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秋田県・西馬音内盆踊りに行ってきました!

東北の祭りに行きたい

 6月頃、こんなことをつぶやいていた私。

 本当に何気ないつぶやきだったのですが、すかさずシェア街住民から、「それなら西馬音内盆踊りに行こう」との反応が!

 にしうまおとうち……ではなく、西馬音内(にしもない)
 ここで知るきっかけがなかったら、読み方さえも一生知らずに終わっていたかもしれません。

 2020年はコロナで中止、2021年は無観客開催で、今年は有観客になったものの、規模は縮小しての開催でした。
 直前に第7波が来てしまったので、無観客や中止にならないかハラハラしていたのですが、無事に行くことができましたよ!
 
今回はその時の旅レポをお伝えします(*^-^*)

新幹線→在来線で十文字駅へ!

 お祭りは夜19:30からの開催だったので、当日はのんびり出発。お昼前に宇都宮から新幹線で、まずは北上を目指します!
 新幹線なんて何年ぶりでしょう…。かつて青森の大学に行っていましたが、関東圏との移動は夜行バス一択だったので、新幹線なんて滅多に乗らなかったのです。

 大人になったなぁ……。(しみじみ)

 東北ということで、仙台の牛タン弁当とか海鮮弁当とか楽しみにしていたのですが、コロナの影響か車内販売はないとのこと。北上までは乗り換えもなかったため、宇都宮でお昼を調達しました。食べたことのなかった日光名物ゆばむすび!

新幹線が日光を通らないというのはさておき。
ご飯がもちもちで美味しかったです。

 ご飯食べたりうたた寝したりしている間に着きました! 北上!
 ここでは、在来線への乗り換えが7分。しかも、3時間に1本というレアキャラなので、絶対に逃せません!

一両の可愛い電車。

 無事に乗り換え、ここでシェア街住民(その1)と合流します!
 その後、横手で乗り換え、宿泊先のある十文字駅まで向かいました。

お宿に着きました!

 今回のお宿は、十文字駅近くのゲストハウス、CAMOSIBAさん。麹屋さんに生まれたオーナーさんが経営する、発酵バル付きのゲストハウスです。

 ここで、前日入りしていたシェア街住民(その2)と合流します!
 お祭りまでの時間は、食料調達がてら、道の駅までお散歩しました。横手焼きそばやら、謎の豆腐カステラやら仕入れて、ゲストハウスでプチ宴会です!(豆腐カステラ、知らない人はぜひ食べてみてほしい。カステラだと思って食べてみてほしい

 こちらのゲストハウス、冷蔵庫のお味噌やお漬物を自由にいただくことができました。(この日はスイカも!)きゅうりを漬けて食べたり、お湯を入れて味噌汁にしたり、他のゲストハウスではなかなかない体験をしました。

 19:00になると、ゲストハウスの発酵バルもオープン。宿泊者は無料でおつまみを1品いただけるというサービスもあったので、ここでも1杯やってました(*^-^*)
 自家製の果実酒と、いぶりがっこ&クリームチーズが美味しすぎた……。

お祭り会場まではタクシー移動

 会場の羽後町には電車では行けません。羽後町に宿泊できれば一番だったのですが、6月半ば時点ではもう満室でした。
 湯沢駅まで出ればバスがありますが、17:00台には終わってしまうということで、今回はゲストハウスからタクシーを予約して向かうことに。たくさんおしゃべりしてくれる運ちゃんの東北訛りが、なかなかの難易度でした^^;
 
 お祭り当日は、決められた臨時駐車場があったり、車両乗り入れできない場所があったりするので、車で行こうとしている方は要注意です!

不思議な雰囲気のお祭り

 会場近くでタクシーを下車。前日入りして会場の全貌を把握していたシェア街住民さんのお蔭で、スムーズに会場入りできました!
 お祭りは19:30からだったのですが、盛り上がるのは後半ということで、20:00頃に会場入りしました。十文字から羽後町までは、30分かからないくらいで着きます。

 当日は雨が心配なお天気だったのですが、どうにか持ってくれて、無事に屋外での開催でした。雨天の場合は体育館開催になってしまう予定だったため、ラッキーです!
 
