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大寒波 襲来

10年ぶりの大寒波が来るとか。警報級の大雪が降るそうで、さてこの辺りも降るのでしょうか?10年に1度の…。らしいですが、お正月が開けてさあそろそろ本腰を入れましょか!という時にです。

私の小さなころは雨戸が吹っ飛んだり、瓦は落ちて粉々になったり、暗い部屋でロウソクを灯して静かにしていたような…。

テレビもありませんでしたからラジオが頼りです。
不謹慎ですが、なんだかロウソクをテーブルの真ん中において、家族が一緒にいることが嬉しかったです。時には父がゲームをしようと言い出して、家の外は猛吹雪なのでしょう。たまに雨戸をけたたましくたたきますが、そのことを忘れるくらい熱中しました。

秋田犬のフジは玄関に入れてもらって、こちらもなんだか嬉しそうです。
家族の顔を見ては、嬉しそうに尻尾を振っていました。

朝になるとまっさらな蒼空。空気までも洗われたみたいで、山の木々や葉っぱまでも新鮮でした。

一番気を付けないといけないのは路の凍結です。冬の朝は日頃でも霜が降りて滑りやすくなっています。新聞を取りに行くのは私の役目でしたが、庭の土に氷がへばりついていて、歩くとシャキシャキ!いい音がしました。

石畳の道は一見安全なようですが、ツルリと滑ると一瞬で目の前は空!ということが何度かありました。

頭を打たないように気を付けていましたから大したことにはならなかったのですが、今の年代になると怖くてお日様が街を、道を温めてくれるまではとても外出する気になりません。

友達は心配性で、水道管が凍結したらどうしよう!」とか「スーパーに買い物に行けなかったらどうしよう。」と先の先まで考えすぎて、疲れるらしいです。彼女から「大丈夫!」と言う言葉を聞いたことが無いくらいいろんなことを杞憂します。何か日常と違うことが起こると一番に下手る方です。

私はどちらかというとイレギュラーが起きるとわくわくします。どうやって切り抜けるか考えるのが小さな時から好きでした。
ピンチになるとそれから脱出する方法をいろいろ考えることが楽しくて、神様はそんな私に、最大級のピンチをくださったのだと思います。

今、音もなく雪が降っています。
庭は、土も植木も…。暗闇の中真っ白な雪が積もりだしました。
きれいです。どうか雪の被害が少ないように!と祈りながらもその白さに見とれています。
明日の朝が何もなく訪れますように…。

なぜか熟睡していつもより30分も遅く覚めました。
雪が積もっているとはまだ気が付いていないニケは散歩に行きたそうです。
ニケが初めての雪を歩くのはどんなのかなあ~と長靴を履いて恐る恐る…。

「なにこれー!」というふうにクンクン、意外と元気です。
犬は喜び!というのをお互いにちょっぴり味わった朝になりました。
今日もいい日にしましょう!






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