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【読書】いますぐハッピーになる本

ある日、金色の大きい折紙もらったのが嬉しくて、金色の龍を折ってSNSに載せたところ「ほしい!」と、コメントが。

折紙の金の龍。40センチ。デカイ🤣

龍の詰め合わせみたくなってしまったのと、
キヌバリコーヒーのドリップパックを送ったら
この本が送られてきたという流れでうちにたどり着いた本。

この本は、画家のよっちゃんこと山口陽介さんからの贈り物です。
よっちゃんはとてもハッピーな絵を描く画家さん。彼の仲間で友達の幸四郎さんの本です。

なんならあの龍と色味も似てますね

率直な感想が

「読んだ次の日、朝目覚めたとき久々にそれだけで幸せな気持ちになりました」(北海道在住 40代女性)

「…青汁の感想かなんかですか?」
みたくなってしまいましたが、
知ってる方は知ってると思うんですけど、私、昨今結構不満や愚痴多めの人なんですよ。

朝は「ああ、また一日が始まるのか…」と気が重い日が多かったのです。

昨日この薄い本を読んで寝ただけなんですが、
朝の寝覚めめっちゃよくて
いやー。早起きした。嬉しいなあ。

雪かきして「こんなに綺麗に雪かきできて嬉しいなあ」とか思っちゃったわけです。

思わなくちゃなあ、そう思いたいなあ、感謝できたらなあとは思ってましたが、こちらに来てからかなり制限が多いし、休みはないし、理不尽だし、毎日がちょっとしんどかったのもあり「やー幸せ♥️」なんて、泊まりでホテルに泊まって風呂に入ってるときとかくらい。

目が覚めるだけでこんなに幸せで嬉しいとかもう久々の感覚でした。
なにこれ。

とても怪しいこと言ってるけどこれが率直な感想。
そうなる本とかなかなかないですよね。

理屈でないんだと思うんです。
理屈で説明出来ないから読んで欲しい。

ただこれだけでいい、幸せは「探したりたどり着いたりなんぞしなくてもなんもなくてもただ存在できる幸せ」みたいなものを思い出させてくれる本でした。

メーテルリンクもビックリの幸せの黄色い本です🐥

とても薄く読みやすく、そして、ホントに色んな悩みがどうでもよくなる本だし、ほんと皆(私も含めて)もう少しアホでいいのではと思います。

言うことが悉く頓珍漢なのにちゃんと全部叶う「こうちゃん」こと川島孝一さんが主人公の本。

主人公というか、幸四郎さんが友達としてどれだけこういちさんを信頼して、好きで、すごいと思ってて、感謝してるというのを素直に書いたものって感じなのですが、めちゃくちゃ面白いし、気持ちも軽くなります。

大問題が起きたとしてもこういちさんは「ハッピー」と言っちゃう。
そう思わなければいけないとかでなくて、ごく自然にそういってる感じ。

そして、それを不思議だとかどうかしてるとか驚きながら、
時々引きながらもそれをスゴいと素直に感じる幸四郎さん。

感覚が非常に人間的な幸四郎さんの文中のツッコミが悉く的確なんだけど、物凄く「他力」を蛇口を捻れば水が出るレベルで信頼してるかのような
こういちさんは、とんでもない苦境も無謀な挑戦もを次々解決していく
他力で。

些末なことで悩むのはバカらしくなるし、本当に何につけても素直感謝が大事だなと改めて考えさせられます。

じぶんちの神棚の名前が他力本願寺(寺!🤣)で
吹き出してもうダメでした。おかしい。

感謝で溢れてるときは間違いなく、人間ハッピーなんですよね。

何も説教やこうしなさいとかひとつも言われてないんだけどすごく、
反省させられます。こんなにも毎日幸せなはずなのにね。

彼(こういちさん)と関わりある人はネジというネジが吹き飛んでるイメージがあります。とてもいい意味で。そしてみな規格外のことをやってのけてるんですよね。すごい。え、何すごいと思ったら彼の友達とか割とあります。

感謝が足りない感謝をしろと新興宗教のひとに囲まれて感謝を強要された子ども、青年時代とかもあったので、もう「感謝」ときくだけで拒絶反応起こしていたほどにアレルギーがある言葉だったのが、染み渡るように五臓六腑に浸透していきました。

著者の石本幸四郎さんには、私多分二度ほどお会いしてます。

一度目は、たまたま仕事の契約で行ったお店で
「カレーやさんに映画を見に行くけど一緒にどうですか?」といわれ、
何もわからず見に行ったらめちゃくちゃ感動したという出来事がありました。
(カレーも意味わからないくらい美味しかったです。つなぎ屋さんは今どこでカレー作ってるんだろう)

映画の主人公が幸四郎さんで、とても、すごく良かったんです。

よっちゃんから「YouTubeで見られるよ」と教えてもらいました。
超嬉しい!何度も見られるじゃん。

この「映画は5分の動画編集しかしたことない人が作った」と本にかいてあり心底ビックリしました。
めっちゃ良かったんですよね。

↑こちらが私おすすめのすごく見て欲しい映画。

あまりにも過酷すぎる砂漠を縦断するマラソンのドキュメンタリーなんだけど、悲壮感とかご苦労とかより、「ハッピーハッピー」いってる姿が印象的。穿った目で見たらバカなんじゃないのと言いたくなる位大変なときも「ハッピー」って。アフロかぶってるしもう意味がわからない。

でも熟練のランナーたちがリタイアしていくなどもある中、全員でゴールすると決めてやり切ったのがすごい。

めちゃすごいのに…泣くのに…アフロ。

犬たちのところがすごく素敵で、ドキュメンタリーでやらせなしで奇跡的にこうなるのホントに素敵だなあと思う。

アタカマ砂漠は2016年秋にトライしたとのこと。
その映画の上映会で購入したTシャツは、黄ばんでるし色褪せてるけど未だに着てます。
シワシワ🤭

2度目は、五年前。
目を見て言葉を描いてもらいました。

どんな時も前を向き歩み続けてきたよね
そんな育恵がいてくれたことで周りに
笑顔の花が咲いているよ
だからもっともっと自分を誉めてあげて
そして堂々と喜びを選んであげよう

選んだ結果に出てきたことに嫌気がさしそうな時も、ハッピーって言ってみよう。

すごく「ああ」と思ったのは、マラソンに挑戦をしてあまりにも辛くてリタイヤをしたいけど、「つらいならやめていい」って言ってくれるのを期待したけど、「どうするか選んで」と言われ葛藤して、悩んで悩んでリタイヤを決めたとこ。

リタイヤなんて諦めでしょう?となりそうなところですが、それが誰のせいにもしないで自分で決めたことというところが、

すごくぶっ刺さりました。ちょっと泣いた。

好きなところは色々あるのですが、冒頭のひすいこうたろうさんの無駄遣いがすごくツボでした。

たった72ページで写真がめっちゃあるのに、すごい読みごたえでした。とにかく読んで欲しい一冊。

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