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5月16日/メルヘンは生みだされる生命力が作用する

"子どもにメルヘンを読んで聞かせるか、
自分でメルヘンを作り上げるかで、
どれほど大きな違いがあるか、
一度よく調べてみてほしい。

メルヘンをたくさん読んで、
読んだメルヘンを子どもに語ってみるとどうなるか。

それはらは、
教師や親が自分で作ったメルヘンを
子どもに語るときのような作用をしない。

自分でメルヘンを作ると、形成のプロセス、
つまり生命的なものが教育者のなかに存在する。

そのプロセスが子どもに伝わり、子どもに作用が残る。

原始的、図式的な子どもの線画を見ると、
子どもの観照と子どもの原始的な自己感知が、
人体諸器官のなかで合流しているのが見出される。

子どもが描いた線の一本一本を、
「ここでは、子どもは目に由来するものを
描こうとしている。あそこでは、
内的な感知に由来するものを描こうとしている」
と、見分けることができる。

6歳・7歳から9歳のあいだに、
内的な器官知覚が育成されなかったら、
すぐに知性が生い茂ってくる。

この知性は根本的に、
人間の知的ないとなみの敵であり、社会生活の敵である。

私は人類の白痴化に賛成しているのではない。

しかし知性には、寄生的な性質があるのを
認識することが重要だ。"

     <<シュタイナー教育ハンドブック>>


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