マガジンのカバー画像

結婚相談所ニケクラブ

76
仲人として婚活を通して一緒に成長出来たらいいなあと思い書いています。婚活に悩んだ時ひと休みして読んでいただけたら嬉しいです。
運営しているクリエイター

記事一覧

仲人の仕事 親はがし

最近、幸せとは人によっていろいろで親子であっても、パートナーであっても違うのだとわかることがたくさんあります。 特に親はよかれと思って子供の幸せを願っていろいろ面倒をみますが果たしてそれが彼らにとっての幸せに当てはまるかは疑問です。 子どものことは母親の私が誰よりも知っているという過ちにも似た思い込みは、親孝行の子供にしたら重荷でしかありません。 親の愛情が身に染みるから余計に我慢してしまうというのはよくあることです。 親子であっても違う世界に身を置くようになるといろ

仲人の仕事  タイミングも運

半年前にこちらからお見合いの申し込みをした40代の男性。 なかなかお返事がないまま、もう一歩踏み込めない婚活迷い子です。 全く結婚がしたくないわけではなくさりとて何よりも優先して婚活にいそしむわけでもなく、最近の若もの?の感性はどこまでもアンニュイで流されていい、別にこのままでも構わない!と言う気持ちが漂っています。 親は早く!結婚して孫の顔を見せてほしい。 仲人の私と同い年の母親は専業主婦50年。お見合いで初めて顔を見た!と言うご主人は、親の勧めで何の疑いもなく結婚した

仲人の仕事 親の勘違い

知り合いから結婚相手を探している息子を助けてほしいと言われたので一度会ってほしいと言われました。 神戸の山手、閑静な住宅街に4階建ての建物。バブルの時によく見たしつらえの贅沢な一軒家だそうです。 その1階で宝石店。二階に48歳の息子さんと80歳の母親が住んでいるそうです。そちらの条件をいろいろ聞きましたが、実際お会いして…。ということになり、桜も満開の並木道をくぐってその館に着きました。 何とも上品なお母さまが、二階の玄関ドアから顔を出されました。 リビングに通されて一

仲人の仕事  写真と実物

会ってみたら全く別人だったというのはお見合いあるあるです。 途中で帰ろうかと何度も思ったという男性もいるようで、その点、女性は「全然違う!この日をちょっと楽しみにしていた私の時間を返して~」「あと少し我慢したら解放される。」となかなか辛辣ですが、一応話をして任務?を遂行します。そればかりを気にして何を話したかも覚えていないとはもったいないことです。 少し考えたら結果報告はその場ではないのですから、一生会うことのない人と今ご縁があって話している、共通点はお互い結婚相手を探して

仲人の仕事  時間がない

恋愛やお見合いに消極的な男性は、仕事が忙しいとか、大事な案件があって集中したい。また仕事が一段落しないと結婚する気にならないといろいろ理由を並べます。 かと言って結婚したくないとは言いません。誰かいい人がいればしたいと大体の男性はいいます。 数日前、速報で大谷選手の結婚!が流れました。 私も見るなり「えー!」となりなぜか続々とおばちゃんたちがLINEで「びっくりしたわー」とか「なんか寂しいわー」「お相手が日本人で良かった」「玉の輿!」まるで親戚みたいにいろんな感想を送って

仲人の仕事 女ごごろと…。

秋の空と昔は言いましたが、さて今はどの季節にも当てはまる?らしく、女性だけではなさそうです。 ころころ変わるとは何も若い人だけの事ではなく、シニアでもシルバーでもはたまたゴールドも! それは記憶の問題も年齢を重ねるとおきますが…。 あんなに熱を上げていた歌手や俳優が結婚した途端、冷めてしまったとはおばさん仲間でもよく聞きます。メディアに出ている人は大変だなあと気の毒に思いますが、やはり人気商売。自分が商品ですから致し方ないところでしょうか? 以前、プロフィールが出たと

仲人の仕事 ぬるま湯

母親の小言から逃れるため?に入会したかのような男性がいます。 自分でも四十半ば、そろそろ結婚しないといけないとは思っていても自分から婚活するのは格好が悪いというかめんどくさいと思っているかのようでした。 両親は二人とも七十を超えてそろそろ楽をしたい、商売を任せたいと思っているようで、顔を合わせれば「誰かいないの?いつまで一人でいるの?」と半ば脅迫に近い物言いになるそうです。 収入も十分あって、仕事も息子がやり始めての右肩上がり。 何を任せたいということなのかよくわからない

