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消費者の利用シーンを先回りして考えるとビジネスになる。AUNEの在庫解消サービスから学ぶ。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01052

今回取り上げるのは洋服をコーデで売るというアパレル業界が見落としがちだった点をうまくビジネス化したサービスです。

MOUSSY(マウジー)やSLY(スライ)などのブランドを展開するバロックジャパンが提供するサービス「AUNE」(アウネ)は、販売シーズンを過ぎたいわゆる"在庫"をコーディネート提案して売るというサービスになっていて、私生活が忙しくてファッションを楽しむ余裕がないような服を選ぶ時間を時短したい層をターゲットにしており、利用シーンごとにカテゴライズしてコーディネートを提案しています。
そのためブランド名は表には出さず、詳細ページに行かないと見れません。


私の独断と偏見ですが、このサービスって従来のアパレルブランドの世界観を前面に打ち出したプロモーションとは真逆でとても面白いし、アイデア自体はぶっちゃけ昔からあった考えであるけれども、どこまでもファン目線で考えた結果、在庫として保管や廃棄するしかなかった商品を売り上げに変えることができているんじゃないかな?って思いました。

いままでのブランドはどこか「うちの商品身につけることがステータスでしょ?買いなよ。」ぐらいのテンションだったと思っていて、時間やお金に余裕のある消費者はそういうブランドの世界観に共感して購入すると思うんですが、
今回のAUNE(アウネ)は、利用シーンというところでカテゴライズすることで消費者ってこういうときはこういう服を着ていくかな?といった消費者の迷いを先回りして提供することで、利用シーンを考えてコーディネートしなければいけないというジョブを解決した為、売上を上げることができているんじゃないかな?って思いました。

私はユニクロでアルバイトをしていた経験があるのですが、ユニクロもコーディネート提案で売ることで客単価を上げようという狙いがあったのですが、正直売り場ではお客様がどういった利用シーンを想定してお店にいらしているかが見えない為、提案するコーディネートが似通ったものになるという印象を受けました。
AUNE(アウネ)は様々な利用シーンを先回りして考えているので、幅広い提案になるし、とってもいいなって思いました。
普段の自分とはちょっと違った服にも出会えるし、素敵なサービスだなって思います。

ぜひ利用してみてください!

https://auneforyou.jp

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