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新学期に読み聞かせしたい本

新学期がスタートして、ちょっとそわそわする時期ですね。新学期は子供たちが1つの活動にかかる時間が読めなかったり、緊張している子がいたりするので、読み聞かせできるように、本を用意しておくとクラスで過ごす時間にゆとりが生まれます。今日は、私が新学期に読み聞かせする本を紹介したいと思います。

①教室はまちがうところだ

子供たちの「まちがえたらどうしよう」という気持ちに寄り添いつつ、「まちがいをおそれずにやってみよう!」「だれだってまちがえるものだよ。」という温かいメッセージと、「まちがいも失敗もみんな受け止めるそんなクラスを作りたいんだ。」という先生の思いがダイレクトに伝わってくる素敵な絵本です。学級開きの週には必ず読み聞かせする定番中の定番です。

②ものぐさトミー

ものぐさすぎるトミーに大爆笑。緊張してしーんとしていた教室も一気に笑いに包まれます。春や新学期にまつわる本ではないので、いつ読んでもいいのですが、この本は低・中・高どの学年の子供たちからも食いつきがいいので、トミーについつい頼りがちになる4月です。

③ねえ、どれがいい?

子供たちに緊張した雰囲気をほぐすのにぴったりの絵本。「自分ならどれがいいかなあ?」と考え、つい友達とお話ししたくなります。子供たちが自然と笑顔になる絵本です。

④ガンピーさんのふなあそび

またしても、ジョン・バーニンガムの絵本。「ふねにのせてほしい」と次々に動物たちがやってきます。ふねはたちまち人や動物でいっぱいになり…。ラストのガンピーさんの対応に、読むたびに心が洗われます。ガンピーさんのように広い心で子供たちに接したいという思いがわいてきます。自分の教師としての在り方を思い出させてくれる私にとって大切な絵本なので、いつも新学期に読んでいます。最後のシーンは、「この後、どうなると思う?」と一度考えさせてからページをめくるのもいいですよ。

⑤ともだちや

友達ができるかどうかはこの時期最大の関心事。お話をきっかけに「友達ってなんだろうな」と考えるようになります。シリーズもたくさん出ているので、低学年の読書の入口にもぴったりの絵本。

読み聞かせをすると、教室になんだかいい感じの空気が流れます。こちらに紹介した本でも、自分のお気に入りの本でもいいので、ぜひ読んでみてください。



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