お勉強403:RT単独とイミフィンジの併用

https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/fullarticle/2809271


日本からの試験。DOLPHIN試験
イミフィンジをCRTではなくRTと併用する試験
(コンカレント⇒メインテナンスという形)

PD-L1陽性(中央値60%)の切除不能
患者35名の小規模II相(結局治療したのは33名)
術後再発が約1/4
1年PFS:72.1% PFS中央値は22.8か月
(ちなみにPACIFCのPFS中央値は16.9か月)

RTは7割は3DCRT 線量は60Gy
放射線療法は97.1%で完遂
イミフィンジ含めて最後まで完遂できたのは57.6%

肺臓炎は67.6%で発生、
うちG3/4の肺臓炎は11.8%
治療開始後8~12週が発症のピーク

G5の有害事象が5.9%(irAE一例、進行して気管食道瘻が一例と)
irAEでステロイドを必要としたのは20%

PD-L1≧50%は50%未満より予後がよかったと。
術後再発・若年がPFS良好と。

CCRTが受けれない患者(PSは良好という条件付きだが)
でこの成績はかなりいい印象。
コンカレントにイミフィンジを入れたのが良かったのか?
と筆者らは考察している。
あと、術後再発(リンパ節再発)は
イミフィンジ入れるレジメンの良い適応と考えてよさそう


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