仲人の仕事 一足早い春

有り難いことに会員3人にお申し込みがありました。 「待てば海路の日和あり」ではありませんが、一人の女性会員は停滞気味のところの朗報。。 こんな時はヤイヤイいうのも良くないし、もともと、本人主導の相談所なので、水面下で動いてはいても静観を装っていました。小さくガッツポーズを私が取ったのは秘密です。 最近は女性だけにとどまらず、みんな周りからアドバイスめいたことを言われるのを嫌います。 かと言ってちゃっちゃと自分で決められるかと言えばそうではなく、助けを待っている!というち

仲人の仕事 いくつになっても

婚活している人の多くはアラフォー世代。男性はそろそろ50代も増えてきました。 ひとりで面接に来てしっかり話せる(当たり前!) 親は「あなたの選んだ人なら大賛成!」と言っているそうで、 「何しろ早く結婚してほしい。」と常々言われるそうです。 友達の一人に「なぜ結婚をせかすの?」と尋ねると「幸せになってほしいから。」 昭和の親たちはほとんどそう答えます。もう40歳だから!早く子供を産んでほしい。親からの願いです。そこに世間体も加わり…。 まだまだ口とは裏腹、子離れできていな

仲人の仕事  ちっとも進まない

かれこれ1年以上、なかなかお見合いもできずどうして?と親も子も悶々としています。 入会すればすぐにお見合いが決まって、半年ぐらいで結婚できると思っていた!なのに、提出した条件をクリアーできる!人がいない。とはなかなか鼻息の荒い母子です。 こんな私をどうして見つけられないの?といういらだち。 親もなんで決まらないの?と尋ねてきます。 待っているだけでは進みませんよ。そんな簡単なことでうまくいくと思っていても一向に動きは出てきません。果報は寝て待つは婚活には当てはまりません

仲人の仕事  心機一転

昨年は猪突猛進の婚活をしていた彼女。 申し込んでくる人は日に4,5人。 彼女の条件に合う人はなかなか現れませんでした。 アラフォー前の彼女ですが、はきはきとモノを言って、なかなか笑顔も素敵です。親なら、こんな人がお嫁さんに来てくれたらうれしいなあと思えるようなしっかり者。 すぐに見つかるものと思っていました。 彼女からの申し込みは関東地方の人が多く、たまに関西。 みんな立派な学歴に職業。年収も。 こちらが申し込めば85%の確率でお見合い成立です。 選ぶのに迷うほど重

仲人の仕事 二人の記念日。

婚活中でクリスマスは特別?バレンタインデーも…。 「それに向けてお見合い頑張りましょう!クリスマスにはプロポーズしましょう!新年に相手の両親にご挨拶できたらいいのにね。」とお尻を叩く仲人は多いそうです。 いつもこの言葉に私は違和感を持ちます。 それはクリスマスの夜、素敵な場所でプロポーズされて小さな箱を開ける。その中にはキラッと光る指輪。なんて素敵な光景でしょう。周りは祝福するかのようなイルミネーション。まるで映画のワンシーンですね。 夢を見ることはいいことですが、そのシ

仲人の仕事 タイミング

お見合いに臨む時、二人は緊張するものと思っているのは昭和生まれだけのようです。 しかしたまにいます。純情な若人。だからなかなか出合えない?チャンスを逃す? 京都から二時間かけてきた、30歳後半の彼は、尼崎辺りからのどがカラカラで、帰りたくなるほどだったそうです。なんかかわいい! 三宮駅で、女性の会員と待っていると硬い表情で気まずそうに前に立ちました。 ひょっとして「○○さんですか?」声がありませんがこっくりうなずきました。そんなときは女性の方が度胸があるというかいつもは恥

仲人の仕事  器にあった人

ボランティアであの人とこの人、あそこのお嬢さんと,病院の若先生。 バイタリティーにあふれたご婦人二人はいつもカップルを作る人助けに一生懸命です。 お話の中に、最近の結婚は難しくなったというのがありました。 自分の身の丈以上の相手を希望してきても長年の感から考えるとうまくいくわけがないとおっしゃるのです。 いくら両親が、兄弟姉妹が、高暦学で裕福であっても同じように相手にそれを求めてもそうは問屋が卸さない! 相手の家族が高学歴でないとつり合わないと思っている婚活彼女は結婚後