 今回、私たちは事前に有料観覧席を購入しておりました。席を購入せずとも、立ち見で見られますが、万が一雨だった場合、会場に入れるのが有料席購入者という制約があったからです。(遠方から行く人は要チェック!)
 結局雨は降りませんでしたが、ゆっくり座って見られたのでそれはそれで良かったです(*^-^*)

観覧席購入者限定のうちわもらった!

 以下、お祭りの背景について羽後町のホームページから。

 西馬音内盆踊りは、ルーツをさかのぼっても記録がなく、何のための踊りだったか正確には分からなくなっているようです。
 見世物として現在の形に整ったのは、1935年に「第9回全国郷土舞踊民謡大会」へ東北代表としての出演が決まってからだそう。

 衣装の着物と浴衣はみんな柄が違います、大きく分けて端縫(はぬ)いと言われるパッチワークみたいな着物と、藍染め浴衣があります。端縫いは、かつては一家に一枚しかなく、家族の中で一番踊りがうまい人が着る風習があったようです。
 また、笠でや彦三(ひこさ)頭巾で顔を隠すという特徴があります。

 自分で撮った動画をnoteにアップする手段がないため、無観客開催された2021年の公式動画をどうぞ!

 めっちゃ儀式っぽい! なんか召喚されそう!
 
踊り手さんは指先まで綺麗で、はぁ……ってなります。(語彙力)
 華やかなお祭りという雰囲気でもなく、かといってしめやかすぎるわけでもなく、なんとも不思議な体験ができました。

変身サプライズ

 今回お祭りに行くにあたり、一緒に行くシェア街住民さんが、地元で活動しているNPO法人みらいの学校の方と事前に連絡を取ってくれていました。
 当日も事務所にいらっしゃるとのことで、みんなで会いに行くことに! 事務所ではお祭り衣装に身を包んだスタッフさんたちが出迎えてくださいました。
 実際に踊るわけではないものの、スタッフの方のおばあ様がいらして、着付けをしてくれたとのこと。毎年踊り手の着付けをしている方で、今年も楽しみにしていたそうです。

 そこで、なんと……

 突然やってきた私たちも、着付けしてもらっちゃいました!!

変身しました(踊れない)
誰が誰だか不明。

 まさかこんなサプライズが待っているとは思わず、感無量な体験でした。
 スタッフの皆様、おばあ様、ありがとうございました!!

おばあ様お手製の笠ストラップまでいただいてしまって(´;ω;`)

倍速&スロー盆踊り

 サプライズ着付け体験の後は、再びお祭り会場に戻ります。
 私たちが行ったのは最終日のお祭り3日目だったのですが、ラストは盛り上がるとのこと!
 先ほど挙げた動画のラスト5分くらいを見ていただくと分かるのですが、お囃子と踊りが倍速になったり、急にゆっくりになったりします。
 そして、フィーナーレはお囃子の演奏です! 観客も踊り手も、お囃子をしている盆踊り会館の前に集まって、拍手喝采でした。

 西馬音内盆踊りは、現在ユネスコの無形文化遺産登録に申請中とのこと。登録が決まれば、また盛り上がりそうですね(*^-^*)

 22:00頃にお祭りは終わり、私たちも予約していたタクシーで帰路につきました。
 すっかり遅くなってしまったので、すぐシャワー&就寝となりましたが、ゲストハウスの発酵バルが大盛り上がりの様子でした!
 今度は交流目的に来てみたいなぁ。

CAMOSIBAの朝ごはん

 夜はおつまみだけで終わってしまいましたが、朝はしっかり朝ごはんをいただきました。自家製のお漬物とお味噌汁、そして食後の甘酒が、ここでしか味わえないものという感じで、本当に美味しかったです。

味噌汁で隠れちゃってますがお魚があります!

 この後は、横手のコワーキングスペースに行ったり、岩手の友達を訪ねたりしていたのですが、その話はまた今度(*^-^*)

 西馬音内盆踊り、ぜひ一度行ってみてください!

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