使えるデバイス、ソフトウェアが全て利用できるでしょう。今はスマートフォンやブラウザ、xRグラスやHMD、音声アシスタントなどてす。それらに備わった、通信手段、センサーやビーコンが全て使えます。
自律分散、マルチエージェント、ワイヤレス電源供給なども必須のキーワードになりそうです。

一足飛びにはゴールに近づけない

最初にあげたSF作品では現実の身体をもつ召使いがたくさん登場します。これらロボットの実現も徐々に進んでいますが、一足飛びには行かないでしょう。まずはできるところからすすめるしかありません。

また、アイデアだけなら小説やアニメ、実写映画、ゲームで表現することもできます。80年代のSF作品で語られていたことは、少しずつ形になってきています。人間の想像力と現実の間には五十年ぐらいのギャップがあるのかもしれません。
五十年後は2071年。すでに令和は終わって次の御代になっているでしょう。新たな御代に向けて、アイデアを残していくというのも面白そうです。




日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。